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LIBERTY トップ 100 大学ランキング 5位
カルフォルニア工科大学はカリフォルニア州に本部を置くアメリカの私立大学です。正式名称はCalifornia Institute of Technology といい、「Caltech(カルテック)」と言う愛称で呼ばれています。理工系の総合大学としてマサチューセッツ工科大学(MIT)と並び科学・工学の分野で高い評価を受け続ける名門校です。
カリフォルニア工科大学は学部生が1000名弱、大学院生をあわせても約2200名しかいない小規模大学です。それに対し、教員数は約300名もいるため、学生と教員の割合は3:1です。授業の7割近くが20名未満の少数クラスで行われるという少数精鋭のエリート教育が行われています。
科学と工学に焦点を当てた世界的に有名な研究教育機関であるCaltechには6つの学部があり、最も一般的な専攻分野は「工学」で、2019年度の卒業生のうち41%が専攻していた人気分野となっています。Caltechでは学部教育のほか、工学、生物学、化学、コンピュータサイエンス、地球科学、数学、物理学の大学院プログラムを提供しており、最先端かつ革新的な研究が展開されています。これらの研究成果や功績はマサチューセッツ工科大学(MIT)と同じ部門で優れていることから、この2大学はよく比較されやすく、どちらも工科大学としてはアメリカ最高峰の学術基準と称されています。
また、NASAや国立科学財団などの政府関連機関からの助成を受けた研究が数多く行われているのも大学の大きな特徴です。国内外に幅広い賞を獲得しており、とくにノーベル賞の受賞者は35人を数えます。さらにCaltechの教員が多くの特許を保持するなど、その研究成果の高さがうかがえます。
Times Higher Educationによると、2020年度のアメリカの大学ランキングでは1位、世界ランキングでは2位となっています。
参考元:
https://www.timeshighereducation.com/student/best-universities/best-universities-united-states
全米屈指のエリート名門大学とされ、同4位のマサチューセッツ工科大学(MIT)と並び、常に最先端の研究成果をあげていることで注目を集めています。過去にも5年連続でTHE世界大学ランキング1位を獲得するなど、世界的に高く評価されている科学・工学分野の研究大学です。今回はそんなカリフォルニア工科大学の大学院についてご紹介します。
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。
テストスコア | GPA* | 3.97 |
ACT* | 35-36 | |
IELTS | 7.5 | |
TOEFL/iBT | 100+ | |
SAT* | 1530-1580 | |
アメリカ大学ランキング* | 1位 | |
世界大学ランキング* | 2位 | |
学費+生活費* | $72,084/年 | |
平均奨学金* | $70,000/年 | |
合格率* | 4.7% |
*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
参考元:
https://www.collegesimply.com/colleges/california/california-institute-of-technology/admission/
在校生の80%以上が現地アメリカの学生で、留学生の割合はわずか8%程度に留まっています。
当然、授業も全て英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。
英語が母語でない学生には英語力を証明するスコアの提示が求められており、英語力のボーダーラインは以下の通りです。
【スタンフォード大学院-各学部が提示するボーダースコア一覧-】
School/Program
学科(大学院) |
Minimum Required Scores
必要とされる英語資格の点数の最低スコア |
|
TOEFL iBT | IELTS (Academic) | |
Computer and Information Sciencesコンピュータと情報科学 |
100 | 7.0 |
Engineering
工学 |
89 | 6.5 |
Biology生物学 |
100 | 7.0 |
Mathematics数学 |
100 | 7.0 |
General Studies総合学科 |
100 | 7.0 |
Physical Sciences物理科学 |
100 | 7.0 |
Social Sciences社会科学 |
100 | 7.0 |
Businessビジネス |
100 | 7.0 |
History歴史 |
100 | 7.0 |
参考元:
https://www.collegesimply.com/colleges/california/california-institute-of-technology/majors/
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。大学院での授業は高度な英語の理解力が必要とされるため、求められるスコアは一部学科を除き、TOEFLは100点、IELTSは7.0で統一されています。最低でもコミュニケーションで困らないレベルの英語力は必要だと思っておきましょう。
オンラインで出願が可能
近年はオンライン環境も整い、アメリカの多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。スタンフォード大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。
出願書類
一般的にコースで必要になる書類は次のとおりです。
・受験料(USD$100)
・願書(オンラインの申請フォームを入力します)
・履歴書
・推薦状(3通)
・学位の証明書(学部のもの)
・GRE(アメリカの大学院出願にあたって求められる共通試験です)
・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコアが求められます)
注意
・ほかにも志望動機書など、各コースによって必要書類が異なる可能性があるので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
・必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
英語原文
Applicants are required to submit the application and supporting materials online prior to the posted deadline. Once the application has been submitted, you will not be able to modify supporting documents, so please proofread your materials thoroughly before submission.
To successfully complete the online application process, you must:
「Caltech Graduate Admissions」ウェブサイトの「Admission」ページより抜粋:
http://www.gradoffice.caltech.edu/documents/6312/application_checklist.pdf
http://www.gradoffice.caltech.edu/documents/7352/AppInstructions_Required_Tests-NG-10-23-19.pdf
提出期限
年に1度の入学受入れで秋入学(9月)のみになります。
そのため、ほとんどの学科で出願資料の提出期限は前年の12月か、同年度の1月になります。
秋入学(9 月)
全ての学科は上記の期間中に提出期限を設けていますが、やむおえない理由がある際はその旨を事前に伝えておけば、この期限を過ぎても受入れを認められる場合もあります。しかし、その際は追加で料金がかかることがあります。また合格発表は5月中旬のため、いかなる理由があっても4月より遅れた場合は無効となります。
特にアメリカに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたとしても誰も直接指摘をしてくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えましょう。
参考元:
http://www.gradoffice.caltech.edu/documents/6428/2018-19_application_deadlines.pdf
2019年のCaltechの合格率は4.7%です。同年度で同じく難関校とされるMITの5.2%と比較しても全米で最も入学が難しい大学と言えます。
またCaltechのレベルを日本に当てはめると、およそ偏差値80以上であると言われています。ただし、日本の大学とは入学方法が大きく異なる為、入学難易度を偏差値だけで測ることはできません。
また、日本の大学は基本的にはペーパーテストの学力によって合否が決まりますが、Caltechを含むアメリカの大学では高校のGPAの考慮等はあるものの、学力順に学生を選抜することはせず、学生自身のユニークさを評価するなど、多様性を重視しています。
このように単純な学力だけでは合格できないこともCaltechの入学難易度を底上げしている要因です。
2年間の学費と生活費
学部により異なりますが、Caltechの授業料は年間でおよそ48,111ドル($1=110円換算:約529万円)です。
2年間の学費は96,222ドル($1=110円換算:約1058万円)とされていて、2年間のアメリカでの生活費(居住と生活費で年間で約240万円)も含めると1540万円程度は必要だと考えておきましょう。
Fellowshipとその他の制度
Caltechは私立大学ということもあり、学費はかなり高額ですが、大学側は様々な奨学金の制度を用意していてそれらを利用すれば学費、生活費のほとんどを賄うことができるようになっています。実際にCaltechに通う大学院生の99%が奨学金の制度を利用して学費や生活費の工面をしています。
主に大学のウェブサイトに記載されているつぎの制度によって学費・生活費が賄われています。
出願先の大学から与えられる返済不要の奨学金です。Caltechの博士課程1年目の学生はほぼ全員がこの奨学金を受け取っています。取得の条件や難易度は大学によって大きく異なりますが、主に現地の学生が利用しやすいとされる制度になります。
出願先の大学以外から与えられる返済不要の奨学金です。日本からアメリカの大学院に留学する学生のほとんどは、日本のどこかの財団から奨学金を獲得しています。支援額や期間は財団によって異なりますが、日本からの留学生はこの奨学金の取得が出願前に約束されていると合格に非常に有利に働きます。
Caltechが在籍中の学生に対して設けている制度で、指導教員が自身の研究のために獲得した研究資金から、その研究を手伝っている学生に支払われる給与です。博士課程の2年目以降の学生はこれにより生活していることが多く、まれに1年目からRAに就く場合もあります。
こちらもRAと同じく大学側が学生に向けて設けている制度ですが、異なる点はTAの場合、授業のアシスタント業務をする学生に支払われる給与である点です。これもまた、RAと同じく博士課程の2年目以降の学生の主な財源となっています。大学によっては、TAとして一定期間働くことを義務付けているところもあります。
以上のようにCaltechの大学院生は、その殆どがなんらかの形で学費と生活費を奨学金等の制度を利用して工面しています。
日本の留学生にとって獲得しやすいのが、2の外部奨学金ですが、これに加えて在学中にRAやTAとして従事することができれば、学費や生活費の心配はそこまで心配不要と言われています。
参考元:
http://www.gradoffice.caltech.edu/financialsupport
参考元:
https://en.wikipedia.org/wiki/California_Institute_of_Technology
Caltechはアメリカの理工科大学のトップであるMITと並ぶ大学と言われていて、よくこの2大学は比較されます。学術レベルや大学が輩出してきた優秀な卒業生達の功績などはどちらの大学も優劣がつけ難いです。そんなMITとCaltechの2大学の最大の違いは大学の規模にあります。
MITの在学生は1万人程度で他の米国の主要大学と比べると少なく、大学の規模も決して大きくはないのですが、Caltechの在学生は更に少なく、学生はたった2000人程度です。
大学規模=功績の数ではないことを証明し続けている少数精鋭のCaltechの研究成果の秘密に今回は迫ります。
Caltechの少人数研究
世界大学ランキング第1位のオックスフォード大学の生徒数が19,718人、第3位のスタンフォード大学が15,658人であることと比較すると、Caltechの2000人という生徒数がいかに少ないかがわかります。それでもCaltechの卒業生、そして在学生のノーベル賞受賞者数は34名、アメリカ国家科学賞の受賞者数は58名など、輝かしい功績を挙げています。また、受賞者の殆どは大学院で博士号まで取得しており、こうした学生はおよそ1000人程度在籍しています。それに対して教職員数も326人程度と推計されており、約3人の学生に1人の教授が付き、共に研究に励んでいます。
通常なら15人から20人程度の生徒を1人の教授がまとめるので、Caltechの場合には他大学と比べても手厚い手ほどきを優秀な教授からじっくり受けられることになります。
教授の中にはノーベル賞を受賞した経歴を持つ研究家も現役で働いており、当然彼らは研究にとても熱心に取り組んでいるので、学生達はそんな教授たちと共に充実した時間を過ごすことができます。こうした要因が研究成果を大きく飛躍させているとも言われています。
通常、大学の大規模化は学生や教授陣の多様性確保や研究の大規模化などメリットも多そうに思えますが、Caltechの成功を見ると少数精鋭で手厚い教育を行うことで、世界の頭脳を惹きつけるというアプローチも有効なのだということが言えるでしょう。
https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2018/arnold/photo-gallery/
アメリカ全土で幾度もランキング1位に選ばれる学術水準を持ちながら、その規模はとても小規模という特徴をもつカリフォルニア工科大学。
小さい故に留学生も圧倒的に少ないですが、理数工科の部門におい最高峰の教育を手厚く受けることができる、まさに少数精鋭を育てる大学です。
名門であり、難関校である事は間違いありませんが、あなたを大きく成長させてくれる環境であることは間違い無いでしょう。
Caltechをはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
その理由は主に2つあります。
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?
世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、
留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。