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速い音声でのリスニングは必要?効果的にすすめる学習方法

2020/10/05

速い音声でのリスニングは必要?効果的にすすめる学習方法

 
リスニング学習のステップとして、通常よりも少しスピードの速い音声で聞き取りトレーニングをする方もいます。しかし誤った学習方法で行えば変な癖がついてしまうこともあるので、効果的に進めるためにも必要なポイントを押さえておきましょう。

 

速度を速める学習は単体を理解してから

 

英語の聞き取り能力を高めるために、聞き取り教材や海外ドラマ視聴といった学習方法に取り組む方も少なくありません。しかし文章の聞き取りを行う前に、自身がアルファベット単体の音を聞き取れているのかや、日本人には同じよう聞こえる似た音を持つ単語同士の音を正確に聞き分けることができているのかといった文章以前の細かな音を理解できていることが大切です。
 
音の区別が出来ない中でスピードを速めたリスニング学習に移行しても効果的とは言い難い勉強方法となります。英語のリズムや強弱、リエゾンやリダクションといった変化を意識して、慣れ親しんだカタカナ英語ではなく英語本来の音に耳を慣らし、リスニングスキルにおいての基礎的な部分を強化してから音声速度を速める学習を取り入れましょう。

 

機械的と実際の音声は異なる

 

英語試験で使用される丁寧な音声と、実際にネイティブが会話するナチュラル発音というのは異なる要素がいくつかあるため、必要な英語力に適した音声教材を使い分けすることが大切となります。
 
また、速い英語に慣れる取り組みとして実際にネイティブスピーカーが話し収録した速い音声の教材であれば問題ないのですが、携帯やプレイヤー機能で機械的に速度を速めるという方法を用いている方は注意が必要です。
 
倍速をかけて再生した日本語は少しばかり違和感がありませんか。
このように英語でも機械的に速度を速めようとすると、リズムやイントネーションなどのナチュラルな発音を再現することは難しくなります。
そして、こういった不自然な音声を聞き続けることにより、自然な英語発音以外の余計な音に慣れてしまう恐れがあるのです。

 

まとめ

 

英語の音を聞き取る学習にも様々な方法がありますが、自分に適した教材を選ぶこと、TOEICなどの試験英語を身に付けたいのか、はたまたネイティブと会話する英語力を求めているのか、もう一度英語を習得したい理由について考えゴールに迎える学習方法を選択することが重要となります。
また、音を聞いて内容を理解するまでがリスニング力と呼ばれる能力になりますので、音から内容を理解するまでの処理速度にも意識を向けて取り組むことをオススメします。

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