自分に合った英語レベルで挑戦できるCASEC試験とは

自分に合った英語レベルで挑戦できるCASEC試験とは

 
TOEIC試験などは、英語レベル関係なしに受験者が同じ試験を受けることになります。そのため、初学者や中級者にとっては少しハードルが高いと感じることもあるでしょう。今回は、自分に合った英語レベルで挑戦できるCASEC（キャセック）試験についてお伝えします。
 

受験者によって問題が変わるCASEC試験

 
TOEICなどの民間英語試験では、初学者、上級者問わずに同じ問題に挑むことになります。
ですが、初級者や中級者の中には歯が立たずに、何が分からなくて、何が理解できているのかさえも自分で把握できずに終わってしまうという人も少なからずいることでしょう。
そういった方にオススメなのがCASEC（キャセック）試験になります。
 
CASECは24時間受験可能なオンラインテストとなり、いつでも、どこでも試験を受けることができるため、自分の都合に合わせやすいのがメリットの一つです。
リスニング（ディクテーション問題有）とリーディング技能を測る試験となるため、本格的に使うことを意識し始めた場合には、4技能を測ることのできる試験に切り替えていくのがオススメですが、初級や中級者レベルの人が英語力の成長を知るために活用するのには適しています。
 
CASEC試験が対象としている英語レベルは中学生～ビジネス上級者となりますがCAT（コンピューター適応型システム）を採用しているため、それまでの問題の正解・不正解によって、次に出題される問題の難易度が変化していきます。極端に難しい、易しいといった問題が避けられるように出題されていくため、自分の実力に合った問題を解いていく事になります。
 

魅力は受験のしやすさ

 
自分の英語レベルに合わせた問題への挑戦が可能というだけではなく、他にも初心者や中級者にオススメな理由がいくつかあります。
 
まずは受験費用。こちらは1回3,667円と安い費用で受験できるため、自身の英語成長を知るための定期試験として取り入れやすいと言えるでしょう。
さらに試験時間が40分から50分と短めで、都合に合わせて受験しやすいというだけではなく、英語に慣れていない人が受験しやすいというポイントにもなります。
 
TOEICやTOEFL試験ですと長時間拘束となるため、集中力が持続しないといった問題に直面する人も少なくありません。
例えばTOEICは試験時間が長いだけではなく、問題数も多く30秒～60秒で解答していかなければなりません。一方CASECは60秒～120秒で解答時間が設定されているため、英語試験に慣れるという意味でも活用しやすい試験になります。
 
また、別途申し込みの受験とはなりますがスピーキングテストもあります。
こちらも初級者・中級者が受験しやすいようにCEFR A1～B1レベルで作成され、試験時間も20分～25分程度なので、スピーキング学習に力を入れ始めた人にとってチャレンジしやすいでしょう。
 

まとめ

 
CASECの知名度は、まだまだ高いとは言えませんが、初級や中級レベルにとっては挑戦しやすい試験になります。また、スコア結果と共にTOEIC L＆R、TOEFL iBT、英検のスコア目安が表示されるため、最終的にはTOEIC、TOEFL、英検で結果を残したいと考えている人は、段階ステップとして活用することが出来るでしょう。