生徒の声
STUDENT'S VOICE
Yuichiro M.さんの体験談 ・ 北海道大学教員
2022/06/04私は2021年10月からLiberty English Academyで受講を始めました。Libertyを受講しようと考えたのはアメリカの大学で在外研究をしようと計画しており、それに当たってTOEFLのスコア100点(加えて各セクションで25点以上)が必要だったからです。受講前の時点で私はTOEFLの合計スコアが100点ギリギリで、他のセクションでは25点以上を出せていたものの、スピーキングセクションでは良くて21点に留まっていました。
スコアアップに向けていくつかのスクールを選択肢に入れていましたが、最終的にLiberty を選択した理由は、Grammar Tableに代表される本校のメソッドが(当座の試験対策に留まらない)英語習得に当たっての本質を捉えていると確信するに至ったからでした。
Libertyでの受講を始めてから私が心がけたことは、自学自習の方法として指示された通りのことを実践するということはもちろんですが、「それ以外のことは敢えてやらない」ということでした。というのも私は、大学教員として本務校での教育研究業務があるのに加え、当時(2021年)2歳(現在は3歳)になる子どもがおり、平日の勤務時間外と休日のほとんどを子育てに割かなければならなかったからです。成績保証制度の適用を受けるに当たって日々実践することとなっている自学自習をこなすだけでも精一杯であり、指示されていないことにまで手を出して自学自習の精度がなおざりになってしまっては本末転倒になってしまうと考え、限られた時間をメリハリよく活用しようと心がけたわけです。
受講してすぐは、Grammar TableクラスとSATクラスをそれぞれ週1回ずつのペースで受けました(計8回受け終えた後は、Grammar Tableクラスは終えてASWクラスに進み、SATクラスの方はそのまま並行して受け続けました)。Grammar Tableを用いた例文の分析はもちろんとても勉強になりましたが、私の英語力向上に一番貢献したと感じたのが例文のゆっくり音読5回及び早い音読5回の実践です。それまで私はスピーキングにおいて会話スピードが遅く、文法的に正確かつ流暢に話すのが苦手でしたが、この日々の音読を積み重ねることで徐々にスラスラと英語が口から出てくるようになっていきました(その成果はリスニングのシャドーイングの上達に明確に現れました)。
3ヶ月で24回分の受講を終えた後、スピーキングとライティングの問題数をこなすべく、公式問題集に載っている問題にASWクラスで指導された方法に沿って日々取り組んできましたが、2022年の4月から妻が東京に単身赴任となり、スピーキングセクションのスコアは目標の25点には届かないまま、札幌で息子を一人で育てなければならなくなってしまいました。しかもTOEFLを試験会場で受けられるのが土日のみで(平日にパソコンで自宅から受験するという選択肢もありましたが、ハーバード・ロー・スクールが自宅受験のスコアについてやや面倒な条件を課していめ、断念しました)、息子を通わせている保育園に土日保育がなかったため、しばらくの間はTOEFLの受験ができなくなったのです。それと同時に、奨学金団体(フルブライト)と在外研究先の客員研究員プログラムに提出するための研究計画書やパーソナル・ステイトメントの準備にも追われ、試験対策にかける時間はさらに圧迫されてしまいました(研究計画書などは英語なので、ライティング能力については磨かれたかもしれませんが)。そのような中、TOEFLに関してはスピーキングに絞って対策をしようと決め、その時点での私の課題であったenunciationや会話の自然さを向上させるべく、公式問題集の例題(セクション1のIndependent Speakingだけでなく、セクション2から4のIntegrated Speakingも含め)を用いて、45秒ないしは60秒の制限時間内で、聴衆を前にして語りかけるようにスピーチするという練習を行いました(スピーチの練習は一問に対して3回行いました)。公式問題集には4セット分の模擬試験が収録されていましたが、最終的に4回は繰り返し挑戦したように記憶しています。
スピーキングに特化した練習はTOEFLだけでなく、それ以上に奨学金や客員研究員プログラムにおける面接にも役立ちました。フルブライト奨学金の面接が11月、ニューヨーク大学ロー・スクールのアメリカ・アジア法研究所とハーバード大学ロー・スクールの東アジア法研究プログラムの面接がそれぞれ2月と3月にありましたが、聞き手を前にしてスピーチするということには自信がついていたので、比較的リラックスして受け答えをすることができたのではないかと思っています。幸いにしてフルブライト奨学生にも選ばれ、ニューヨーク大学とハーバード大学の両方の客員研究員プログラムから内諾をいただくことができました。どちらのオファーをとるか迷いましたが、妻と息子同伴で渡米することを決めていたため、ニューヨークとボストンの住環境・教育環境を比較し、ハーバードの客員研究員プログラムの方を選択することにしました。
最終的なスピーキングのスコアは24点で(ハーバードはスピーキングのスコアとして25点を要求していますが、強力な推薦状に加え、研究計画書とパーソナル・ステイトメントもかなり気合を入れて作成したので、おそらく1点くらいは大目に見てもらったのだと思われます)、自分としてはまだ納得のいくものではないため、渡米後も語学力のさらなる向上を目指そうと思います。
日本人が英語を苦手とする最大の理由は日本の英語教育にあります。
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