「とりあえず」思考で大学進学先を選ぶ要因となる英語力不足

「とりあえず」思考で大学進学先を選ぶ要因となる英語力不足

 
大学進学先を選ぶ際に、自分がやりたいことをベースに大学先を選出していくことでしょうが、成績と比較し浪人するくらいであれば「とりあえず」という感覚で進学先を選んでしまう人もいます。そして、日本人が苦手とする英語力がネックになるケースもあります。
 

海外進学・国内進学先の妥協

 
得意科目を伸ばしていくか、不得意科目をカバーする学習に取り組むべきか。1カ月に何点延ばせば合格ラインに乗れるのか。基礎強化にどれほどの期間を掛け、過去問に移行するタイミングをいつにするかなど、受験勉強では悩みが絶えません。
 
そして、日本人が苦手意識を抱き克服できずに伸び悩みを感じやすいのが英語という語学です。詰め込み式の暗記学習で試験を対象としてきた英語を勉強してきた日本人は、高い英語力が必要となる大学試験などでは、多くの壁に悩まされることとなります。
 
大学の進学先を選ぶにあたり、将来就きたい職業、成し遂げたい目標に近づける大学であるかどうかを考えながら候補とする大学を選出すると思いますが、成績があまりにも低すぎれば、少しランクを下げた大学先を受験したり、浪人覚悟で第一志望に挑み続ける方というのも少なくありません。
そして、国内大学受験でも英語がネックとなるケースというのはありますが、海外留学を望んでいたとしても英語力が低ければ、とりあえず大学は国内で、大学院は海外留学を行おうといった「とりあえず」で一生に一度の4年間を過ごすという道を選ぶ人も少なくないでしょう。
 

英語という語学の盲点

 
自学自習で勉強を重ね大学受験に挑む方もいるでしょうが、独学では対応しきれずに総合塾や受験対策に特化したスクールに通うなどして準備を行う方もいるでしょう。
そして、日本人が不得意としている英語を誰かに指導してもらい学びを受けるという人も多いと思います。
 
しかし、受験校を相談する時には期間内までに必要な英語力を向上させることは難しいといった返答を受けることも少なくないでしょう。
総合塾や進学塾などでは英語を学び直しする時には初歩的な英語知識の詰まっている中学英語を勉強し、試験対策に特化した詰め込み式暗記型の学習方法で勉強を行うことが多いですが、これでは英語をいくら勉強しても身に付かなかった学校教育の授業と同じ学習の繰り返しで、難しいと感じる英語から抜け出すこともできません。
 
日本語のように英語を自由に組み立て操れるようにするためには、英語の構造や規則といった英語の基礎を知ることが重要です。
しかし英語の本質は教育機関で教わることもなく、英語を教える立場にある講師が学ぶことのなかったため盲点であると言えます。
 
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まとめ

 
英語の本来の役割は言語であり、今は試験で必要かもしれませんが将来的な長い目線で見ていくとコミュニケーションツールとして生きた英語力が必要となります。試験では暗記でどうにかなる部分もありますが、意思疎通を図る手段としては頼りないものです。
そのため、受験の段階から英語の基盤を正しいものに修正して、英語力の底上げを行い、英語力不足で後悔をすることのない進学をすると共に、就活や就労で役立つスキルに変えていきましょう。