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【LIBERTY大学紹介】香港中文大学|TOEFL・IELTS スコア

香港中文大学

Shatin, New Territories, Hong Kong

LIBERTYトップ100大学ランキング53位

概要

香港中文大学は、1963年に香港の沙田区に創立された公立の総合大学で、香港で2番目に設立された公立大学です。もともと、香港にいる中国の学生は、中国本土に学びに行っていましたが、1949年以降の中国での政治体制の激変により中国本土に行くことが難しくなったため、彼らが学べる大学として、崇基學院、新亞書院、香港聯合書院が合併して香港中文大学が設立されました。香港中文大学のキャンパスは香港でも一番広く、図書館やテニスコートの数なども香港一です。また、大学敷地内にハイアット・リージェンシー・ホテルがあり、ホテル管理学科を設置しています。MBAもアジア最古であり、高い評価を得ています。
 
Times Higher Educationによると、2020年の香港内ランキングでは3位、世界ランキングでは56位となっています。
 
参考元:
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2020/world-ranking#!/page/0/length/-1/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats
 
香港中文大学は、“to assist in the preservation, creation, application and dissemination of knowledge by teaching, research and public service in a comprehensive range of disciplines, thereby serving the needs and enhancing the well-being of the citizens of Hong Kong, China as a whole, and the wider world community.”(包括的な修養における教育、研究、公的奉仕によって知識の保護、創造、適用、拡散を促進し、香港、中国、世界のコミュニティの人々のニーズに応え、人々の幸福を高めること)をミッションとして、“博文約禮”(広く学問をして教養を積み、それを礼によって集約して本質を理解し実行すれば、道理からはずれることはない。)をモットーとして掲げ、大学は、香港を代表する総合大学として学生の知性だけでなく人格にも目に向けながら、香港だけでなく世界に貢献できる生徒を育ててきました。
 
大学院は、全部で約210のプログラムを提供しており、さまざまな分野を網羅しています。特に経営学、工学、法学、医学の分野で高い評価を得ています。
どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されており、大学入学の平均合格率は公表されていませんが、人気が高い大学となっています。
 
アジアを代表する公立大学のひとつとして、世界中から来る多くの学生に最先端の研究施設と教育環境を提供してきた香港中文大学。
本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。
 
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。
 

テストスコア GPA* 3.6
ACT* N/A
IELTS 6.5
TOEFL/iBT 79
SAT* N/A
アメリカ大学ランキング* N/A
世界大学ランキング* 56位
学費+生活費* $ 29,031/年
合格率* 非公開

 
*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
 
参考元:
(https://www.gotouniversity.com/university/chinese-university-of-hong-kong-cuhk/)
(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/chinese-university-hong-kong#)
 
 

大学院で必要とされる英語力


 
香港中文大学の学生は約32%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な学生が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。
共通言語は基本的に英語で統一されており、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。ただし、中国語の知識も要求されるコースもありますので、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
 
英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、英語で行われている主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。
 

School/Program

学科(大学院)

Minimum Required Scores

必要とされる英語資格の点数の最低スコア

TOEFL iBT IELTS (Academic)
Applied Economics and Social and Economic Policy

応用経済学・社会経済政策学

85 6.5
Biochemistry

生物化学

79 6.5
Biomedical Science

生物医学科学

79 6.5
Business Administration

経営学

79 6.5
Chemical Pathology

化学病理学

79 6.5
Cultural Studies

文化研究

79 6.5
Economics

経済学

79 6.5
Education

教育学

79 6.5
Engineering

工学

79 6.5
History

歴史学

79 6.5
Law (LL.M.)

法学(LL.M.コース)

88 7.5
Law (J.D.)

法学(J.D.コース

100 7.5
Mathematics

数学

79 6.5
Music

音学

79 6.5
Pharmacy

薬学

79 6.5
Physics

物理学

79 6.5
Public health

公衆衛生学

79 6.5
Sociology

社会学

79 6.5

 
参考元:
(https://www.gs.cuhk.edu.hk/admissions/admissions/requirements#english-language-requirements-for-admission)
 
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。
香港で一番広いキャンパスで最先端の勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくる香港中文大学に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。
 

出願から合否発表までの流れ


 
オンラインで出願が可能
近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。香港中文大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
 
香港中文大学の公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。
 
出願書類

  • 一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。
  • 願書(オンラインの申請フォームを入力します)
  • 受験料
  • 卒業証明書
  • 成績証明書
  • 英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコア)
  • 公的試験のスコア(GREやGMATなど)
  • 推薦状
  • ID(パスポートなど)

 
注意
・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
 
英語原文

  • Online application form
  • application fee
  • Copies of certificates of academic/professional qualifications
  • Official transcripts and grading schemes of all tertiary level studies
  • Proof of English Language Proficiency
  • Confidential Recommendations Report
  • A photocopy of Hong Kong Identity Card or other identity document

 
参考元:
(https://www.gs.cuhk.edu.hk/admissions/admissions/documents-required)
 
提出期限

  • 出願書類の提出期限:10月16日〜翌4月19日頃
  • 合格発表の期間:12月19日〜翌5月31日頃

 
出願書類の提出期限は学科によって異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。
特に香港に在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。
 
なお、香港中文大学は志望者数が多く、世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。
 
参考元:
(https://www.gs.cuhk.edu.hk/admissions/)
 

香港中文大学の合格率


 
知識だけでなく道徳の教育も重視するモットーを持って最先端の教育、研究の場を提供してきた香港中文大学の合格率は、大学院の場合コースやプログラムによって異なりますが、公表されていません。
優秀なだけでなく、礼儀や義を大事にして勉学に励むことができる人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することが香港中文大学の合格への近道となります。
 

学費と奨学金制度

2年間の学費と生活費
香港中文大学は公立大学ですが、留学生の学費はかなり高めに設定されています。
香港中文大学の1年間の学費は、大学院の場合、HK$ 42,100〜HK$ 690,000 (1HK$=13円換算:約55万円〜897万円)とされていて、香港での生活費(居住と生活費で年間で約250万円)も含めると2年間で約610万円〜2294万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、学費もかかりますが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。
コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。
 
参考元:
(https://www.gs.cuhk.edu.hk/admissions/scholarships-fees/scholarships#fees)
 
奨学金
香港中文大学には、博士課程を志望する留学生向けの奨学金の制度があります。他にも入学後に研究の助手や大学生への指導などをすることにより援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。
 
Hong Kong PhD Fellowship Scheme (HKPFS) & CUHK Vice-Chancellor HKPFS Scholarship
香港中文大学入学予定の優秀な博士課程進学予定の学生向けの奨学金:https://www.gs.cuhk.edu.hk/admissions/scholarships-fees/hkpfs
 
参考元:
(https://www.gs.cuhk.edu.hk/admissions/scholarships-fees/hkpfs)
 
その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。
民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/
大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/
 

著名な卒業生

包括的な教育と研究を行い、世界のニーズに貢献し、世界の人々に幸福をもたらすことができる人材の育成をミッションに掲げている香港中文大学。世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人が香港中文大学を卒業しています。

  • Lap-Chee Tsui(ヒト遺伝子解析機構前会長 / 1974年生物学修士号(MPhil)取得
  • Chow Chung-kong(香港証券取引所会長 / 1981年 経営学修士号(MBA)取得)
  • Joseph Sung(香港中文大学副学長、SARS流行時に貢献 / 1997年 医学博士号(MD)取得)
  • Ricky Wong(香港電視網絡取締役会長 / 2005年経営学修士号(MBA)取得)
  • Au Hoi Lam(ヤング・アーティスト賞受賞 / 2009年美術学修士号(MPhil)取得)

 

トリビア

世界中の人々の幸福に貢献することをミッションとしている香港中文大学には、同校らしい取り組みがたくさんあります。
 
香港中文大学には、Jockey Club Museum of Climate Change(賽馬會氣候變化博物館)という気候変動に関する博物館があります。このような博物館は世界初と言われています。
この博物館は2013年に設立され、気候変動に関連するマルチメディアの展示会やイベントを開いてきました。
例えば、香港のような都市でのビル群がひしめきあっている状態によってどのような影響が起こるか、3Dやホログラムを使って説明する展示会などがあります。
 

 
香港中文大学の生徒たちも、積極的に地球環境の問題に関心を持ち、例えば、アンバサダーとして登録して博物館にくる方々たちに展示内容について説明したり、エコツアーを開催したりしています。
 

 
他にも、サステナビリティなどの知識がない方たちも楽しめるように、自然の素材を使って布を染めるワークショップや木材でオカリナを作るワークショップなどもあります。
世界の人が幸せに生活するためには避けて通れない問題であり、地球環境への関心が一人一人に要求されている現状でこのように学ぶことができるというのはとても素晴らしいですね。
 
香港中文大学は、他にもこのように人々が幸福に生きる世界を促進するイベントなどがたくさんあります。入学したら是非さまざまなイベントに参加してみてくださいね。
 
このように世界中から優秀な生徒が集まってきた歴史ある香港中文大学には、大学独自の取り組みがたくさんあります。入学したら、ぜひ勉強している専門分野以外のイベントなどにも積極的に参加しながら刺激的で充実した学生生活を送ってください。
 
参考:https://www.mocc.cuhk.edu.hk/en-gb/
  

まとめ

香港で2番目に古い総合大学として香港だけでなく世界に大きな影響を与えてきた香港中文大学。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。
入学するにはとても高い壁とはなりますが、義と礼を大事にする人格的にも優れた優秀な人々と香港中文大学で学ぶことができれば、非常に刺激的な学校生活を送ることができます。
将来は、世界の人々をより幸せにすることができる発明者や起業家と一緒に勉強したり、もちろん自分が世界で活躍する研究者や起業家になるかもしれませんね。
 
是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。
 

香港中文大学への留学を目指しているみなさんへ


 
香港中文大学をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
 
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
 
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
 
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
 
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
 
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
 
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
 
その理由は主に2つあります。
 
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
 
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
 
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
 
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
 
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?

世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
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