元LIBERTY受講生の野口先生が教える英語勉強法
今日は前回の続き、V5の解説をしていきます。
V5は、みなさんもご存知のSVOCのかたちをとります。
Sは主語、VはVerb、Oは目的語、Cは補語ですね。
このときO=Cの関係になります。ちなみにC(補語)には名詞か形容詞が入ります。
グラマーテーブルのVerbalの表を確認してください。名詞も形容詞もCになると書いてありますね。
名詞も形容詞も、補語になるという意味です。それでは前回の例文を復習しましょう。
We chose Keisuke Honda chairperson of the meeting.
(私たちはケイスケホンダを会議の議長に選んだ)Weが主語(S)、choseがVerb(V)、
Keisuke Hondaが目的語(O)、chairpersonが補語(C)です。
本田圭佑が議長になっているので
Keisuke Honda=chairpersonの関係ですね。ここまでは前回やったのでいいでしょう。
この他に、V5には補語(C)に
不定詞や現在分詞/過去分詞をとるものもあります。学校の文法用語でいうと、使役動詞や知覚動詞です。
使役のVerbはmake、let、have、知覚のVerbはsee、hear、feelなど
と言えば聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。ざっくりというと、これらのVerbはSVOCのかたちをとるとき、
補語(C)が「Verbの原形」をとります。
本当は「不定詞」が入るはずなのに「Verbの原型」
が入るのがポイントです。①使役のVerb
make、let、have、helpなどが典型です。My joke made her laugh.
(私のジョークで彼女は笑った)My jokeが主語(S)、madeがVerb(V)、herが目的語(O)、
laughが補語(C)です。her=laughの関係ですね。Let your dog run free in the yard.
(犬に自由に庭を走らせてやりなさい)LetがVerb(V)、your dogが目的語(O)、runが補語(C)です。
ちなみにfreeもin the yardも副詞の働きなので
文法的には重要ではありません。
Verbalの表の「単語の副詞」と「前置詞+名詞」ですね。
I can’t have the dog doing that.
(犬にそんなことをさせておくわけにはいかない)Iが主語(S)、haveがVerb(V)、the dogが目的語(O)、
doing thatが補語(C)です。My younger brother helped me (to) water the garden.
(弟が庭に水をまくのを手伝ってくれた)My younger brotherが主語(S)、helpedがVerb(V)、
meが目的語(O)、water the gardenが補語(C)です。waterをVerbで使うと水をまくという意味になります。
V3ですね。また、helpは不定詞も使えます。(to)water the gardenと
カッコがついているのはそういう意味です。②知覚のVerb
知覚のVerbは、S+V+O+不定詞または現在分詞/過去分詞
のパターンをとります。I saw him cross the street.
(私は彼が道路を横断するところを見ていた)Iが主語(S)、sawがVerb(V)、himが目的語(O)、
cross the streetが補語(C)です。
crossはV3で、〜を横断するという意味になります。I heard something crash against the wall.
(何かが壁に当たって砕ける音が聞こえた)Iが主語(S)、heardがVerb(V)、somethingが目的語(O)、
crashが補語(C)ですね。どんどんいきます。
I saw some shiba inu swimming about in the water.
(柴犬たちが泳ぎ回っているのを見た)Iが主語(S)、sawがVerb(V)、shiba inuが目的語(O)、
swimming aboutが補語(C)です。
毎度おなじみですが、ネイティブスピーカーの
言い方にしたがってa shiba inuの複数形はshiba inuとしてあります。Did you hear your name called?
(自分の名前が呼ばれるのを聞きましたか)youが主語(S)、hearがVerb(V)、your nameが目的語(O)、
calledが補語(C)です。your name=calledの関係ですね。
ちなみにDidは助動詞です。He felt his heart beating fast.
(彼は心臓がどきどきしているのがわかった)Heが主語(S)、feltがVerb(V)、his heartが目的語(O)、
beatingが補語(C)です。
his heart=beatingの関係ですね。
ちなみにfastは副詞なのでbeatingを説明しています。簡単ですが、以上で使役のVerbと知覚のVerbの説明となります。
これでV1〜V5の全てのVerbをひと通り勉強できましたね。次回以降はグラマーテーブルのVerbalの表を解説していきます。
どうぞご期待ください。