TOEIC試験を転職で活用。30代は実用性ある英語力

TOEIC試験を転職で活用。30代は実用性ある英語力

 
ビジネス英語力を証明することになるTOEIC試験は30代になると受験する人も増えます。そして、20代の転職とは異なり、即戦力としての力が求められるようになる30代では、スコアだけの英語力ではなく、実用性に富んでいるかも大切にして欲しいポイントです。
 

30代の分かれ道

 
20代であればポテンシャルが評価されることが多く、TOEIC試験では履歴書に書けるスコアライン600点を多少満たしていなくても、採用されるケースも稀ではありません。
この20代に近い30代前半であれば、まだまだ伸びしろがあると判断されることもありますが、社会経験を積んでいる分、専門知識やプレゼン力と言った能力を求められ、20代よりもさらに期待へのプレッシャーは大きくなります。
 
30代の後半になると、よりテクニカルスキル、マネジメント能力と言ったスキルや経験が重宝されるようになるため、新たな業種や職種に挑戦したい場合には、30代前半にチャレンジするのが良いでしょう。
 

飾りじゃない英語力を目指す

 
TOEICスコアは、募集条件としてスコアが指定されていない限りは600点を目標としましょう。当然スコアが高ければ評価されるため、上を目指し続ける姿勢は大切になります。
 
また、30代ではTOEIC試験を転職に役立てようと考える人が多い状況です。ライバルに差をつけるという意味でも、600点取れたから安心と考えるのではなく、ハイスコアを目指して挑戦し続けましょう。
 
ただし、TOEICで高得点を取得している人であっても、英語を流暢に操れないという人は珍しくありません。国際社会では英語の試験を乗り越えられる人材ではなく、英語で実務をこなすことのできるビジネスパーソンを求めています。
そのため、ビジネスで使える英語力を証明することが、よりグローバル社会で活躍できる人材であるとアピールすることが可能となります。
 
一般的にTOEICと呼ばれるTOEIC L&Rは2技能だけとなりますので、TOEIC S&Wを受験したり、高度な英語力が求められるTOEFLやIELTSを受験するのもありです。
また、海外取引が主な業務となる業界に関しては日商ビジネス英語検定も活用することができますし、国際情勢などの知識を問われる国連英検などもありますので、TOEICだけではなく志望先の企業に合った試験を受けるのもオススメです。
 

まとめ

 
30代の転職で求められるのは、即戦力として活躍できる人材です。
そのため、高い英語力があっても、実務経験やビジネススキルがなければ転職を成功させることは難しくなります。ですが、英語力で転職が有利に動くことはあります。
そして、英語力に関しても即戦力が求められるため、TOEICスコアが飾りで終わらないように、実用性に富んだ英語力を身に付ける学習に励みましょう。