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教育改革による変化は?学生の英語嫌い・苦手意識への影響

2022/06/02

教育改革による変化は?学生の英語嫌い・苦手意識への影響

 
日本人の多くが英語に対して嫌いや難しいという感情を抱き、苦手意識が植え付けられていたのは学校教育が原因とも考えられていました。2020年の英語教育改革によって小中高と大きく授業スタイルが変わりましたが、学生の英語への負のイメージは取り払われるのでしょうか。
 

苦手を緩和する教育改革での取り組み

 
英語を話せるようになりたいと感じている一方で、英語が嫌い、苦手と感じる学生・社会人は多い状況です。
 
教育改革前では、本格的に英語を学ぶのが中学校からとなり、構文が理解できない、発音が難しいといった躓きから英語が嫌いになる学生が多く、特に文法の躓きは話せない。聞けないという失敗体験につながるため、中学生から苦手意識を強める傾向にありました。
また、日常で英語を使うことがないため、英語を覚えなくても問題ないといった意識が、英語学習のストッパーにもなっていたのは事実です。
 
教育改革後には小学校低学年から外国語活動が行われ、歌やゲームを取り入れ子供が英語を嫌いにならずに自然と触れていけるような取り組みが中心となっています。
また、成績として評価されないことで、過度なプレッシャーがかかりにくかったり、嫌いと確信に至る要因でもある英語を話すのが恥ずかしいといった感情の緩和にもつながるでしょう。
 

なくならない英語嫌い

 
教育改革によって学生が英語を嫌いにならないような取り組みが行われていますが、それでも英語が嫌いと感じる学生がいなくなることはありません。
これは、他教科においても得手不得手があるように、英語が苦手と感じる学生がいるからです。
 
ただし、改革前に英語の嫌いや苦手といった感情を生み出しやすい要因となる文法に関しては、必ず学ぶものになります。授業スタイルが変わったとしても文法の教え方を変えることが出来なければ、文法が理解できずに難しい英語を学び続けることになります。
 
小学校でも読み書きを教わりますが、文法用語を用いて英文法を教わることはなく、中学で教わることになります。そのため、中学校で英語への苦手意識が芽生えてしまう学生が極端に減るということはないでしょう。また、楽しさを大切にした小学校から、本格的に勉学となる授業スタイルの切り替えによるギャップによっても、英語が難しい、嫌いといった感情が生まれやすくなってしまうかもしれません。
 

まとめ

 
英語と日本語は、そもそも言語構造が異なったり、日本語にはない音を発しなくてはならないため、幼少期から日常にない英語を学ぶこととなる日本人にとって難しいと感じやすい傾向にあります。
それに加え、学校では難しいを加速させる教え方を取り入れていたため克服できない人が多い状況でもありました。
そのため、教育改革によって授業スタイルが改善されたとしても、教え方が従来と同じであれば、苦手意識を持つ学生は目に見えて減少するということはないでしょう。

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