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英単語を確実に覚えられる記憶力は持ち合わせていない?

2021/09/02

英単語を確実に覚えられる記憶力は持ち合わせていない?

 
日本人の英語学習と言えば、単語を暗記することから始まります。しかし、中学・高校と数多くの単語を覚えていきますが、1年ごとに覚える単語が増えていく代わりに、忘れていく単語も増えていきます。今回は、英単語を確実に覚えられる記憶力は持ち合わせていない理由についてお伝えします。
 

英単語は覚えては忘れる理由

 
日本人の英語学習と言えば、単語の暗記からスタートしますが、中学3年間で1,200語程度、高校3年間で1,800語程度の単語が教科書に載っており、6年間で3,000語もの単語を覚えることになります。しかし、この6年間で覚えた3,000語を完璧に暗記しているという学生は少ないでしょう。
 
定期試験で出題されるであろう単語を覚えては忘れるを繰り返し、大学受験で出題される傾向の強い単語を集中的に覚えるといったケースが多いはずです。
そのため、数多くの単語を覚えたという学生も多いでしょうが、受験が終われば忘れ去られたという単語も少なくないでしょう。
 
仮に、3000以上もの単語を完璧に記憶していれば、英文を構築するには十分な情報量だと言えるでしょうが、実際に学生の記憶に残っている単語のみを利用して、会話を成立させるのは難しいという印象を持つのではないでしょうか。
 
それほど、学校で必死に暗記した単語も瞬間的なものであり、一度覚えた情報をコミュニケーションツールにまで活用を意識して勉強している学生は少ないのです。
 

単語を覚えたら忘れない様にするには?

 
単語は学生時代に嫌って言うほど暗記することになります。しかし、高校に入ると中学校の時に暗記した単語は、かなりの個数忘れてしまっているでしょうし、高校・大学卒業を経て社会人になるまでに、3,000個以上覚えた単語の内、いくつの単語を覚えていることでしょう。
 
1000も覚えているか不安だという大人は少なくはありません。ただ単に暗記した情報と言うのは抜け落ちてしまいます。ですが、文章として構築したことのある単語などは忘れない傾向にもあるため、しっかりと覚えた単語を使って文章を構築し、記憶に定着させる学習に取り組んでおくことも大切なのです。
 
使った事のある単語というのは、意味や音を理解していることもあり、文章に組み込んだ経験などが記憶にも残りやすいものです。しかし、端的な学習で得た知識というのは、案外忘れやすくなるため完璧とは言えません。
 
例えば、歴史で1192年と言えば鎌倉幕府が開かれた、良い国作ろう鎌倉幕府なんて語呂合わせで覚えていますが、鎌倉幕府を倒幕したのは何年と問われたら覚えていないという学生や大人は大勢いることでしょう。記憶に残らない情報と言うのは忘れさられてしまいます。
 
英単語もしっかりとアウトプットできる様に学習して積み上げていかなければ、勿体ないのです。大人になり英語が必要なシーンがやってきて、やり直し学習しなければいけない。その時に実用レベルで使える単語を覚えていなければ、また一から暗記学習をする事となり、これほど無駄な学習時間はありません。効率よく英語習得を目指すのであれば、学生時代から使うことへの意識を持ち取り組むことが大切なのです。
 

まとめ

 
英単語を暗記することから始まる英語学習ですが、この英単語を暗記するだけでなく、使うまでに意識を向けなければいけません。
学校や塾のテストに大学受験といったシチュエーションをやり過ごすためだけの英語学習では、英語は上達しません。
むしろ、その場をやり過ごした後には、覚えたことはどんどん抜け落ちてしまいます。
そのため、進学後に留学を目指すや就職後のビジネスシーンなど、英語が必要なケースに直面してから、必死になって一から勉強をし直すのは時間効率も悪く無駄な学習となります。だからこそ、しっかりと記憶に定着させ、やり直しが不要となる様な英語学習に取り組むことをおすすめします。

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