小学生からTOEFL iBTを視野に入れた試験ステップ

小学生からTOEFL iBTを視野に入れた試験ステップ

 
大学受験や海外留学で活用されるTOEFL iBTは、一般的な小学生ではレベルが高すぎる試験となってしまいます。小学生から受験可能な民間英語試験は色々ありますが、TOEFL iBTを視野に入れたTOEFLファミリー内でのステップについてお伝えします。
 

小学生からTOEFL iBT受験を見据えたステップ

 
TOEFLにはTOEFL Primary（小中高生対象）、TOEFL Junior（中高生）、TOEFL ITP（高校・大学生）と種類があり、頂点に位置するのがTOEFL iBTになります。
 
大学・大学院入試や海外留学に活用することになるTOEFL iBTですが、なかなかスコアが伸ばせない日本人も少なくありません。
国内大学院や海外大学レベルの内容が出題されるため、英語運用能力だけではなく、学術的な語彙力、思考力も加えて要求される試験になります。
 
文法中心の英語教育で、日本語で英語を操作する日本語英語を使い続けている日本人にとっては初めからTOEFL iBTに挑戦するとなると苦戦する人も多くなります。
TOEFL Primaryは学校生活や日常といった出題範囲にはなりますが、TOEFL Juniorでは自然科学や社会学科などアカデミックな要素も増えTOEFL iBTへの橋渡しの役割も担っています。
 
早い段階からTOEFL内でステップアップを目指し、問題の傾向や試験の形式に慣れていくことでTOEFL iBTでもハイスコアを狙えるようになるだけではなく、長いスパンでの英語力の成長や、論理的思考力を育むといった部分にも作用していくでしょう。
 

対策学習はほどほどに

 
試験は本来自分の英語力を知るためであったり、成長させるための課題を明るみにするために活用するものでもあります。
ですが、日本国内では試験で高得点を取ることで、就職や大学などでの応募条件を満たせるといった用いられ方をすることから、スコアに囚われ正答を選ぶことばかりに意識が向きがちになってしまいます。
そして、自分の英語力と向き合うことなく試験テクニックばかりを磨いてしまい、一向に使える英語力に磨きをかけられず、実践で苦悩する人が多い状況でもあります。
 
TOEFL内でステップアップを行う場合にも、英語の語彙や知識を測るだけではなく運用能力を測るテストとして意識していくために、試験対策はあえて出題形式に慣れる程度に留めておくのもオススメです。
 
特にTOEFL Primaryは子供たちがチャレンジする試験でイラストも多く、クイズ感覚でテストを受けることもできます。小さな頃から試験のための英語を強化するのではなく、実力を磨くための試験という認識を持たせるためにあえて試験対策を行わないという選択もありでしょう。
 

まとめ

 
TOEFL iBTは学術的な内容と、高い英語レベルが求められるため、小学生にとってはかなりハードルの高い試験となってしまいます。いきなり難しい内容では英語が嫌いになってしまう可能性が高まりますので、難易度を落としたTOEFLファミリーからチャレンジしていきましょう。