LIBERTY独自ランキング
RANKING
Postbus 5, 2600 AA Delft, Netherlands
LIBERTYトップ100大学ランキング69位
デルフト工科大学は、1842年にオランダのデルフトに創立された国立大学で、オランダ王のヴィレム2世によってロイヤル・アカデミーとして設立されました。もともとは、オランダ領東インドなどで働くエンジニアを育てるために建てられましたが、現在は、ヨーロッパを代表するオランダ最古の工科大学として高い評価を得ており、また、世界でもっとも広いキャンパスを持つ大学の一つとしても有名です。
Times Higher Educationによると、2020年のオランダ国内ランキングでは3位、世界ランキングでは67位となっています。
(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2020/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats)
デルフト工科大学は、“Challenge the Future”(未来への挑戦)を教訓として掲げ、“Delft Engineer”のブランド力を高めることができるよう、学生に魅力的な研究環境を提供し、野心があり、起業家精神を持つ学生たちをサポートすることに注力してきました。また、オランダだけでなく世界の産業機関や大学などと提携し、学生たちに技術を学ぶ機会や分析力、クリティカルシンキングの力を身につけさせることで、初めて人間の歩くことができるロボットを作ったり、凧を使って風力で電力を生み出したりするなど、多くの発明や開発をしてきました。
大学院は、全部で30以上のプログラムを提供しており、すべて英語でのプログラムとなっています。特に土木工学、建築学、機械工学の分野で高い評価を得ています。
どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されており、大学入学の平均合格率は毎年約60%ほどです。
ヨーロッパを代表する名門国立大学の一つとして、世界中から来る多くの学生に世界最高水準の研究施設と教育環境を提供してきたデルフト工科大学。
本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。
テストスコア | GPA* | 3.2 |
ACT* | N/A | |
IELTS | 6.5 | |
TOEFL/iBT | 90 | |
SAT* | N/A | |
アメリカ大学ランキング* | N/A | |
世界大学ランキング* | 67位 | |
学費+生活費* | $ 36,813/年 | |
合格率* | 60% |
*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
参考元:
(https://www.gotouniversity.com/university/delft-university-of-technology)
(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/delft-university-technology)
デルフト工科大学の学生は約31%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な学生が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。
共通言語は基本的にオランダ語とされていますが、大学院のプログラムについては英語で授業が行われており、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。
英語で提供されるプログラムについて、英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。
School/Program
学科(大学院) |
Minimum Required Scores
必要とされる英語資格の点数の最低スコア |
|
TOEFL iBT | IELTS (Academic) | |
Aerospace Engineering
宇宙工学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Applied Mathematics
応用数学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Architecture, Urbanism and Building Sciences
建築、都市開発、建築科学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Biomedical Engineering
生物医学工学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Civil Engineering
土木工学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Computer Science
コンピュータサイエンス学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Design for Interaction
インタラクションデザイン学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
Mechanical Engineering
機械工学 |
90 かつ 各項目21 |
6.5 かつ 各項目6.0 |
参考元:
(https://www.tudelft.nl/en/education/admission-and-application/msc-international-diploma/admission-requirements/#c425730)
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。
オランダにおいて最古の工科大学であり、最高水準の勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくるデルフト工科大学に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。
オンラインまたは郵送で出願が可能
近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。デルフト工科大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
デルフト工科大学の公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。
出願書類
一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。
注意
・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
・必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
英語原文
(Admission and Applicationウェブサイトの「Required Documents」ページ参照:
https://www.tudelft.nl/en/education/admission-and-application/msc-international-diploma/required-documents/)
提出期限
出願書類の提出期限は学科によって全く異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。
特にオランダに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。
なお、デルフト工科大学は志望者数が多く、世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。
参考元:
(https://www.tudelft.nl/en/education/admission-and-application/msc-international-diploma/application-procedure/)
オランダ最古の名門工科大学として学生が魅力を感じる教育・研究環境を提供し、世界的に活躍するエンジニアをたくさん輩出するなどして世界に貢献してきたデルフト工科大学の大学院の合格率は、公表されていませんが、大学院の場合、通常コースやプログラムによって異なります。
優秀なだけでなく、起業家精神と野心を持っている人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することがデルフト工科大学の合格への近道となります。
2年間の学費と生活費
デルフト工科大学は、基本的にEU圏外の学生でも授業料を無料にしています。
デルフト工科大学の1年間の学費は、大学院の場合、€18,750 (1€=125円換算:約235万円)とされていて、オランダでの生活費(居住と生活費で年間で約150万円)も含めると2年間で約770万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、費用もかかりますが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。
なお、コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。
参考元:
(https://www.tudelft.nl/en/education/practical-matters/tuition-fee-finances/)
奨学金
デルフト工科大学は、大学院志望の留学生向けの奨学金の制度があります。他にも学部ごとに奨学金を提供している場合や入学後に研究の助手や大学生への指導などをすることにより援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。
① Justus & Louise van Effen Excellence Scholarships
デルフト工科大学院入学予定の優秀な志望者向けの奨学金
https://www.tudelft.nl/en/education/practical-matters/scholarships/justus-louise-van-effen-excellence-scholarships/
② Holland Scholarship
オランダ政府によるデルフト工科大学院入学予定の優秀な志望者向けの奨学金
https://www.tudelft.nl/en/education/practical-matters/scholarships/holland-scholarship/
参考元:
(https://www.tudelft.nl/en/education/practical-matters/scholarships/)
その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。
民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/
大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/
最高水準の教育・研究を提供し、未来への挑戦をし続けることを教訓に掲げて多くの発明等をしてきたデルフト工科大学。これまで世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人がデルフト工科大学を卒業しています。
ヨーロッパを代表する名門工科大学の一つであるデルフト工科大学には、同校らしい伝統や取り組みがたくさんあります。
デルフト工科大学には、Formula Student Team Delftというチームがあり、このチームは、1999年から学生がレースカーを作ってレースに参加しています。毎年改良して「DUT」という名前で新しい車を作って、国際大会に参加し、何度か優勝している大変強いチームです。
また、デルフト工科大学は太陽光発電のレースカーも作っており、オーストラリアで2年ごとに開かれるワールドソーラーチャレンジで何度も優勝しています。このソーラーカーの名前は「Nuna」といい、このチームに入った学生は、1年間学校を休学してソーラーカーを作り上げるそうです。
デルフト工科大学に入学したら、ぜひ学んだことを生かして、学部を超えて優秀な学生たちと新しいものを作ったりしてみてくださいね。
このように世界中から優秀な生徒が集まってくるデルフト工科大学には、さまざまな伝統やイベントがたくさんあります。入学したら、是非オランダの伝統にも触れながら刺激的で充実した学生生活を送ってください。
参照:https://www.fsteamdelft.nl/about
https://vattenfallsolarteam.com/
https://actiflow.com/portfolio-items/nuna-solar-vehicle/
オランダ最古かつ最大級の工科大学の1つとして、最先端の教育研究を提供し。新しい技術を発明するなどして世界に貢献する人たちを生み出してきたデルフト工科大学。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。
入学するにはとても高い壁とはなりますが、非常に専門性の高い人々と勉強や研究するデルフト工科大学で学ぶことができれば、非常に刺激的な学校生活を送ることができます。
将来は、ノーベル賞受賞者と一緒に勉強したり、歴史に名を残す発明家などになるかもしれませんね。
是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。
デルフト工科大学をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
その理由は主に2つあります。
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?
世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、
留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。