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東京都立高等学校入学者選抜において実施されるスピーキング

2022/04/02

東京都立高等学校入学者選抜において実施されるスピーキング

 
東京都の都立高校の進学を志望する学生に取って、令和4年度に実施されることになる英語のスピーキングテストへの準備は、英語教育改革の一つでもあります。日本人の英語力を伸ばすための学習レベルの向上を意味します。今回は、東京都立高等学校入学者選抜において実施されるスピーキングについてお伝えします。
 

英語教育改革における日本人の英語力アップ

 
日本人の多くは、国際化社会に適応できる程の英語力を養えていないのが実情です。
国民の中でも一定数の限られた人材しか英語が出来ないため、国際舞台での業績を上げられる企業が限られているのです。
 
そのため、2020年度の教育改革の中で押し進められたのが英語教育の改革です。
小学校3年生より英語学習が始まり、5年生からは必修科目として組み込まれることになりました。また、実施は中止となりましたが、大学入学共通テストでは民間英語試験の受験が求められるなど、英語への重要度が高まっていると言えます。
 
そして、令和4年度より実施されるのが、令和5年度入学予定の東京都立高等学校入学者選抜におけるスピーキングテストの導入です。英語の話すという能力を試される試験が導入されるため、読む・聞く試験に話すが組み込まれ、さらに難易度が高まる見込みです。

英語力を向上させることが日本経済の活性化にもつながると期待されていることもあり、学生に求められる英語レベルが年々向上していると言えます。
 

現状では易しい印象を受けるスピーキングテスト

 
2018年より行われてきたプレテストで出題された問題などを見ると、英語が得意な学生にとっては易しいと感じられるような問題が多いため、そう難色を示すことはないでしょうが、実際に本番となれば、緊張や失敗したくないという思いで取り組むことになるため、実力を発揮できない可能性は否定できません。
 
「英語を話す」という行為に慣れていなければ、瞬時に判断し答えるというのは難しい物です。頭の中では分かっているのに、答えられないなどのケースに陥ることも考えられます。
 
スピーキングで成果を出すためには、英語の基礎となる構造や規則といった概念を正しく理解しておく必要性があります。単語を沢山覚えていても、正しく組み立てられなければ、正答率は上がりませんし、言葉に出せなくなってしまいます。英語試験で結果を残したいと考えている学生は、まずは英語基礎力を伸ばすことをおすすめします。
 

まとめ

 
令和4年度から導入される東京都立高等学校入学者選抜のスピーキングテストは、英語で話す能力を試されることになります。普段の学校の授業や生活でも、使う機会が少ないという学生にとっては非常に困難な試験に感じるかもしれません。
しかし、英語の基礎を理解し、どう組み立てれば良いのか?という基本を抑えることで、英語の使い方が分かります。発音やイントネーションといった問題も、英語のルールが理解できていなければ、リンキングとリダクションなどの学習を取り入れたとしても難しいと感じてしまいます。まずは英語を正しく構築出来る能力を養うことから始めましょう。

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