コミュニティカレッジで学べる分野と備えておくべき英語力

コミュニティカレッジで学べる分野と備えておくべき英語力

 
大学留学を検討する学生の中には、コミュニティカレッジを選択肢に入れている方も多いでしょうが、まだ良くわからないという方もいると思います。今回は、コミュニティカレッジで学べる分野と、備えておくべき英語力についてお伝えします。
 

コミュニティカレッジで学べるもの

 
地域密着型のコミュニティカレッジでは、職業の基礎知識・技術を学ぶコースと、大学進学を目指す人のための進学系コースがあります。
 
職業訓練コースには、人文科学、工学、サイエンス、教育、医療など種類も多く、英語力を育てながら就職を見据えて専門的な知識や技術を学ぶことが可能になりますが、医療系などの給与が高く、採用に結び付きやすい業種関連のコースでは、留学生だけではなく現地学生にも人気であるため、希望してすぐに入学とはいかないケースもあります。
 
一方で進学コースでは、自然科学、社会科学、人文学科系などの一般教養を学ぶことになります。日本人がコミュニティカレッジを選ぶ場合には、4年制大学の3年次編入を見越して、進学コースを希望する人が多くなります。
これは、日本の大学に進学し2年間学びを受け、海外大学へ3年次に編入するよりも、コミュニティカレッジを経て編入する方が、ハードルが下がることが理由として挙げられます。
 

コミュニティカレッジ入学に英語力は不要？

 
コミュニティカレッジは海外大学進学よりも入学時に高い英語力が求められないため、海外大学進学を希望するものの英語レベルが足りない、自信がない学生がコミュニティカレッジを選択する傾向にあります。また、中には入学時に英語力を問わない学校もあるため、挑戦しやすいと言えるでしょう。
 
ただし、英語が理解できなければ授業を受けることが出来ません。英語が出来ない学生は英語科目の履修が必要となります。この英語科目は卒業の認可条件ではないため、国内で出来る英語学習をわざわざ海外で行うということになり、勿体ない状況でもあります。
 
英語力が問われないことで、一見チャレンジしやすいというメリットに感じるでしょうが、大きな落とし穴でもありますので、コミュニティカレッジを志望する学生や社会人の方は、最低でもTOEFL60を目指して勉強に励むことをオススメします。
 

まとめ

 
コミュニティカレッジでは就職、進学を見据えながら海外大学留学を行うことが可能になりますが、英語力がなければ充実した学びを受けることは出来ません。求められる英語レベルが低いという理由でコミュニティカレッジを検討する人も多いですが、入学に必要な英語力と学び受けられる英語力は別です。自身がなぜ海外留学をするのか、目的を達成できるように出願前に英語力を磨いていきましょう。