LIBERTY独自ランキング
RANKING
Haidian District, Beijing, 100084, P. R. China
LIBERTY トップ 100 大学ランキング 22位
清華大学は、1911年に中国の北京に創立された総合大学で、国家重点大学(国から権威ある大学と指定を受け、予算の優先配分などを受けている大学)です。もともとは、北清事変の際に、国際連合軍による暴動鎮圧に伴い中国政府が連合軍に支払う賠償金を減額する代わりに、その差額を中国の学生がアメリカで勉強するための基金とすることになり、その基金によってアメリカ留学する学生が準備するための学校として建てられました。清華大学は、東のハーバードと呼ばれており、工学やコンピューターサイエンスにおいて世界一の大学として世界から評価を受けています。
Times Higher Educationによると、2020年のアジアランキングでは1位、世界ランキングでは23位となっています。
参考:
清華大学は“Self-Discipline and Social Commitment”(自己修練と社会貢献)をミッションとして掲げ、中国だけでなく世界で世代を超えたリーダーや世界に影響を与える人材をあらゆる分野で育てることに注力し、世界最高水準の教育と研究により、世界中の問題解決に貢献できる革新的解決策を追求しています。
大学院は、全部で270ほどのプログラムを提供しており、あらゆる分野を網羅しています。英語での授業をするプログラムも30近くあり、特に工学やコンピューターサイエンスが人気です。
どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されており、大学入学の平均合格率は毎年28%ほどです。
アジアを代表する国立大学の一つとして、世界中から来る多くの学生に世界最高水準の研究施設と教育環境を提供してきた清華大学。
本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。
テストスコア | GPA* | 2.5 |
ACT* | N/A | |
IELTS | 6.5 | |
TOEFL/iBT | 90 | |
SAT* | N/A | |
アメリカ大学ランキング* | N/A | |
世界大学ランキング* | 23位 | |
学費+生活費* | $ 18,000/年 | |
合格率* | 28% |
*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
参考元:
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/tsinghua-university
清華大学の学生は約7%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な人材が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。
共通言語は基本的に中国語と英語とされており、英語で提供されるプログラムについては、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。
英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。
School/Program
学科(大学院) |
Minimum Required Scores
必要とされる英語資格の点数の最低スコア |
|
TOEFL iBT | IELTS (Academic) | |
Architecture
建築学 |
85
|
6.5 |
Business Administration(MBA)
経営学 |
N/A | N/A |
Chinese Politics, Foreign Policy, and International Relations
中国政治、外交政策、国際関係学 |
100 | 7.0 |
Computer Science and Technology
コンピューター科学技術学 |
80 | 6.5 |
Data Science and Information Technology
データ科学・情報技術学 |
90 | 7.0 |
Electronic Science and Technology
電気科学技術学 |
80 | 6.5 |
Environmental Science, Engineering and Management
環境科学工学マネジメント学 |
90 かつ
Writing: 23 |
6.5 かつ
Writing: 6.0 |
Environmental Science and New Energy Technology
環境科学・新エネルギー技術学 |
90 | 7.0 |
Law (LL.M.)
法学(LL.M.コース) |
100 | 7.0 |
Materials Science and Engineering
物質化学工学 |
85 | 6.5 |
Mechanical Engineering
機械工学 |
90 | 6.5 |
Public Administration in International Development and Governance
国際開発・政治における行政学 |
85 | 6.5 |
Public Administration in Big Data for Public and Global Governance公共的国際的政治に関するビッグデータにおける行政学 | 100
|
N/A |
Public Policy for Sustainable Development Goals
SDGsに関する公共政策学 |
92 | 7.0 |
参考元:
https://www.tsinghua.edu.cn/en/Admissions/Graduate.htm
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。IELTSを認めていないプログラムもあるので、注意しましょう。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。また、コースによってはTOEFLの最低スコア基準がなくても、出願者に英語スコアの提出が必要なプログラムもあります。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。
世界有数のアジアを代表する大学であり、国際色豊かな環境で勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくる清華大学に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。
オンラインで出願が可能
近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。清華大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
清華大学の公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。
出願書類
一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。
・願書(オンラインの申請フォームを入力します)
・受験料
・卒業証明書
・学位の成績証明書(大学のもの。日本語英語両方)
・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコア)
・推薦状
・自己推薦文
・パスポートの個人情報ページのコピー
注意
・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
・必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
英語原文
(工学マネジメント部ウェブサイトの「How to Apply」ページ参照: http://www.imem.tsinghua.edu.cn/eng/List/index/cid/36.html)
提出期限
出願書類の提出期限はコースによって全く異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。
特に中国に在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。
なお、清華大学は志望者数が多く、世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。
常に時代の変化に合わせて最先端の学びの場を提供し、さまざまな分野で世界に貢献してきた清華大学の合格率は、大学院の場合コースやプログラムによって異なり、公表されていませんが、大学と大学院を合わせた留学生の合格率は約28%と言われています。
優秀なだけでなく、自律性のある人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することが清華大学の合格への近道となります。
参考元:
2年間の学費と生活費
清華大学はアメリカの大学に比べて留学生の学費は低く設定されています。
清華大学の1年間の学費は、大学院の場合、RMB 30,000〜99,000 (1RMB=15円換算:約45万円〜150万円)とされていて、中国での生活費(居住と生活費で年間で約300万円)も含めると2年間で約400万円〜900万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、学費もやや高めですが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。
なお、コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。
参考元:
http://gradadmission.tsinghua.edu.cn/f/yzlxs/yz_lxs_kstzb/view?id=202390
奨学金
清華大学は、いくつか留学生向けの奨学金の制度があります。他にも入学後に研究の助手や大学生への指導などをすることにより援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。
以下の奨学金は、オンラインで願書を提出する際に同時に申し込むことができます。
①Chinese Government Scholarship
大学学部以上の学位で優秀な成績をおさめており、清華大学の大学院入学予定者向けの中国政府による奨学金
②Tuition Scholarship
清華大学の大学院に入学予定の優秀な留学生向けの授業料免除の奨学金
③Siemens China Scholarship
Siemens Ltd., Chinによる清華大学の大学院博士号に入学予定の優秀な留学生向けの奨学金
参考元:
http://gradadmission.tsinghua.edu.cn/f/yzlxs/yz_lxs_kstzb/view?id=76262
その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。
民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/
大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/
常に最先端の教育・研究を提供し、自律性のある多くの学生が大学で得た知識などで社会貢献してきた清華大学。世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人が清華大学を卒業しています。
アジアを代表する大学のひとつとして長い歴史を持つ清華大学には、同校らしい伝統や言い伝えがたくさんあります。
清華大学は、「東のハーバード」と呼ばれるほど世界的評価を得ている大学であり、中国人の清華大学合格率は2%と極めて低いことで有名です。また、清華大学のキャンパスは「世界の美しい大学」として評判も高いため、自分の子どもに清華大学を見せてあげようと、夏休みの時期になると多くの親子が中国全土からキャンパスを訪れます。あまりにも多くの人がキャンパスツアーに参加しようと訪れるため、ツアー時間や入場人数を制限するほどです。そのため、訪れる人たちは、早朝から列びはじめ、何時間もうだるような暑さの中で待たなければなりません。しかも、キャンパスが開く前に制限人数に達してしまうので、朝6時には列を打ち切るときもあるそうです。
https://www.tsinghua.edu.cn/en/Campus.htm
大学の中に入るのがあまりに大変なため、入場は無料にもかかわらずダフ屋が現れ、3年ほど前にはある家族がダフ屋を使って清華大学のキャンパス内に違法に侵入しようとして捕まるという事件も起こったほどです。
それほど人気な清華大学ですが、外国人の合格率は28%と現地・中国の出願者よりは入りやすいので、ラッキーですね。もともと、アメリカへの留学準備のために創設された学校のため、キャンパスも中国の伝統的な建物と共に西洋の建物も多くあり、とても綺麗なキャンパスとなっています。ぜひ、夏休みを避けてキャンパスにも行ってみてください。
このように世界中から優秀な学生が集まってきた歴史ある清華大学には、さまざまな伝統や言い伝えがあります。入学したら、是非たくさんの伝統に触れて刺激的で充実した学生生活を送ってください。
中国で最も有名で世界でも評価されている名門総合大学の1つとして、最先端の教育研究を提供し、多くの政治家や、中国だけでなく世界で活躍する人たちを生み出してきた清華大学。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。
入学するにはとても高い壁とはなりますが、世界中の優秀な人々が勉強や研究する清華大学で学ぶことができれば、非常に刺激的な学校生活を送ることができます。
将来は、新たなビジネスや発明などで世界に名を残す人たちと一緒に勉強したり、もちろん自分が世界で活躍する起業家や研究者になるかもしれませんね。
是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。
清華大学をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
その理由は主に2つあります。
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?
世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、
留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。