日本人が英語マスターは無理？目標とするべき英語力について

日本人が英語マスターは無理？目標とするべき英語力について

 
日本人は英語をマスターしたいと願う方が多く、英語学習に熱が入るほどに期待は膨れ上がりますが、一向に向上しない英語力にストレス抱え無理だと感じ諦めムードが漂っていることでしょう。英語マスターよりも目標とするべき英語力についてお伝えいたします。

目標設定のミス

英語学習を行うにあたり、英語をマスターしたいや、ネイティブスピーカーのように英語を話せるようになりたいと漠然とした目標を掲げる方がいます。
 
その中で英語のマスターを完璧な英語力と捉えている方は日本語と比較してみてください。
日本語でも専門知識が必要なワードを理解できない、流行している言葉を知らずに相手に尋ねたりネットで検索するのが大半です。さらに話し言葉と書き言葉を区別し、敬語も正しく使いこなせているのかと尋ねられYESと答えられる人はほとんどいないことでしょう。
 
また、母国語を英語とするネイティブレベルというのは、スポーツに例えるならプロ野球選手やプロサッカー選手など、世界で活躍するアスリートを目指すようなものです。幼き頃から英語と触れていたネイティブとは英語に費やした時間も環境も異なりますし、今尚英語を使用し続け生活を送っているのです。
 
英語をマスターすることやネイティブ英語を目標とするのではなく、英語を身に付けることで達成したい目的を明確にし、最終目標を達成するために必要となる英語力に意識を向けた目標設定を行いましょう。

試験でのハイスコアを最終地点としてはいけない

試験でのハイスコアを目的とした英語学習には様々な落とし穴があります。
 
試験テクニックを磨き上げ、暗記詰め込み式型の学習を行い、なんとしてでもスコアを獲得しようとするため、ネイティブとコミュニケーションを図る実践的な能力は向上しないままです。さらに問題となるのは誤った学習方法であってもスコアが付いてくれば正しい英語学習なのだと勘違いをし、スコアが伸びない停滞期を迎えても理由が分からずに抜けだすことが難しくもなるのです。
 
TOEICやTOEFLの試験でスコアを獲得すれば英語がペラペラに話せるわけではありません。そして、日本語同様に英語という語学学習に終わりはないのです。
英語という語学は試験のために生まれた言語ではないということを理解しましょう。

まとめ

試験突破ではなく外国人と交流を図れる英語習得を目指し、英語マスターではなく目的達成につながる英語力を最終目標として取り組みましょう。
 
また、日本人は英語への苦手意識が強く英語習得が困難であると考えられていますが、正しい学習に取り組むことで誰しも習得できる言語です。
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