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シンガポール国立大学(NUS)|TOEFL・IELTS 必要スコア

シンガポール国立大学

21 Lower Kent Ridge Road, Lee Kong Chian Wing, #UHL-04-01, Singapore 119077

LIBERTY トップ 100 大学ランキング 21位

概要

シンガポール国立大学は、1905年にシンガポールのケントリッジに創立された国立大学です。もともとは、海峡植民地・マレー連合州政府医学校(Straits Settlements and Federated Malay States Government Medical School)として設立され、シンガポールで最も古い大学です。シンガポール国立大学は、アジアの見識や専門性にフォーカスしながらも、100か国からの留学生を迎え、国際色豊かな環境の中で世界に通用する教育、研究、起業家精神にアプローチしてきました。アジアランキングでも常にトップ3以内に入っており、アジアを代表する大学として世界から評価を受けています。

 

Times Higher Educationによると、2020年のシンガポール国内ランキングでは1位、世界ランキングでは25位となっています。

参考:https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2020/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats

 

シンガポール国立大学は、“dedicate to quality education, influential research and visionary enterprise, in service of country and society”(国や社会に貢献しながら質の高い教育、影響力のある研究、先見性のある起業精神を熱心に提供すること)をミッションとして掲げ、革新的で徹底的な教育、研究、起業家理念を学生たちに提供し、シンガポールだけでなく世界において世代を超えたリーダーや影響を与える人材をあらゆる分野で育てることに注力しています。そのため、シンガポール国立大学は、世界中の関連大学での起業家志望のインターンシップ制度や世界中の最高水準の大学とのジョイントディグリー制度などを提供したり、分野を超えたグローバルな教育、研究、起業家精神を重視することで、世界のあらゆる産業や政府、学識者たちと協力してアジアや世界の重大かつ複雑な問題解決に取り組んでいます。

 

大学院は、全部で150ほどのプログラムを提供しており、あらゆる分野を網羅しています。特に自然科学、工学、医学、経営学などが人気です。

どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されており、大学入学の平均合格率は毎年約16%ほどです。

 

アジアを代表する国立大学の一つとして、世界中から来る多くの学生に世界最高水準の研究施設と教育環境を提供してきたシンガポール国立大学。

本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。

 

【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。

 

テストスコア GPA* 3.5
ACT* 29
IELTS 6
TOEFL/iBT 85
SAT* 1250
アメリカ大学ランキング* N/A
世界大学ランキング* 25位
学費+生活費* $ 33,300/年
合格率* 16%

*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。 

参考元:

https://www.gotouniversity.com/university/national-university-of-singapore-nus/masters-requirements

https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/national-university-singapore

 

大学院で必要とされる英語力


 
シンガポール国立大学の学生は約28%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な学生が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。

共通言語は基本的に英語で統一されており、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。

 

英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。

School/Program

学科(大学院)

Minimum Required Scores

必要とされる英語資格の点数の最低スコア

TOEFL iBT IELTS (Academic)
Biological Sciences

生物科学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Business Administration(MBA)

経営学

100 6.5
Chemistry

化学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Cancer Biology

癌生物学

85 6.5
Computer Science

コンピューターサイエンス学

90 6.0
Comparative Asian Studies

比較アジア研究学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Defence Technology and Systems

防衛技術システム学

83 N/A
Dentistry (by research)

歯学(研究)

85 6.5 かつ

Writing: 6.5

Dentistry (by training)

歯学(実務)

85 7.0

 

Economics

経済学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Engineering

工学

85

 

6.0
History

歴史学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Information Systems

情報システム学

90 6.0
Law (LL.M.)

法学(LL.M.コース)

100 かつ

各項目で25

7.0
Law (J.D.)

法学(J.D.コース)

100 かつ

各項目で25

7.0
Medicine

医学

85 7.0
Nursing

看護学

85 6.0
Political Science

政治科学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Psychology

哲学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Physics

物理学

85 かつ

Writing: 22

6.0
Public Health (by research)

公衆衛生学(研究)

94 7.0
Public Health (by coursework)

公衆衛生学(実務)

85

 

6.0
Public Policy

公共政策学

100 7.0
Social Work (by research)

社会福祉学(研究)

85 かつ

Writing: 22

7.0
Social Work (by coursework)

社会福祉学(実務)

85 かつ

Writing: 22

6.5
Systems Science

システム科学

85

 

6.0

参考元:

http://www.nus.edu.sg/registrar/prospective-students/graduate/graduate-programmes

 

TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。IELTSを認めていない学部もあるので、注意しましょう。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。

世界有数のアジアを代表する国立大学であり、国際色豊かな環境で勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくるシンガポール国立大学に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。

 

出願から合否発表までの流れ

 

オンラインで出願が可能 

近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。シンガポール国立大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。

 

シンガポール国立大学の公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。

 

出願書類

一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。

 

・願書(オンラインの申請フォームを入力します)

・受験料

・学位の証明書(大学のもの。日本語英語両方)

・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコア、およびGREまたはGMATスコア)

・推薦状

・エッセイ

・履歴書

 

注意

・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。

・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。

必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。

 

英語原文

  • Online application form
  • application fee
  • Official Transcripts and Certificates
  • Standardised Test Scores (TOEFL / IELTS / GRE / GMAT)
  • Letters of references
  • Essays
  • Curriculum Vitae or Resume

 

(公共政策学ウェブサイトの「Application Checklist」ページ参照: https://lkyspp.nus.edu.sg/graduate-admissions/application-guide/application-checklist)

 

提出期限

  • 出願書類の提出期限:8月13日〜翌4月30日頃(コースによる)
  • 合格発表の期間:記載なし

 

出願書類の提出期限は学科によって全く異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。なお、シンガポール国立大学は学科によってEarly Decisionがあります。

特にシンガポールに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。

 

なお、シンガポール国立大学は志望者数が多く、世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。

 

参考元:

http://www.nus.edu.sg/registrar/prospective-students/graduate/graduate-admissions

 

シンガポール国立大学の合格率


 
常に時代の変化に合わせて最先端の学びの場を提供し、さまざまな分野で世界に貢献してきたシンガポール国立大学の合格率は、大学院の場合コースやプログラムによって異なり、公表されていませんが、MBAの合格率は7%となっています。

優秀なだけでなく、先見性や起業家精神のある人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することがシンガポール国立大学の合格への近道となります。

 

参考元:

https://www.forbes.com/colleges/national-university-of-singapore/national-university-of-singapore-business-school/#2aeb3770750b

 

 

学費と奨学金制度

2年間の学費と生活費

シンガポール国立大学は国立大学ですが、留学生の学費は高めに設定されています。

シンガポール国立大学の1年間の学費は、大学院の場合、SGD 35,650からSGD 98,300 (1SGD=76円換算:約270〜750万円)とされていて、シンガポールでの生活費(居住と生活費で年間で約100万円)も含めると2年間で約740〜1770万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、学費もやや高めですが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。

なお、コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。

参考元:

http://www.nus.edu.sg/registrar/docs/info/administrative-policies-procedures/gdtuitioncurrent.pdf

 

奨学金

シンガポール国立大学は、研究志望の留学生向けの奨学金の制度があります。他にも入学後に研究の助手や大学生への指導などをすることにより援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。

 

① NUS Research Scholarship (NUS RS)

研究分野の大学学部以上の学位で優秀な成績をおさめ、シンガポール国立大学の大学院の入学予定者向けの奨学金

http://www.nus.edu.sg/registrar/prospective-students/graduate/scholarship/nus-research-scholarship-(nus-rs)

 

②President’s Graduate Fellowship (PGF)

シンガポール国立大学の大学院博士号に入学予定の留学生で研究実績のある方向けの奨学金

http://www.nus.edu.sg/registrar/prospective-students/graduate/scholarship/president-s-graduate-fellowship-(pgf)

参考元:

http://www.nus.edu.sg/registrar/prospective-students/graduate/scholarship

 

その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。

民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/

大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/

 

著名な卒業生

常に最先端の教育・研究を提供し、先見的な企業家精神のある人材育成をミッションに掲げているシンガポール国立大学。世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人がシンガポール国立大学を卒業しています。

 

  • Margaret Chan(前WHO事務局長 / 1985年 公衆衛生学修士号(MSc)取得)
  • Angela Wee(前EWGate Pte Ltd COO&CEO / 1999年 コンピューター・情報科学修士号(MS)取得)
  • Halimah Yacob(第8代シンガポール大統領 / 2001年 法学博士号(LLM)取得)
  • Julie Payette(Cloud Security Alliance Asia Pacificマネージングディレクター / 2004年 コンピューター科学修士号(MS)取得)
  • Artyukhov Dmitry(ロシアでの最年少知事 / 2013年 経営学修士号(MBA)取得)

 

トリビア

世界で名門国立大学のひとつとして長い歴史を持つシンガポール国立大学には、同校らしい伝統や言い伝えがたくさんあります。

 

シンガポール国立大学には、1年に1回、Arts Festivalという、学生や教授たちがシンガポールや世界中の芸術家とコラボレーションしながら、学部を超えて学術と芸術を融合した演劇、音楽、ダンスなどのパフォーマンスをする大きな芸術祭があります。このフェスティバルは、毎年、現代の問題に関連し、かつ、研究と学問の融合を促進するテーマが決められ、今まで“Way of Seeing”、“A Game of Numbers”などのテーマで芸術を通して観衆を魅了してきました。例えば、2020年は、“Way of Seeing”というテーマでフェスティバルを開催し、対象物とそれを見る側の関係を理解するための絵や、見る人が何を見ることを選ぶかどうかによって結論が変わることがわかるパフォーマンス、目が見えない人にとっての日々の困難をあらわす演劇などがありました。


https://cfa.nus.edu.sg/explore/programming/nus-arts-festival/

 

このフェスティバルには、日本研究学科も参加することが多く、日本の映画が上映されるなど、日本の芸術文化も紹介されることがあります。他にもアジアのさまざまな芸術が紹介され、アジア代表の国立大学ならではの芸術祭となっています。

 

シンガポール国立大学は他にもさまざまなイベントで学生を楽しませてくれますので、入学したらぜひ色々なイベントにも参加して、シンガポール国立大学の学生たちと友情を深めてみてくださいね。

 

このように世界中から優秀な生徒が集まってきた歴史あるシンガポール国立大学には、さまざまな伝統や言い伝えがたくさんあります。入学したら、是非たくさんの伝統に触れて刺激的で充実した学生生活を送ってください。

 

まとめ

シンガポールで最も有名で世界でも評価されている名門国立大学の1つとして、最先端の教育研究を提供し、多くの起業家や、シンガポールだけでなく世界で活躍する人たちを生み出してきたシンガポール国立大学。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。

入学するにはとても高い壁とはなりますが、国際色豊かな都市で世界中の優秀な人々と勉強や研究するシンガポール国立大学で学ぶことができれば、非常に刺激的な学校生活を送ることができます。

将来は、新たなビジネスや発明などで世界に一石を投じる人と一緒に勉強したり、もちろん自分が世界で活躍する起業家や研究者になるかもしれませんね。

 

是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。

 

シンガポール国立大学への留学を目指しているみなさんへ


 
シンガポール国立大学をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません

 

現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?

 

いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。

なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。

目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。

 

さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。

日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。

LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…

 

①日本語と英語の間にあるギャップを解消し

②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び

③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる

 

…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。

 

またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。

 

その理由は主に2つあります。

 

①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない

 

一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。

その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。

 

LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。

 

留学後に使える英語を学ばないと意味がない

 

試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。

 

目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。

LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。

 

よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?

世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。

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