欧米化を目指す企業が増える？英語公用語化を取り入れる企業

欧米化を目指す企業が増える？英語公用語化を取り入れる企業

 
楽天やUNIQLOを展開する株式会社ファーストリテイリングなど、英語公用化を取り入れる企業が増えています。こういった情報を見ると欧米化を目指しているのか？と感じるかもしれませんが、日本の企業カルチャーを世界マーケットに浸透させるためでもあるのです。
 

日本の企業から世界的有名企業へ

 
グローバル化によりITの発展で、世界規模の経営が必要な現代ですが、日本と言えばTOYOTAやHONDAなどの自動車メーカーやSONYなどの家電メーカー等が有名ですが、それ以外の分野ではまだ世界的地位を確立している企業は数少なく、知る人ぞ知るレベルなのです。
 
グローバル市場で戦うために企業は、英語公用化を取り入れ欧米スタイルのビジネス展開を模索しているといった印象を持つ方も多いでしょうが、その実は、日本の企業カルチャーを世界マーケットに浸透させるために英語公用化を押し進め、世界でビジネスを展開していくといった試みでもあるのです。
 
また、日本は昔から他の国の文化を学び、吸収することで新たに日本風のアレンジを加え進化・発展させてきたという特徴もあり、世界的な有名企業へと上り詰めていったケースが非常に多いのです。
 
近年では、楽天やUNIQLOを展開する株式会社ファーストリテイリングなどが英語公用化を取り入れ、海外市場に日本ブランドを浸透させている状況でもあります。楽天はスポーツ事業にも力を入れていることもあり、楽天イーグルスではMLBのスター選手と契約をしたことや、フットボールではスペインのバルセロナとメインスポンサー契約を結び、バルセロナを引退した元スペイン代表のイニエスタ選手を獲得するなど、楽天のイメージを世界中にアピールすることで、日本の楽天ではなく世界のRakutenへと進化していっています。
 

英語スキルが重要とされる理由

 
グローバル時代において、国内利益の獲得に躍起になるベンチャー企業であっても、日本の市場だけではなく将来的には海外を視野に入れなければ、頭打ちになる可能性が高いのです。世界規模になれば、その市場価値は何倍にも跳ね上がることも考えられ、世界でビジネスを展開するには高い英語力が必ず必要となります。
 
しかし、現在の日本人には外国人と対等に対話するほどの能力を持ち合わせている人材は限られてきます。なぜ楽天などの企業が英語公用語化を取り入れたかといえば、自社のブランド価値を世界に知ってもらうためには、言語・コミュニケーションツールを世界規模に合わせるしかないのです。日本語を話せるのは限られた人口であり、ごく少数の割合しか使いこなせません。一方で英語は、世界人口75億人の内、4人に一人が英語を実用レベルで使えるため、必然的に英語を習得した方がチャレンジできる環境が増えるのです。
 
従って、日本語を世界に浸透させるよりも日本人が英語をマスターした方が、効果的にビジネス展開を図れるのです。これからもっと英語公用語化を取り入れる企業は増えることでしょう。自身のキャリアを考え早くから英語習得を目指すことが、自分自身のメリットにつながることを理解しましょう。
 

まとめ

 
英語公用語化する企業に就職することになれば、英語は必須です。英語が出来ないからこういった企業は敬遠しようと考える方はご注意ください。英語が使える人材の方が、生涯年収が多いや昇進・昇格と言った実のある仕事・役職を任される可能性が高いのです。
英語は難しいや分からないと嘆いている時代は、もうお終いと言ってもいいでしょう。これからの時代を生き抜くためにも、高い英語力を養っていくことをおすすめします。