英検の勉強法
EIKEN Study Tips
英語外部試験を利用する大学が増えたことで、大学受験を志す高校生は民間英語試験への挑戦をすることでしょう。今回は、高校卒業レベルと言われている英検2級が大学受験で使えるのか、さらに上を目指すために励むべき英語試験についてお伝えします。
英検2級は、高校3年生レベルの英語力が必要となるため、高校1年2年次での挑戦は少し難しいと感じるでしょう。もちろん進学校に通っていたり、自主的に英語学習を行っている学生の中には中学生の時に取得する人もいます。
英検2級はCSEスコア1980点で合格になります。CEFRでいうとB1、TOEIC L&R試験で換算するとおおよそですが550点になります。ただし、文法中心に読み書きを学んできた学生は二次試験のスピーキングで苦戦するため、TOEIC L&Rや共通テストの方が簡単だと感じる人も少なくはないでしょう。
大学受験において準1級以上を要件としている大学もありますが、英検2級(1980点)以上を要件としている大学も目立ちます。
また、英検2級でも2300点以上とCSEスコアの指定がされているケースもあるため、志望する大学・学部の募集要項の確認は必ず行いましょう。
大学入試で活用される民間英語試験は英検だけではありません。そのため、英語力の成長や受験を視野に入れることのできる大学を増やすために、他の民間英語試験を受験することも考えてみましょう。
英検1級ではCEFRのC1が限界になりますが、IELTSでは8.5-9.0がC2と判定されるため、チャレンジしてみるのも英語力の成長につながるでしょう。ただし、出題される内容は英検とは異なり、用いられるのは日本人に馴染みあるアメリカ英語ではなくイギリス英語となるためIELTS試験に向けた対策学習は必須となります。
受験英語ではなく、大学や大学院進学を意識した英語力を身に付けるならTOEFLも有効です。アカデミックな内容が出題され、要点を掴んだり、理論立てて説明することが要求されるため、ディベートやディスカッションで役立つ英語力に磨きをかけることができるようになります。
英検2級でも大学受験で活用することが可能になります。ですが、やはり上を目指し結果を出すことで、大学の選択肢も増えるため、ギリギリで終わらせるのではなく、向上心を持て取り組みましょう。また、大学受験で活用できるのは英検だけではありません。IELTSやTOEFLを受験することで大学進学後にも役立つ英語力が身についていきますし、海外大学まで選択を広げられるようになるため、チャレンジしてみることをオススメします。
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