この一年で、TOEICで600点、学校のテストなどでは例文を丸暗記することなく英文を構築することができ、着実に英語力が上がっていると実感できました。

僕は中学一年生の夏頃からリバティに通い始めました。元々の英語力は小学校卒業時で、単語は英語圏の幼稚園児が知っているくらいの語彙力、アルファベットも全て書けるか怪しい程度の状態でした。中学入学前の招集日に宿題を課されてから、中学範囲の英文法を一通りおさえておこうと市販のテキストで勉強してみたのですが、進めていくうちに特に完了形の概念を全く理解できず独学では無理があると感じ、塾に行こうと決意しました。しかし、ただひたすらに暗記したり、たくさんの文を読んだりする塾は自分としては腑に落ちませんでした。そうして親と色々な塾を調べていく中でリバティと出会い、自分でも魅力を感じたので通い始めたところ、英語の見方が大きく変えることができました。

この理由は主に二つあると思います。一つ目は、英文をシンタックスという大きな枠組みの中にあるものとして見ることができたからです。リバティで学ぶ大きな概念の一つにシンタックスがありますが、この概念を理解することで、英文を一つの型にはめて捉えることができるようになります。二つ目は時制に対する理解を身につけられたことです。リバティでは時制に関して12＋12の24個あり、それらが法則に従ってコントロールされていることを知りました。結果、英文を読むスピードが速くなったり、的確な解釈をすることができるようになったりしました。他の塾ではきっとグラマーテーブルのように英語の本質をついた理解は得られなかったと、今では思います。

この一年で、TOEICで600点、学校のテストなどでは例文を丸暗記することなく英文を構築することができ、着実に英語力が上がっていると実感できました。最初は何も分からなくても、回を重ねるごとに理解が深まっていくことがわかり、とても有意義に授業を受けることができるようになりました。

大人ばかりの環境で、３回目くらいの授業まではここにいていいのか、なんでこんな子供が来ているのかと思われていないか不安でしたが、年齢関係なく皆個々に目標を持って授業に参加しているので、自分も周りを気にせずに自分のやるべきことをやれば良いのだと思えるようになりました。今では慣れて落ち着いて授業を受けられるようになったのでよかったです。生徒さんの年齢層がかなり幅広いので、同年代の中で切磋琢磨するという通常の塾とは違い精神的に楽に感じます。なので、これから英語を学ぶ中学生で自分のペースで学習したい人には是非お勧めです。

スピーキングやライティングのクラスはまだ受けていませんが、グラマーテーブルが一通りわかればかなり話せるようになるので、英語を書く、また話すことも、頭の中でシンタックスを意識して構成することが重要だとわかりました。

また、毎回の授業で藤川先生が英語をさらに理解できるように、細かい文法事項なども小出しにして説明してくださるので、そのようなものまで全て吸収すれば、知識事項もかなり身につくと思います。

いずれにせよ、グラマーテーブルで英語の本質的な枠組みを掴むことさえすれば、さまざまな英語学習がより円滑になり、ひいてはネイティブの方と会話するスキルも向上することになるので、やはりシンタックスを身につけることが大事だと実感しました。ただまだ語彙力が足りないと感じるので、単語学習にも積極的に取り組むとともに、学校で学習する他の教科の内容も母語の知識の土台として大切にしていきたいと思います。

お母さまより

最初は教室のアカデミックで重厚な雰囲気に圧倒され、また内容も難しすぎないかと心配しました。確かに日本語の概念理解も未熟ですので、文法の理解には時間がかかりますし、今でも十分ではないと思います。しかし、学校で英文法を習う以前にシンタックスをとらえる習慣を身につけたことで、自分の習う文法がシンタックスの何に当たるのかと考えながら学習でき、おそらく最も効率のよい学習ができているのではないかと思います。

初学の時点でシンタックスを習得することは普通の中学生の学習に比較すると格段に難しいと思いますが、身につけるべきことは明確なので、例え出来なかったとしても、目標に向かって焦らずわかることが少しずつ増えればよいくらいに思って見守ることができ、また正しい努力をすれば、必ず辿り着けるだろうと信じられるようになりました。

また、大量の丸暗記なしで、理解の伴った納得のいく学習ができるので勉強していてとても楽しそうです。最初のハードルは高いですが、できるだけ早いうちにシンタックスを習得すれば、長い目で見ると、躓かないぶん英語学習が逆に楽になるのではないかと感じます。

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