LIBERTY代表 藤川恭宏からのメッセージ
英語教育におけるピグマリオン効果
私は英語の勉強をされる皆さんに、「今のあなたの英語力は問いません。あなたも必ず、英語をマスターし目標達成できます！」と明言していますが、それには実証研究に基づいた理論的根拠があるのです。
私は日本人の英語力の低さは学習者側でなく、教える側により大きな責任があると主張しています。ハードとして教えるノウハウが不足していることと同時に、ソフトとしての生徒に対する心的態度が極めて脆弱な英語指導者が多いことは、大変憂うべきことと言わざるを得ません。
それが日本の英語教育のレベルを下げている一因ともなっています。
今回は、そうした英語教師のあるべき心的態度について考えてみたいと思います。
この問題については、『ピグマリオン効果』という教育心理学上の研究成果が参考になると思います。別名、「教師期待効果」と呼ばれる教育心理学における心理的行動の一つであり、簡単に言えば、「教師の生徒に対する期待がその生徒の知的発達に大きく関係している」ということを指します。教師が生徒に対して信じていること（それが本当であるかどうかにかかわらず）が現実になるということ(“self-fulfilling prophecy”)、または、生徒は先生に期待された通りの結果をもたらす傾向があることを意味します。1960年代にアメリカの教育心理学者、ロバート・ローゼンタール氏によって実証されたものです。
ローゼンタールをはじめとする研究グループは、オークスクールというアメリカの公立小学校で、ありきたりの知能テストを実施しました。その結果を踏まえて、担任教師に「これは今後、数ヶ月間の間に成績が伸びる生徒を割り出すためだった」と言い、実際はテストの結果と関係なく無作為に選ばれた生徒の名を挙げ、「これらの生徒たちがその該当者である」と教えました。担任教師が期待を込めて該当生徒たちを指導していると、確かにその生徒たちの成績が驚異的に向上していきました。しかし、それは実際には知能テストの結果でなく、担任の期待のこもった心的態度によるものだったという、とても興味深い実証的研究成果が出たのです。
たとえば、ある生徒に関し、教師が「この子は本来、能力が高いはずなので、将来必ず伸びるだろう」と思うのか、逆に「この生徒は、今の成績が限界だろう」と思うのかによって、生徒の成績が激変する可能性があるということが現実の問題として常に起こりうるわけです。なお、後者のように教師が生徒に期待しないことによって成績が下がることを、「ゴーレム効果」と呼びます。
何の教育、指導であれ、あなたの教師・指導者が、ご自分に対して期待と愛情を抱いてくれているかどうか、それをあなたが感じられるかどうかが、良い教師とダメな教師の判断基準であるともいえます。
因みにピグマリオンは元来、ギリシャ神話に出てくるピグマリオン王の逸話から名付けられました。 ピグマリオン王は自分で作った女性の彫刻のあまりの美しさに恋をしてしまい、その彫刻に命が宿ることを祈り続けた結果、神によって彫刻に命が吹き込まれ、その女性と幸せに暮らしたという話に由来します(写真）。
英語教師のあるべき姿とは
英語教育を担う教師も先ず、最初に1人ひとりの生徒の無限の可能性を信じ、常に期待と愛情をもって接することから始めなくてはならない！ということを、この研究成果は如実に示しています。
LIBERTYは、生徒の皆さん、一人ひとりに対する期待と愛情が教育の原点であると考え、それを見失うことはありません。
LIBERTYの教育の根本は、安直な精神論でなく、例えば、今回のテーマである実証研究に依拠したピグマリオン効果を全ての生徒のみなさんに見出し、皆さんに、もともと潜在する英語をマスターするという能力を信じ、それを藤川メソッドとサクセスコーチングを使って最短で、しかも最大限に引き出すお手伝いをさせていただくというものです。
どんなに素晴らしい英語教授法があっても、それだけでは必ずしも良い教育効果を期待できません！
英語教育においても、皆さんの潜在能力を100％信じ、期待と愛情をもって常に希望と自信を与え続けるという心的態度こそが、最も重視されることの一つでなくてはなりません。
ここにこそ、教育/EDUCARE（潜在能力を引き出す） の原点があるとLIBERTYは考えます。
皆さんの英語力は白紙で構いません。皆さんの今の英語力は問いません。
皆さんには目標とされる結果＝成果を出す能力が、本来的に備わっていると信じているからです。
LIBERTYには英語をマスターし、さまざまな高い目標を現実に変える、必達の成功テクノロジー（藤川メソッドと、サクセスコーチングの融合）があります。あなたの英語はまったく別格のとなり、高い目標達成の結果は既に約束されているのです。
