元LIBERTY受講生の野口先生が教える英語勉強法
皆さん、こんにちは。LIBERTYの野口です。
英語の勉強の進み具合はいかがでしょうか?
今回もとてもいい質問がありましたので、できるだけわかりやすく解説してみます。
グラマーテーブルのVerbalのページについての質問です。
Verbalの表の形容詞のところですが、
形容詞:C(S,O)M(名)M
は、例文でいうとどんなものがありますか。
ご質問ありがとうございます。
とてもいい質問だと思います。
一見簡単な話のようですが、実は意外とわかっていない人も多いと思います。
僕も最初の頃は暗記して書いているだけでした(笑)
この際、はじめからていねいに確認してみましょう。
1. 「形容詞 C(S, O)」について
「形容詞 C(S, O)」という記述の意味は・・
形容詞は、主語(S)または目的語(O)の補語(C)になるということです。
つまり・・
形容詞=主語の補語(C)
形容詞=目的語の補語(C)
の関係になります。
補語とは、主語や目的語を説明するものだと思っていただければ大丈夫です。
よけいにわからなくなったという人は次の例文を見てください。
(1)形容詞が主語(S)の補語(C)になる例文:
The girl is cute.
「is」はV2なのでSVCのパターンです。
The girl(S) is (V2) cute(C) となります。
「The girl」が主語(S)です。
そして「cute」(形容詞)が「the girl」(主語)を説明しています。
つまり、形容詞が主語(S)の補語(C)になっています。
このときの形容詞は学術的には主格補語と呼ばれます。
これがグラマーテーブルに書かれている
「形容詞 C(S)」の意味です。
(2)形容詞が、目的語(O)の補語(C)になる例文:
He makes me happy.
「He」が主語(S)、「makes」はV5なのでSVOCのパターンです。
He(S) makes(V5) me(O) happy(C)となります。
「happy」(形容詞)が「me」(目的語)の説明をしているのだから形容詞が目的語(O)の補語(C)になっているといえます。
このときの形容詞は、学術的には目的格補語と呼ばれます。
これが「形容詞 C(O)」の意味です。
2.「形容詞 M(名)M」について
これは、形容詞は、名詞を前と後ろのどちらからでも
修飾できる、説明できるという意味です。
たとえば、a cute babyは、形容詞がbaby(名詞)を前から修飾しています。
これに対し・・「a baby asleep」では
「baby」(名詞)を形容詞が後ろから修飾していることになります。
日本語では、基本的に形容詞が名詞を後ろから修飾することはないので、ここは英語との大きな違いですね。
以上が「形容詞 M(名詞)M」の意味です。
グラマーテーブルは一見シンプルですが、実はものすごく深いことまで考えられて作られています。
皆さんもグラマーテーブルを復習するときは、ぜひ細かいところも意味を考えて読んでみてくださいね!
次回は、いよいよグラマーテーブルの最重要事項ともいえるVerbのパターン(V1、V2、V3、V4、V5)の見分け方について説明します。皆さんからのご質問が一番多いのもこの部分です。ご期待ください!