元LIBERTY受講生の野口先生が教える英語勉強法
さて、今回は前回の残りのwherever, whenever, however
の使い方を復習します。
where, when, howに-everのついた
wherever, whenever, howeverは、ざっくりいうと
副詞節を導くことができます。
グラマーテーブルのVerbalの表でいうと
「従位接続詞によって作られる節」です。
ピンと来ない方はこの機会にぜひ確認してくださいね。
1. whereverの用法
まずはwhereverです。なんとなくわかるけど
はっきりとはわからないという方が多いのではないでしょうか。
意外と奥が深いので例文を見て確認しましょう。
1-1「どこで〜しようとも」(=no matter where)
これは、いわゆる譲歩の文になります。
訳すときには「どこで〜しようとも」という副詞節になり、
メインの節(=主節)を修飾します。
Wherever (=No matter where)you are,
remember that we will be thinking of you.
(どこにいても、私たちがあなたのことを考えていることは
忘れないでください)
復習ですが、副詞節の中は未来のことであっても現在形に
なります。ご確認くださいね。
どんどんいきます。
1-2「〜するところならどこへでも」(=to any place where)
さっきは譲歩の副詞節でしたが、今度は場所を説明する副詞節となります。
The dog follows me wherever (=to any place where)I go.
(私がどこに行ってもその犬はついてくる)
それほど難しくないので大丈夫でしょう。
次はwheneverにいきます。
2. wheneverの用法
2-1「いつ〜しようとも」(=no matter when)
これも譲歩を導く副詞節となります。
Whenever (=No matter when)you come, I’m glad to see you.
(いつ来ても歓迎しますよ)
副詞節は「あなたがいつ来ても」という意味になり、
主節は「I’m glad see you」、つまり、「歓迎する」
ということになります。
2-2「〜するときはいつでも」(=at any time when)
wheneverは時間を説明する副詞節にもなります。
例文を見てみましょう。
Come whenever(=at any time when)it is convenient for you.
(都合のいいときにいつでも来てくださいね)
ComeはVerbが文頭にきているので命令文ですね。
「来てください」という意味です。
そしてwhenever以下はそれがいつなのかを
説明しています。副詞節ですね。
最後にhoweverを見ましょう。
3. howeverの用法
3-1 〈however+形容詞[副詞]〉
「どんなに〜しようとも」(=no matter how)
However(=No matter how)long the dog sleeps, it never sleeps long enough.
(どんなに長く寝ても、その犬にとっては十分長く寝すぎてはいない)
however long the dog sleepsの部分が副詞節です。
譲歩の意味になり、主節(=it never sleeps long enough)
を説明しています。
3-2 〈however+S+V〉「どんなふうに〜しても」
(=by whatever means)
However you train it, the shiba inu is the same.
(どんなにトレーニングしても、柴犬は変わらないよ)
これも同様にhowever you train itが副詞節となります。
譲歩を導きます。
余談ですが、柴犬は個性が強い(=人格がはっきりしている)
ため意外と飼うのが難しいといわれています。
犬なので人格ではなくて犬格という方が正しいのかも
しれませんね...
さて、今日の解説はここまでです。