LIBERTY独自ランキング
RANKING
5801 South Ellis Avenue Chicago, Illinois 60637
LIBERTY トップ 100 大学ランキング 11位
シカゴ大学はアメリカのイリノイ州にある大学で五大湖であるミシガン湖に面した大学です。またシカゴ市は、アメリカで3番目に人口が多い都市とされ、大学も多くの人の行き交う都市部の中心にあります。
また、シカゴ都市部に見られる最先端の流行を取り入れた街の景観に反して、大学の校舎にはイギリスのオックスブリッジを模した建造物が随所に見られます。都市部にいながら校舎内に入れば英国調の景観が観られるという面白い構図になっています。
シカゴ大学”Crescat scientia; vita excolatur (知識を創出し人類の生活を啓発せよ)”をモットーとしています。特に経済の分野で高く評価されており、ノーベル賞を受賞した卒業生も多くいます。その功績から、経済学の特化経済研究の派閥に「シカゴ学派」と呼ばれるものも存在するほどです。
2020年度のアメリカの大学ランキングでは8位、世界ランキングでは14位となっています。
参考元:
https://www.timeshighereducation.com/student/best-universities/best-universities-united-states
特徴的な点として、シカゴ大学には大学院しかない時期がありました。1929年に学長が変わった際に当時の学部は全廃され、3年制の少人数学部のみとし、シカゴ大学の本体はすべて大学院に変更されたのです。そのため、今でもシカゴ大学は世界で有数の「大学院大学」となっています。1980年以降に理念が変更され学部も復帰しましたが、当時の名残もあり、シカゴ大学には学部生より3割以上も大学院生の割合が多いです。
本稿ではこの大学院に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。
テストスコア | GPA* | 4.0 |
ACT* | 33-35 | |
IELTS | 7.5 | |
TOEFL/iBT | 100+ | |
SAT* | 1470-1570 | |
アメリカ大学ランキング* | 14位 | |
世界大学ランキング* | 8位 | |
学費+生活費* | $78,555/年 | |
平均奨学金* | $36,500/年 | |
合格率* | 6.4% |
*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
参考元:
https://www.timeshighereducation.com/student/best-universities/best-universities-united-states
80%が現地アメリカの学生で占められるシカゴ大学では、約10%の留学生のうち日本からの留学生はおよそ0.3%となっています。
共通言語は英語で統一されており、当然、授業も全て英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。
英語が母語でない学生には英語力を証明するスコアの提示が求められており、英語力のボーダーラインは以下の通りです。
【シカゴ大学院-各学部が提示するボーダースコア一覧-】
School/Program
学科(大学院) |
Minimum Required Scores
必要とされる英語資格の点数の最低スコア |
|
TOEFL iBT | IELTS (Academic) | |
Accounting
会計学 |
104 | 7.0 |
Analytics
分析 |
104 | 7.0 |
Anthropology
人類学 |
104 | 7.0 |
Anthropology and Sociology of Religion
人類宗教社会学 |
104 | 7.0 |
Art History
美術史 |
104 | 7.0 |
Bible (Hebrew Bible, New Testament)
聖書(ヘブライ語聖書、新約聖書) |
104 | 7.0 |
Biomedical Informatics
生物医学情報学 |
104 | 7.0 |
Business
ビジネス |
104 | 7.0 |
Chemistry
化学 |
104 | 7.0 |
Cinema and Media Studies
映画とメディア研究 |
104 | 7.0 |
Classics クラシック |
104 | 7.0 |
Committee on Conceptual and Historical Studies of Science
科学の概念と歴史研究に関する委員会 |
104 | 7.0 |
Committee on Theater and Performance Studies
演劇とパフォーマンス研究 |
104 | 7.0 |
Comparative Human Development 比較人間開発 |
104 | 7.0 |
Comparative Literature 比較文学 |
104 | 7.0 |
Computational Analysis and Public Policy
計算分析と公共政策 |
104 | 7.0 |
Computational and Applied Mathematics
計算および応用数学 |
104 | 7.0 |
Computational Social Science
計算社会科学 |
104 | 7.0 |
Computer Science
コンピュータサイエンス |
104 | 7.0 |
Digital Studies of Language, Culture, and History 言語、文化、歴史のデジタル研究 |
104 | 7.0 |
Divinity 神学 |
104 | 7.0 |
East Asian Languages and Civilizations
東アジア言語と文明 |
104 | 7.0 |
Econometrics and Statistics
計量経済学と統計 |
104 | 7.0 |
Economics
経済 |
104 | 7.0 |
English Language and Literature
英語と文学 |
104 | 7.0 |
Finance
財政 |
104 | 7.0 |
Financial Mathematics
金融数学 |
104 | 7.0 |
Geophysical Sciences
地球物理学 |
104 | 7.0 |
Germanic Studies
ゲルマン研究 |
104 | 7.0 |
History
歴史 |
104 | 7.0 |
International Relations
国際関係 |
104 | 7.0 |
Islamic Studies
イスラム研究 |
104 | 7.0 |
Laws
法律 |
104 | 7.0 |
Legal Studies 法学 |
104 | 7.0 |
Liberal Arts
学芸 |
104 | 7.0 |
Linguistics
言語学 |
104 | 7.0 |
Management Science/Operations Management
経営科学/運用管理 |
104 | 7.0 |
Marketing マーケティング |
104 | 7.0 |
Mathematics
数学 |
104 | 7.0 |
Middle Eastern Studies
中東研究 |
104 | 7.0 |
Molecular Engineering 分子工学 |
104 | 7.0 |
Music
音楽 |
104 | 7.0 |
Near Eastern Languages and Civilizations
近東の言語と文明 |
104 | 7.0 |
Philosophy
哲学 |
104 | 7.0 |
Philosophy of Religions
宗教哲学 |
104 | 7.0 |
Physics
物理 |
104 | 7.0 |
Political Science
政治学 |
104 | 7.0 |
Psychology
心理学 |
104 | 7.0 |
Public Health Sciences for Clinical Professionals
臨床専門家用公衆衛生科学 |
104 | 7.0 |
Public Policy
公共政策 |
104 | 7.0 |
Public Policy with Certificate in Research Methods
研究方法と公共政策 |
104 | 7.0 |
Religion, Literature, and Visual Culture 宗教、文学、視覚文化 |
104 | 7.0 |
Religions in America
アメリカの宗教 |
104 | 7.0 |
Religious Ethics
宗教倫理 |
104 | 7.0 |
Romance Languages and Literatures
ロマンスの言語と文学 |
104 | 7.0 |
Social Sector Leadership and Nonprofit Management 社会セクターのリーダーシップと非営利管理 |
104 | 7.0 |
Social Thought
社会思想 |
1004 | 7.0 |
Social Work
社会事業 |
104 | 7.0 |
Sociology
社会学 |
104 | 7.0 |
South Asian Languages and Civilizations
南アジアの言語と文明 |
104 | 7.0 |
Statistics
統計 |
104 | 7.0 |
Theology
神学 |
104 | 7.0 |
Threat and Response Management
脅威と対応の管理 |
104 | 7.0 |
Urban Teacher Education アーバンティーチャー教育 |
104 | 7.0 |
Visual Arts
視覚芸術 |
104 | 7.0 |
参考元:
https://internationalaffairs.uchicago.edu/page/english-language-requirements#minimum
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。
オンラインで出願が可能
近年はオンライン環境も整い、アメリカの多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。シカゴ大学も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
公式ウェブサイトに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずはウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。
出願書類
一般的にコースで必要になる書類は次のとおりです。
・受験料(USD$90)
・願書(オンラインの申請フォームを入力します)
・志望動機書
・推薦状(3通)
・学位の証明書(学部のもの)
・GRE(アメリカの大学院出願にあたって求められる共通試験です)
・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコアが求められます)
注意
・各コースによって必要書類が異なる可能性があるので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
・必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
英語原文
Your Personal Statement should discuss your personal trajectory, including how your interest in your chosen research field has developed. Describe examples of leadership skills and unique characteristics that you bring to your chosen field. Discuss any relevant challenges you have faced or road-blocks you have overcome during your educational or professional preparation, and the personal and individual strengths that make you a qualified applicant.
Your statements are an important part of your application. They should be clear, concise, and well crafted.
「Chicago Uni Graduate Admissions」ウェブサイトの「Admission」ページより抜粋:
https://biosciences.uchicago.edu/admissions/how-to-apply
提出期限
(・コース開始時期:9 月)
大学院への申請は学部によって期限は異なるものの、前年の学期が始まる9月から翌年の1月までの間に行うことができます。アメリカに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり、書類が不足していたとしても誰も直接指摘をしてくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。
参考元:
https://grad.uchicago.edu/admissions/apply/
2018年のシカゴ大学の合格率は8.7%です。受験するコースによっては10%を上回ることもありますが、それでも狭き門といえるでしょう。日本のレベルに例えると、偏差値70以上の大学と言われています。しかし、日本の大学とは入学方法が大きく異なる為、入学難易度を偏差値だけで測ることはできません。
アメリカの大学では成績だけでなく、学生自身のユニークさを評価するなど、多様性を重視しています。大学の教育指針と繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することがシカゴ大学の合格への近道となります。
学費と生活費
大学院の在学期間は平均して2年から4年になりますが、選択したコースや、既に取得している学位によっては在学期間は短縮されることもあるため、ここでは1年間の学生生活で必要な金額を紹介します。
シカゴ大学の授業料はどのコースを選んでも1年間で55,425ドル(1ドル=110円換算:約610万円)必要です。
生活費(居住と生活費で年間で約300万円)も含めると1年間で約910万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で学ぶことができる分、学費もやや高めですが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。
University of Chicago Obama Foundation Scholarship Program
シカゴ大学には奨学金の制度も用意されていて、その一つで近年話題となっていたのがシカゴ大学オバマ財団奨学金プログラムというものです。オバマ財団により設立された奨学金制度で、シカゴ大学にて公共政策を学ぶ大学院プログラムです。申請にはいくつかの条件はありますが、申請が通りプログラムに参加する留学生はもれなく全学費と渡航費、生活費の援助が得られます。
参考元:
https://www.obama.org/scholars/
そのほか、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。
民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/
大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/
日本学生支援機構(JASSO):https://www.jasso.go.jp/about/information/press/2020030201.html
参考元:
https://en.wikipedia.org/wiki/University_of_Chicago
シカゴ大学の数ある学部の中でも特に高く評価されているのが経済学です。「シカゴ学派」と呼ばれるミクロ経済学的な手法では、その対象を市場経済に限定せず、さまざまな社会現象を想定した研究を行なっています。この研究は1960年頃から行われていて、「新自由主義」や「社会主義」など、現在も世界で応用されている多くの経済学理論を発表し、ノーベル賞受賞者を輩出しています。
今回はこの「シカゴ学派」が世界から高い評価を受ける理由について少しご紹介していきます。
シカゴ学派が世界から注目される理由
シカゴ学派は長年に渡り経済学における動向を牽引しており、多くのノーベル経済学賞受賞者を輩出しています。そんなシカゴ学派の経済学者が、たくさんのノーベル賞を受賞している理由として挙げられる理由は主に2つです。
1つ目に、研究にあてて最高の環境が与えられていることです。
シカゴ大学の経済学研究課は、研究資金も給与も全米トップクラスのため、世界中から優秀な研究者が集まります。設立以来、経済学の研究課の必須条件として課される、1年以上の経済の歴史と基礎知識を網羅した授業では経済学の礎を学び直すことができ、世界トップクラスの経済学の研究者たちと共に日々研究に没頭することができるそうです。
2つ目に地理上の要因が挙げれます。
経済の研究をするにあたり、ハーバード大学など、ワシントンD.C.に近いいわゆるアメリカ東部の大学は、政府機関が資金提供を行うこともあり、実践知を開拓することに注視します。卒業後に政府機関などのアドバイザーになりやすいという利点はあるものの、純粋な理論研究より実践的な政策に関心が向く傾向があると言われています。
それに比べて、中西部のシカゴではそういった時事問題に煩わされることなく、基礎研究に没頭できます。そのため多様な理論的な研究が可能であり、多くのノーベル経済学賞の受賞者たちの中でもスティグラーやベッカー、ルーカスのような「生え抜き組」と呼ばれる研究者たちと、フリードマンやコースのような「外様組」と呼ばれる研究者たち、それぞれのもつ研究スタイルの「絶妙なミックス」がシカゴ大学の経済研究の強さを支えているのです。
起業家、実業家、そして政界などを牽引するたくさんの著名人を輩出してきたシカゴ大学。特に経済に置ける分野では世界トップの成果を挙げています。
活発に行われる研究や理論提唱など、あなたの好奇心や探究心を大きく刺激してくれる要素がたくさん詰め込まれています。大学に入学したら、あなたもそんなシカゴ大学の一員として世界を牽引する学びを得られるチャンスが訪れるでしょう。
名門であり、難関校である事は間違いありませんが、あなたを大きく成長させてくれる環境であることは間違い無いでしょう。
シカゴ大学をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
その理由は主に2つあります。
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?
世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、
留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。