大学受験英語の勉強法
University Entrance Examination Study Tips
有名大学を筆頭に、国際舞台で活躍できるグローバル人材育成に力を入れるカリキュラムを組む傾向が強まっています。多様性に対応できるコミュニケーション能力や英語力の向上など、求められる要素は増えています。今回は、明治大学などで求められるTOEICスコアはCEFR B2レベルについてお伝えします。
CEFRは、語学のコミュニケーション能力を6段階のレベルに分けて示す国際標準規格となります。そして、現在日本人の求められるレベルがB2やC1・C2といった国際舞台で、コミュニケーションが図れるレベルの英語力を養えるようにと考えられています。
CEFR B2やC1・C2のスコアを民間英語試験に置き換えると、TOEFL iBTでは、72~120。IELTSでは、5.5~9.0。TOEIC L&R/TOEIC S&Wでは、1560~1990。
どの民間英語試験でも日本人の平均点よりも、高いスコア基準となっているため、必死に勉強してもクリアが困難であると言えるでしょう。
それほど、国際舞台で必要とされる英語力は、高いスキルが必要となるという訳なのです。
TOEICは比較的受験料が安く日本人でもスコアアップが目指せることもあり、学生も受験しやすいとされています。それは、一般的なTOEICと言えば、ListeningとReadingを測るテストであり、SpeakingとWritingテストでは結果を残すことが難しく、TOEICでのCEFR B2レベルを達成させるのにも苦労することでしょう。
英語の学習方法は、多くの方が単語を暗記し語彙力を向上させ、覚えた文法に単語を当てはめて文章を完成させていくといったものですが、日本人はこの作業を日本語でまずは考え、日本語で文章を作り、英語へ変換して答える。回りくどい考え方をしなければ英語を使えないといった傾向にあります。
脳みそフル回転でも、失敗してしまいそうな事をやろうとするからこそ、日本人は英語力を高めることができないのです。日本語で慣れた様に、英語も使うことに慣れていかなければ、スラスラ言葉を発することや、相手の些細なイントネーションや発音を聞き逃さない英語耳や英語脳を養うことは難しいでしょう。
そもそも、日本人は英語の基礎構造や規則を理解していない傾向が強く、覚えた単語や文法をどう使えば良いのかという答えを知らずに暗記に徹している傾向が強いのです。
正しい組み立て方を理解していかなければ、英語力向上には繋がりませんし、CEFR B2やC1レベルに達する英語力を養うことは困難となります。
有名大学などでは、社会に出てから活躍できるためのスキルを習得させる場でもあるため、専門的な知識だけでなく、国際舞台を見据えた学習にも取り組ませるカリキュラムを用意している傾向が強いのです。大学に進学したら、卒業まで遊ぶのではなく、しっかりと社会で活躍できるスキルを向上させられる土台を作り上げていくことが大切となります。
英語もそのスキルの一つですので、しっかりと国際基準で通用する英語力を身に付けていく学習を行うことをおすすめします。
帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
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