LIBERTY独自ランキング
RANKING
No.5 Yiheyuan Road, Haidian District, Beijing, 100871, China
LIBERTYトップ100大学ランキング34位
北京大学は、1898年に中国の北京に創立された中国で最も歴史のある国立総合大学です。もともとは、戊戌の変法という、近代化を目指す政治革命の一環で京師大学堂として設立しました。1900年の北清事変で大学を運営することができなくなるなどの困難はありましたが、1904年には中国の高等教育機関として初めて学生を海外に派遣させるなどしながら、中国の近代化の動きとともに北京大学も成長してきました。現在は、北京大学は他の世界有数の大学とジョイントプログラムを行うなどしながら、アジアを代表する大学として世界から高い評価を得ています。
また、キャンパスは、伝統的な中国の建造物の美しさがとても魅力的です。
Times Higher Educationによると、2020年の中国国内ランキングでは2位、世界ランキングでは24位となっています。
参考元:
北京大学は、“mould and cast a broad range of talents, discover new principles of knowledge, lead culture, serve society”(幅広い才能を作り上げること、新しい知識の原理を発見すること、文化を先導すること、社会に尽くすこと)をミッションとして掲げています。北京大学は、中国の近代化に大きな影響を与え、導いてきました。新文化運動の拠点となり、北京大学の学生を発端に五・四運動が起こったり、中国の近代文学や芸術や現在の中華人民共和国の形成に貢献してきました。現在は大学院のコースに英語のコースも用意したり、スタンフォード大学などの大学と連携するなどして、世界のトップ大学として世界に貢献していけるよう、最高水準の教育と研究環境を提供しています。また、キャンパスが「中国のシリコンバレー」と呼ばれる中関村の近くにあるため、企業と提携したり出資したりして中国経済の発展にも貢献しています。
大学院は、全部で400近くのプログラムを提供しており、あらゆる分野を網羅しています。特に社会科学、コンピューターサイエンス学、国際関係学などで高い評価を得ています。
どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されており、大学入学の平均合格率は毎年約29%ほどです。
アジアを代表する国立大学の一つとして、世界中から来る多くの学生に最先端の研究施設と教育環境を提供してきた北京大学。
本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。
テストスコア | GPA* | 2.5 |
ACT* | N/A | |
IELTS | 6.5 | |
TOEFL/iBT | 92 | |
SAT* | N/A | |
アメリカ大学ランキング* | N/A | |
世界大学ランキング* | 24位 | |
学費+生活費* | $ 10,220/年 | |
合格率* | 29% |
*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
参考元:
https://www.gotouniversity.com/university/peking-university
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/peking-university
北京大学の学生は約15%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な学生が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。
共通言語は基本的に中国語で統一されていますが、大学院は英語のコースや海外の有数の大学とのダブルディグリーが取れるコースもあるので、その場合は当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。
英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。
School/Program
学科(大学院) |
Minimum Required Scores
必要とされる英語資格の点数の最低スコア |
|
TOEFL iBT | IELTS (Academic) | |
Art History and Theory.
美術史・美術理論学 |
100 | 7.0 |
Business Administration (Guanghua MBA Programme)
経営学(Guanghua MBA Programme) |
N/A | N/A |
Business Administration (PKU-Vlerick MBA Programme)
経営学(PKU-Vlerick MBA Programme) |
100 | 6.5 |
Business Administration (UCL MBA Programme)
経営学(UCL MBA Programme) |
92 かつ
Reading: 24 Writing: 24 Speaking: 20 Listening: 20 |
6.5 かつ
各項目6.0 |
China Studies
中国研究 |
100 | 7.0 |
Computer Science
コンピューターサイエンス学 |
100 | 6.5 |
International Education Development
国際教育開発学 |
100 | 6.0 |
International Studies
国際研究学 |
107 | 7.0 |
Law (LL.M.)
法学(LL.M.コース) |
90 | 6.5 かつ
Writing: 6.5 |
Management Science
マネジメント科学 |
100 | 7.0 |
New Media
ニューメディア学 |
100 | N/A |
Public Administration
行政学 |
100 | 7.0 |
Public Policy
公共政策学 |
90
|
6.0 |
Space and Earth Sciences
宇宙・地球科学 |
100 | N/A |
参考元:
PhD: http://www.isd.pku.edu.cn/HOME/ADMISSION/Degree_Programs/Ph_D_Programs1/English_Taught_Programs.htm
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。TOEFLを認めていない学部もあるので、注意しましょう。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。
世界有数のアジアを代表する国立大学であり、最先端の教育環境で勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくる北京大学に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。
オンラインで出願が可能
近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。北京大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
北京大学の公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。
出願書類
一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。
・願書(オンラインの申請フォームを入力します)
・受験料
・卒業証明書
・成績証明書
・自己推薦文
・推薦文
・履歴書
・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコア)
・パスポートのコピー
注意
・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
・必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
英語原文
参考元:
PhD: http://www.isd.pku.edu.cn/HOME/ADMISSION/Degree_Programs/Ph_D_Programs1/English_Taught_Programs.htm
提出期限
出願書類の提出期限はコースによって異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。
特に中国に在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。
なお、北京大学は志望者数が多く、世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。
参考元:
PhD: http://www.isd.pku.edu.cn/HOME/ADMISSION/Degree_Programs/Ph_D_Programs1/English_Taught_Programs.htm
常に時代の変化に合わせて最先端の学びの場を提供し、さまざまな分野で世界に貢献してきた北京大学の合格率は、大学院の場合コースやプログラムによって異なりますが、公表されていません。
優秀なだけでなく、幅広い知識で時代をリードしていくリーダーシップのある人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することが北京大学の合格への近道となります。
2年間の学費と生活費
北京大学の学費は他の国よりも安めに設定されています。
北京大学の1年間の学費は、大学院の場合、約RMB 50,000〜160,000 (1RMB=15円換算:約75万円〜240万円)とされていて、中国での生活費(居住と生活費で年間で約150万円)も含めると2年間で約450万円〜780万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、学費もかかりますが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。
コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。なお、中国研究のコース(Yenching Academy)は全額奨学金が出ます。
参考元:
PhD: http://www.isd.pku.edu.cn/HOME/ADMISSION/Degree_Programs/Ph_D_Programs1/English_Taught_Programs.htm
奨学金
北京大学には、国や北京市からの留学生向けの奨学金の制度があります。他にも入学後に研究の助手や大学生への指導などをすることにより援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。
① Chinese Government Scholarship
北京大学入学予定の優秀な学生向けの中国政府による奨学金
https://www.isd.pku.edu.cn/info/1515/2543.htm
② Beijing Government Scholarship
北京大学入学予定の優秀な学生向けの北京市によるの奨学金https://www.isd.pku.edu.cn/HOME/SCHOLARSHIP/Beijing_Government_Scholarship__BGS_.htm
参考元:
https://www.isd.pku.edu.cn/HOME/SCHOLARSHIP/General_Information.htm
その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。
民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/
大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/
幅広い教育・研究により、新たな発明をしたりや文化をリードして社会に貢献することができる人材の育成をミッションに掲げている北京大学。世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人が北京大学を卒業しています。
世界で名門国立大学一つとして長い歴史を持つ北京大学には、同校らしい伝統や取り組みがたくさんあります。
今回は北京大学には、大学のランドマークと言える未名湖と博雅塔についてご紹介します。
未名湖は、清の時代には清政権所有地であるなど、長い歴史の上でも認知される湖のひとつで、鯉などの魚や鴨などの生き物もいます。
未名湖とは、文字どおり、名前のない湖という意味ですが、どうしてこのような名前が付けられたかは諸説あります。
http://newsen.pku.edu.cn/news_events/news/campus/8498.htm
北京大学においては、自由の精神をとても重要視しており、モットーも校歌もないように、湖にも名前はいらないとしてこの名前になったという説や、この名前は名前と事実との関係の理解を表している、すなわち、とても素晴らしい景色の湖については、どんな名前で呼ばれようが関係がないからだという説があります。
秋は紅葉が美しく、冬は湖が凍るので、スケート場になり、学生にとっては癒しの場となっています。
そして、未名湖のそばには博雅塔と呼ばれる塔がたっています。元々は水を汲み上げる水塔として建てられました。この塔は西洋方式で建てられた伝統的な中国建造物で、礎となる石の部分以外は鉄筋コンクリートでできています。
博雅塔 (Boya Pagoda)という名前は、この塔の建設費を出したJames Porter や、その甥であるBo Chenguang (Lucius C. Porter)から取られています。Lucius Porterは燕京大学(北京大学に吸収)の教授で、中国の文化に惚れ込んでおり、また、彼の祖先たちも燕京大学の前身の大学の発展に寄与していたため、Porterの中国語名である“博”が付けられました。
博雅塔はさまざまなフェスティバルがあるときにライトアップされるそうです。
北京大学は、このように中国の伝統が詰まった大変美しいキャンパスとなっています。入学したら是非、未名湖などで勉強のリフレッシュをしてみてくださいね。
世界中から優秀な生徒が集まってきた歴史ある北京大学には、さまざまな歴史を感じられる建物や伝統がたくさんあります。入学したら、是非中国らしい歴史的建造物や中国文化に触れながら刺激的で充実した学生生活を送ってください。
参考元:
http://newsen.pku.edu.cn/news_events/news/campus/8498.htm http://newsen.pku.edu.cn/news_events/news/campus/8349.htm
中国で最も歴史があり、世界でも評価されている名門国立大学の1つとして、中国の近代化に寄与しただけでなく、世界に影響を与えてきた北京大学。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。
入学するにはとても高い壁とはなりますが、世界中の優秀な人々と中国の伝統も残しつつ世界をリードする北京大学で学ぶことができれば、非常に刺激的な学校生活を送ることができます。
将来は、世界の目下の問題を解決する世界的リーダーと一緒に勉強したり、もちろん自分が世界で活躍する研究者や事業家になるかもしれませんね。
是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。
北京大学をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
その理由は主に2つあります。
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?
世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、
留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。