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T. Sakamotoさんの体験談

東京大学の大学院に進学できました

T. Sakamotoさんの体験談 ・ 学生(東京大学在学)

2024/04/08

リバティに入学して最初に驚いたことは、グラマーテーブルという、体系化された英文法のバイブル的な存在でした。動詞、副詞など全ての品詞が1文のどこに配置することができるかという内容があり、これを反復することで、無意識下で文構造を素早く理解できるようになりました。

義務教育の英語では特殊な文法として分詞構文を習いますが、グラマーテーブルでは省略された副詞節として理解できます。副詞節を分詞構文に書き換える、後置形容などを関係代名詞節に書き換えるなどして、文法一つ一つを個別で理解するのではなく、複数の文法に共通している役割を抽象化して理解することができました。

アカデミックスピーキングライティングクラスでは、TOEFLやIELTSでただ点を取るという目的に留まらない、アカデミックなエッセイの書き方を教わることができました。まず、イントロダクションでは、歴史的著名人の格言を引用して一般論を展開し、読者をその話題へと引き込み、カウンターアーギュメントでは、提示されているトピックに対して様々な立場の意見があることを述べ、自身の主張に客観性を持たせる、といった論理的な文章の書き方を教わりました。

LIBERTYで教わったこの知識は、英語だけでなく日本語で論理的な文章を書く際にも非常に役立ちました。自身の主張の根拠を述べる部分では、抽象的な議論を避け、なるべく具体例を用いて一つ一つ論理立てて詳細に説明するということを学びました。最初のうちは、どうやって300wordsも書けばいいのかわからず頭がパンクしていましたが、詳細な根拠の記述を心がけてからは、300wordsが多いとは感じにくくなり、気づいたら350wordsを超えている状態になりました。

コンクルージョンの書き方についても新たな発見がありました。それまで、ただ単にエッセイ全体をまとめる文章を書けばいいものと考えていましたが、それは間違いでした。コンクルージョンまでの議論から得られる知見を客観的立場から述べ、最後に提示するという記述方法にすることで、文章全体の主張のレベルが上がるということを学べました。これらのエッセイの書き方は、全く習ったことのないもので、初めて習った時は、なるほどと感銘を受けました。

最終的な成果としては、TOEFL IBTで82点を獲得することができました。初回受験時は80点だったので、大きく点数は上昇しませんでしたが、科目別に見ると、リーディングが22点から25点、ライティングが20点から23点に上昇しました。リスニングとスピーキングはまだまだなので、これからも努力しようと思います。

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日本人が英語を苦手とする最大の理由は日本の英語教育にあります。
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