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日本人のスピーキング能力が乏しくなった英語学習の問題点

2021/05/03

日本人のスピーキング能力が乏しくなった英語学習の問題点

 
日本語と英語では文法構造が異なり、苦手意識を強めている部分ではありますが、さらに発音も日本語とは違う要素が多いため日本人の弱点でもあります。この音と文法構築能力が必要なスピーキングで苦戦する人も多い状況のため、英語学習の問題点について見ていきましょう。
 

話すにも英語の構造理解が必要

 
英語がなぜ日本人にとって難しく感じてしまうのかは、漢字やひらがなと英字といった文字的な作り、文法構造の違いや日本語よりも音の数が多いなど、類似している部分が少ないことが挙げられます。
しかし、学校で英語を教わる時には、日本語を無理やり当てはめ戻し読みで解釈していくため、言語間の相違による難しさに、さらに上乗せされ英語の難易度が上がっている状態です。
 
英語本来の言語構造について学ぶことが必要なのですが、義務教育課程や総合塾では教わることがないため日本人は難しい英語から抜け出すことなく、一向に英語が上達せずに頭を抱えている状況が続いています。
また、中間試験や期末試験では暗記で対処できてしまう部分が大きいため、たくさん暗記することで英語が操れるようになるといった誤解を招いた学習方法が刷り込まれてしまったことが問題でもあるのです。
 

スピーキング学習の問題点

 
現在では2020年の教育改革により、小学生から話す聞くをメインとした外語活動からスタートすることとなりますが、今までは試験を対象とした教科として書く読むが主体の学習が行われていました。話すを試験にすることよりも、読み書きの方が英語力を数値化しやすかったのも理由の一つにあるでしょう。
 
そのため、当然ながらスピーキングの練習量というのは不足してしまいます。これは大人に成ったとしても言えることです。海外旅行者や移住者が増えている状況ではありますが、英語が必要となる職場に勤務していない限り英語を話す環境は自らが作り出さなくてはなりません。
 
しかし、日本人は内向的な性格の方が多く、失敗したら恥ずかしいという気持ちや、綺麗な発音でなくては相手に悪いといった気を使いすぎてしまう人もいるため、なかなか対話学習に移行できずにいることも、スピーキングが上達しない要因でもあります。
 

まとめ

 
スピーキング能力を高めるためには文法の構造と音の理解が必要になります。しかし、どちらも日本語と類似点が多いとは言えないため、日本語が干渉する英語では理想とする英語力到達まで時間がかかりすぎてしまいます。
そのため、まずは日本語を切り離すために英語の本質について理解することが大切であり、後にインプットで知識を蓄え、アウトプット学習で話すトレーニングを行いながら実践的な学習へと移行することで、スピーキングに特化した勉強で目に見える成果を得られるでしょう。

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