英検の勉強法
EIKEN Study Tips
2023年度より都立高校入試でスピーキングテストが導入されることとなります。大学入学共通テストでは、中止となりましたが民間英語試験の導入が注目を集めていました。その陰に隠れていましたが、中学生も英語総合力を試されることになっているのです。今回は、中学生も英語のスピーキングや柔軟な思考力を伸ばそう!についてお伝えします。
2023年度の都立高校の入試では英語のスピーキングテストが導入されることになっています。スピーキングテストは、面接官と対面式の受験ではなく、ヘッドセットを装着しタブレット端末に表示される問題を解答する形式です。
出題内容も、日常的な質問に対する解答を簡略的に答える問題や、原稿などを黙読し読み上げる問題、イラストを見て説明する問題など、易しい問題で構成されています。
しかし、実際にスピーキング問題を出題されて、咄嗟に英文を構築し答えられるほどの英単語量や英語構築能力がなければ、回答するのが難しいと考えられます。
特に、出題された問題には制限時間が設けられているため、迷っていたり悩む時間が長ければ、解答することが出来なくなってしまうので、幾ら問題が易しくてもスピーキングすることに慣れていなければ高得点獲得は難しいと言えます。
中学生は、英単語などを暗記する学習を主体にしているため、英語の文法であったり構造や規則といった概念を正しく理解できていない傾向が強く、英語を英語で捉えられる英語脳を養うトレーニングに欠けていて、英文を構築する能力が足りていません。
そのため、単語量や語彙力を増やすだけでなく、英語を構築するための基礎力を底上げしなければ、スピーキング力も伸びていかないでしょう。また、スピーキングでアクセントやイントネーションといった問題に直面すると考える学生も、まずは基礎となる英語の構造への理解を高めなければいけません。発音以前に文章構築が間違っていれば減点対象となるため、正しい文章を作り上げられるようにしましょう。
そうすることで、質問されても柔軟な対応が出来るだけの思考力が発揮され、平常心を持ってスピーキング試験にも臨めるようにもなります。暗記ばかりに気を取られるのではなく、まずは、英語を正しく構築できるように学習を積むことをおすすめします。
東京都立の高校受験では、スピーキング試験が導入されることになりますが、数年後には全国的にスピーキング試験が導入される可能性もあります。東京の高校受験を考えていないから別にスピーキングが出来なくても問題ないと考えている学生は、危険でもあります。
将来的には、大学受験や就職後に英語力を問われるシーンが数多く、早期対策を講じている学生の方が有利になる可能性があるため、しっかりと英語総合力を伸ばす学習に励みましょう。
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