滋賀医科大学医学部学士編入の英語試験対策はどうすべき？

滋賀医科大学医学部学士編入の英語試験対策はどうすべき？

 
滋賀県の地域医療への貢献を重視している国立滋賀医科大学。学士編入にあたっては、1次試験で英語の筆記試験があります。「滋賀医科大学医学部学士編入の英語試験対策はどうすべき？」という問題について考えていきましょう。
 

地域医療への貢献を目指す滋賀医科大学

 
1974年に開学した滋賀医科大学は、滋賀県で唯一の医学部です。卒業生の約3分の1が滋賀県内で医療に従事しており、地域貢献の意識の高さがうかがえます。入学間もない頃から地域の医療現場を訪問するなど、地域医療に密着した地域基盤型教育が行われていることも影響しているようです。
 
さらに、1年次の一般教養科目の中で滋賀県の歴史や魅力を学んだり、滋賀県内の卒業生やボランティアの地域住民と交流することで、地域の医療の現状や住民のニーズに対する理解を深める機会も豊富です。
 
もちろん県外からの学生も歓迎されるので、滋賀県に対する愛着を持っていたり、将来滋賀県で医療に携わりたいという人には最適だと言えます。地域医療だけでなく先端医療の研究を志すことも可能で、特にアルツハイマー病などの神経難病研究や、生活習慣病などの疫学研究などに力を入れています。
 

滋賀医科大学医学部学士編入の英語試験

 
滋賀医科大学医学部では第2年次への学士編入試験を実施しています。第1次は学力試験で、科目は総合問題（生物学、物理学、化学、統計学）と外国語（英語）。通過者には第2次試験として小論文と面接を課し、第1次の結果を考慮して総合的に選抜を行います。
 
2020年度、世界医学教育連盟（WFME）基準に基づく医学教育改革の一環でカリキュラムの見直しを行った関係で、試験内容や出題傾向が大幅に変化しました。
総合問題、英語とも、内容はそこまで高度ではなく、高校と大学基礎レベルの出題となっているものの、試験時間に対して問題数が多いようです。英語は文法、長文読解など大問が4つ出題されていますが、時間は1時間しかないので、スピードが重要となります。
マークシート方式なので、TOEFLやTOEICの過去問などを使い、制限時間内にたくさん問題を解くことに慣れておくといいでしょう。
 

まとめ

 
滋賀医科大学の学士編入試験は2020年度に変更されたため、まだ過去のデータが多くありません。現状では基礎をしっかり抑え、外部試験で経験を積むのがおすすめです。
今後さらに変わっていく可能性もあるので、どんな試験にも対応できるような英語力の習得を目指しましょう。