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英語力が格段に向上する?脳の「記憶」の種類について

2020/12/05

英語力が格段に向上する?脳の「記憶」の種類について

 
英会話などに通っていても中々英語力が向上しなくて悩む方がいますが、これは記憶の仕方に問題があるのかもしれません。脳の「記憶」の種類を把握し、時間が経過しても忘れないように記憶すれば英語力向上に繋がるのかも。この「記憶」についてみていきましょう。
 

丸暗記は意味がない

 
少し前まで日本の英語学習は受験対策としての意味合いが強く、試験で受かるために定型文や単語を丸暗記した方も少なくないのではないでしょうか。残念ながらこのとき記憶したものは、いずれ忘れてしまうものです。
 
そして、もっと残念なことに大人になってから英会話に通っている方の中にもこのような学習法を実践している方が多く見受けられます。授業の時のためだけに予習をし、授業を終えたら復習もしないまま時間が経過し忘れてしまう…。これでは折角お金を払って通っている英会話も意味を成さないのです。では、どのように記憶していけば良いのでしょうか?
 

「エピソード記憶」を活用しよう

 
大人には子どもにはない記憶の種類があり、それが「エピソード記憶」です。これは「そのエピソードを理解し理屈的に覚える」というもの。例えば、友人が釣りをしたときの写真を見せてくれたとして、「友人が釣りをしている写真だ」と覚えるときと、「友人が釣りをしている写真だ。そういえば彼は釣りが好きだった」という付加的な情報がある場合とではどちらが印象に残っているでしょうか。
 
多くの場合は後者であり、「友人が釣りをしている写真」のことを忘れてしまっても「彼は釣りが好き」という情報さえ覚えておけば、写真を見せてくれたことを思い出せますし、その逆も然りということです。
 
英語学習においてこのエピソード記憶を活用することはとても重要なことです。英会話などで一度習った定型分を忘れてしまっても、その定型分がでてきたエピソードそのものを覚え、さらに付加的な情報を捉えておけば、思い出せることができるのです。
英語学習が中々進まず、記憶の仕方に問題がある、という方は、この記憶方法を試してみると良いかもしれません。
 

まとめ

 
英語力が中々向上しないことには原因があり、その一つは記憶の仕方であることが考えられます。丸暗記のような時間が経過すると忘れてしまう記憶方法は意味がなく、定型分などをエピソードとして覚える「エピソード記憶」の方が忘れたことを思い出すことができるため、英語力の向上に繋がると考えられています。今まで丸暗記をしていたという方は、エピソードそのものを記憶したり、そのエピソードの印象に残るような出来事を探してみると良いかもしれません。

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