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英語力向上目的の語学留学が就職や転職で必ず有利にならない

2021/04/03

英語力向上目的の語学留学が就職や転職で必ず有利にならない

 
海外留学で経験値を積むことは就職や転職で有利になると思われがちですが、必ずしも留学したという経験が味方になってくれるとは限りません。今回は、英語力向上目的の語学留学が就職や転職で必ずしも有利にならない理由についてお伝えいたします。
 

就活での間違ったアピール

 
まず、第一に認識しておかなければならないのが、海外留学を行ったことを誇りにするのではなく、海外体験での自己成長を誇るべきであり、成長するに至った経験をアピールすることが重要です。そのため、語学向上を目的とする語学留学においても、英語力ばかりにこだわるのではなく、ビジネスに必要となるコミュニケーション能力や多様性ある柔軟な思考といった自己成長にも意識を向けて海外挑戦することがポイントでもあります。
 
また、語学留学は英語力習得や向上を目的として利用するため、英語力が身に付かなければ評価はされないと考えなければなりません。英語環境に身を置くことで英語力が向上すると考える日本人は多い状況ですが、英単語や英文法の知識が浅く基礎レベルが低い状態では、語学留学での効果を存分に吸収することは難しいため、英語力の基礎強化や英語で話すことへの耐性など、国内で行えることは留学前から行うのがベストでもあります。
 

語学留学経験を就活で活かすために

 
語学留学の経験が評価され内定に結び付けるためには、目標を持って留学に挑むことが重要になります。
留学は就職という目的を達成させるための手段となり、留学での目標を設定するにあたり志望する就職先の企業が欲している人材を意識的に捉え、そこから高めるべき能力や、やるべきことを明確にしていくことで、目的達成に必要な要素というのを再認識することができるようになるのです。
 
また、語学力向上のための留学です。とアピールするよりも、どんな目標を持って挑み、目標達成のためにどう過ごし努力を重ねてきたのか。そして、何を得られたのか道筋を説明することで、ビジネスに必要とされるソフトスキルの間接的なアピールにも繋がります。
 
そして、語学留学と言えども、英語力だけに囚われないことがポイントでもあります。英語習得への手段が多様化する国内でも十分に英語力を高めることが出来る昨今では、なぜ留学という手段を取ったのかしっかりと説明できることが大事でもあり、留学中も英語力以外の自己成長が望める物事には常にアンテナを立てて、積極的に行動を起こしていくようにしましょう。
 

まとめ

 
就活や転職で語学留学そのものが有利に働くというのは少ないと言えます。
語学力の上達を志す語学留学であっても、企業が求める人材へと近づくために留学でしかできない貴重な体験を積極的に重ね、ビジネスで活きる思考やスキル磨きにも意識を向けて挑戦することをオススメします。

帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
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