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【LIBERTY大学紹介】カロリンスカ研究所|TOEFL・IELTS スコア

カロリンスカ研究所

SE-171 77, Stockholm, Sweden

LIBERTYランキング51位

概要

カロリンスカ研究所は、1810年にスウェーデンのストックホルムに創立された公立大学で、スウェーデン王カール13世によって設立されました。もともとは、ロシアとの戦争で負傷した兵士が病院で死んでしまったことから、医療技術力が足りておらず、スウェーデンは将来の戦争に備えて医療技術を上げる必要があるということで、熟練した軍隊用手術のトレーニングのための学校として設立されました。今やカロリンスカ研究所は、世界を代表する医学系大学として有名で、医学系の分野全体を漏らする教育研究機関です。また、アルフレッド・ノーベルが亡くなる際に、ノーベル生理学・医学賞の受賞者を選ぶ権利を与えられ、ノーベル生理学・医学賞の選考委員会があります。

 

Times Higher Educationによると、2020年のスウェーデン国内ランキングでは1位、世界ランキングでは41位となっています。

(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2020/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats)

 

カロリンスカ研究所は、“To advance knowledge about life and strive towards better health for all.”(命についての知識を深め、全ての人がより健康になるよう努力すること)をビジョンとして掲げ、医学や健康科学に関して、実験的研究からスウェーデンの中で最も広い範囲の教育を提供してきました。その結果、多くのノーベル賞受賞者や化学者など、医学の分野で世界の人々をより健康にする研究者たちなどを輩出してきました。

 

大学院は、全部で約10の英語プログラムを提供しており、医学系のあらゆる分野を網羅しています。特に免疫学、精神医学、外科学の分野で高い評価を得ています。

どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されており、大学入学の平均合格率は毎年約3.9%ほどです。

 

スウェーデンを代表する公立大学のひとつとして、世界中から来る多くの学生に世界最高水準の研究施設と教育環境を提供してきたカロリンスカ研究所。

本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。

 

【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。

テストスコア GPA* 2.8
ACT* N/A
IELTS 6.5
TOEFL/iBT 90
SAT* N/A
アメリカ大学ランキング* N/A
世界大学ランキング* 41位
学費+生活費* $ 27,840 /年
合格率* 3.9%

*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。

参考元:

(https://www.gotouniversity.com/university/karolinska-institute)

(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/karolinska-institute)

 

大学院で必要とされる英語力


 
カロリンスカ研究所の学生は約20%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な学生が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。

共通言語は基本的にスウェーデン語と英語とされており、英語で提供されるプログラム(https://education.ki.se/global-bachelors-and-masters-programmes)については、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。

 

英語で提供されるプログラムについて、英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。

 

School/Program

学科(大学院)

Minimum Required Scores

必要とされる英語資格の点数の最低スコア

TOEFL iBT IELTS (Academic)
Bioentrepreneurship

生物起業家学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Biomedicine

生物医学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Global Health

国際保健学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Health Economics, Policy and Management

保健経済・政策・マネジメント学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Health Informatics

保健情報学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Molecular Techniques in Life Science

生命科学における分子技術学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Nutrition Science

栄養科学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Public Health Sciences

公衆衛生科学

90 6.5 かつ
各項目5.5
Toxicology

毒性学

90 6.5 かつ
各項目5.5

 

参考元:

(https://education.ki.se/admissions-to-global-masters-programmes

https://www.universityadmissions.se/en/All-you-need-to-know1/Applying-for-studies/English-requirements/Internationally-recognized-English-test/)

 

TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。

世界有数の医学系研究大学を代表し、最高水準の勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくるカロリンスカ研究所に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。

 

出願から合否発表までの流れ


 
オンラインで出願が可能
 
近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。カロリンスカ研究所も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。

カロリンスカ研究所の公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。

 

出願書類

一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。

・願書(オンラインの申請フォームを入力します)

・受験料

・学位の証明書(日本語英語両方)

・成績証明書

・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコア)

・パスポートのコピー

 

注意

・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。

・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。

必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。

 

英語原文

  • Online application form
  • application fee
  • Certificates and diplomas of your completed degree(s)
  • Transcripts of completed courses and grades
  • Proof of English language proficiency
  • a copy of the page in your passport

(カロリンスカ研究所ウェブサイトの「Admissions to Global Master’s Programmes」ページ参照:

https://education.ki.se/admissions-to-global-masters-programmes

https://www.universityadmissions.se/en/All-you-need-to-know1/Applying-for-studies/Documenting-your-eligibility-for-studies/Instructions-for-Masters-applicants/What-do-I-need-to-submit/)

 

提出期限

  • 出願書類の提出期限:10月16日〜翌1月15日まで
  • 合格発表の期間:記載なし

 

出願書類の提出期限はコースによって全く異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。

特にスウェーデンに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。

なお、カロリンスカ研究所は志望者数が多く、世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。

 

参考元:

(https://education.ki.se/admissions-to-global-masters-programmes)

 

 

カロリンスカ研究所の合格率


 
世界有数の医学系大学として世界最高水準の教育・研究環境を提供し、世界中の人々の健康のために尽力してきたカロリンスカ研究所の大学院の合格率は、公表されていませんが、大学院の場合、通常コースやプログラムによって異なります。

優秀なだけでなく、プロフェッショナルな知識やスキルで世界中の人の命を救うことができる人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することがカロリンスカ研究所の合格への近道となります。

 

 

学費と奨学金制度

 

2年間の学費と生活費

カロリンスカ研究所は公立大学ですが、留学生の学費はやや高めに設定されています。

カロリンスカ研究所の1年間の学費は、大学院の場合、約165,000 SKE〜200,000 SKE (1SKE=12円換算:約198万円〜240万円)とされていて、スウェーデンでの生活費(居住と生活費で年間で約200万円)も含めると2年間で約796万円〜880万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、学費もやや高めですが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。ただし、博士課程の場合は、授業料はかかりません。

なお、コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。

 

参考元:

(https://education.ki.se/tuition-fees-at-karolinska-institutet)

 

奨学金

カロリンスカ研究所は、留学生向けの奨学金の制度があります。他にも入学後に研究の助手や大学生への指導などをすることにより援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。

 

The Karolinska Institutet Global Master’s Scholarships

大学によるカロリンスカ研究所入学予定の優秀な修士課程志望者向けの奨学金(授業料全額)

https://scholarships.uq.edu.au/scholarship/graduate-school-scholarships-uqgss-%E2%80%93-includes-rtp

 

参考元:

(https://education.ki.se/scholarships)

 

その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。

民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/

大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/

 

著名な卒業生

 

卓越した最高水準の教育・研究を提供し、世界中の人々の健康に貢献することができる人材の育成をミッションに掲げているカロリンスカ研究所。ノーベル賞受賞者をはじめ、医療の分野において世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人がカロリンスカ研究所を卒業しています。

 

  • Nanna Svartz(医者・スウェーデン初の女性公立大学教授 / 1927年 医学博士号(PhD)取得)
  • Pehr Victor Edman(タンパク質の配列決定方法の開発/ 1946年医学博士号(MD)取得)
  • Michael Smith(ノーベル生理学・医学賞 / 1954年医学博士号(MD)取得)
  • Tomas Lindahl(ノーベル化学賞 / 1970年 医学博士号(MD)取得)
  • Haider al-Abadi(フェンシングオリンピック金メダリスト / 1982年 ウイルス学博士号(PhD)取得)

 

トリビア

 

スウェーデンを代表する名門公立大学のひとつであるカロリンスカ研究所には、同校らしい伝統や取り組みがたくさんあります。

カロリンスカ研究所は、1年に2回博士号の授与式があります。授与式は、ストックホルムのシティホールで行われ、そのあとは舞踏会があるそうです。

 

スウェーデンの大学の博士号授与式では、博士号を取得した人は黒い帽子をかぶります。この黒い帽子は、自由と権力を表しています。古代ローマ時代は、奴隷ではない自由な男性のみが頭を覆うことを許されていました。帽子をかぶっている人は統治者を象徴していたそうです。もともとスウェーデンの博士号の帽子はカラフルだったそうですが、現在は、黒に統一され、ひだが入っているのが特徴です。

カロリンスカ研究所では、ドレスコードとして、女性はイブニングドレス、男性は白のベストに白の蝶ネクタイと黒のスーツと決まっています。スウェーデンの大学では、黒の蝶ネクタイは認められていないそうです。

また、副学長は鎖を身に付けることになっています。これは、王のオスカー二世が大学に鎖をあげたことからこのような伝統が残っているそうです。下の写真でも胸元に鎖があるのが見えます。

 

他にも、カロリンスカ研究所にはさまざまなセレモニーやイベントがあります。

カロリンスカ研究所に入学したら、ぜひ勉強だけでなくスウェーデンの文化にも触れてみてくださいね。

 

このように世界中から優秀な生徒が集まってくるカロリンスカ研究所には、さまざまな伝統やイベントがたくさんあります。入学したら、是非スウェーデンの伝統にも触れながら刺激的で充実した学生生活を送ってください。

 

参照:https://staff.ki.se/doctoral-degree-conferment-ceremony?_ga=2.148854967.149851769.1598356885-1522369792.1598356885

https://www.slu.se/globalassets/ew/ew-centrala/om-slu/akad-hogt/swedish_academic_ceremonies_and_traditions.pdf
 

まとめ

スウェーデンだけでなく世界でも評価されている名門医学系公立大学の1つとして、最先端の教育研究を提供し、多くの医者やノーベル賞受賞者など、医学系の幅広い分野で世界で活躍する人たちを生み出してきたカロリンスカ研究所。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。

入学するにはとても高い壁とはなりますが、非常に専門性の高い人々と勉強や研究するカロリンスカ研究所で学ぶことができれば、非常に刺激的な学校生活を送ることができます。

将来は、ノーベル賞受賞者と一緒に勉強したり、世界の命を救うことができる研究家や医者などになるかもしれませんね。

 

是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。

 

カロリンスカ研究所への留学を目指しているみなさんへ


 
カロリンスカ研究所をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません

 

現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?

 

いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。

なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。

目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。

 

さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。

日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。

LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…

 

①日本語と英語の間にあるギャップを解消し

②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び

③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる

 

…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。

 

またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。

 

その理由は主に2つあります。

 

①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない

 

一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。

その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。

 

LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。

 

留学後に使える英語を学ばないと意味がない

 

試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。

 

目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。

LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。

 

よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?

 

 

世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
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