メッキが剝げる？TOEICハイスコアもアピールにならない

メッキが剝げる？TOEICハイスコアもアピールにならない

 
ひと昔前であれば、TOEICのハイスコアがアピールポイントとなり、進学や就職が有利になるといった風潮が強かったのですが、現在では必ずしもTOEICのハイスコアがアピールになるとは限りません。今回は、メッキが剝げる？TOEICハイスコアもアピールにならない理由についてお伝えします。
 

TOEICのハイスコアの価値とは？

 
TOEICは日本人の多くが受験する民間英語試験ですが、そのスコアの利用価値は進学や就職に昇給・昇進といったシーンでもアピールになるものでもあります。
学生や社会人の中には、どうやってハイスコアを取れるようにすれば良いのかといった情報を調べ、傾向と対策を練ってスコアアップさせ結果を残すケースもとても多かったのですが、現在の日本ではそのハイスコアもアピールにならない状況も少なからずあります。
 
グローバル化によって、企業内ではスコア以上に外国人と対話できる英語力を必要としていて、TOEICの2技能だけでは足らないという状況となり、いくらハイスコアを獲得したところで、話せない・使えない英語力を持った人材には魅力を感じないとされています。
 
では、TOEICの価値とは？と感じる方も多くいるでしょうが、英語学習者にとっては、使える英語を身に付けるためには自身の成長度合いを知る事は重要で、TOEICなどの民間英語試験を利用して苦手なポイントをクリアしていくためにも、受験するのは大切なのです。
そうして、養っていく英語力で獲得したハイスコアには価値があると言えるでしょうし、TOEICのスコアが十分なアピールにもなるでしょう。
 

使える英語力を身に付けることが重要

 
学生や社会人の中で、スコアアップすれば問題ないでしょ！
日本人の平均点より良ければいいんでしょ！
このような感覚を持って英語学習に取り組んでるのであれば、失敗する事例とも言えます。
 
仮にハイスコアを取って、進学先や就職先で英語のプリントや資料を渡されて読めません・分かりませんは通用しません。大学であれば、英語力が低ければ単位を落とし進級できない、企業であれば英語が出来ないと分かれば雑務を任され昇進の路線から外れるなどデメリットしか生まれません。
 
最終目標をしっかりと意識して、英語学習に励むことで自ずとどういった英語力が必要とされているのかも分かり、そのゴールに向かった英語学習に取り組むことが出来るのです。
ですので、TOEICのスコアアップも過程が大切になり、将来に繋がる英語学習を続けて成長させることが重要なのです。
 

まとめ

 
TOEICのスコアの価値は、進学や就職で必ずしもアピールに繋がるとは言えません。なぜなら、それは実用性のある英語力が養われていなくても、ハイスコアを獲得できてしまうケースが存在するからです。しっかりと使える英語力を養うことで、TOEICのスコアにも、利用価値が生まれてきます。苦手な箇所を知り改善してくための試験ですので、正しい活用で成果を生み出していきましょう。