大学受験英語の勉強法
University Entrance Examination Study Tips
こんにちは!
コラムの執筆者の1人、帰国子女入試で東大に入学した井形仁です。
この企画では、帰国子女入試で東大に入学するために準備しなければならないことについて説明しています!
第4回からは、いよいよ後半部に突入。後半部では、PEAK、外国学校卒業学生特別選考の両方に必須の「志望理由書」「面接」「小論文」の対策についてお伝えします。
今回は「志望理由書」の書き方について詳しくご説明します!
① 将来は何をしたいのか?
② なぜ東大のこの科類なのか?
③ 自分はどういう経験をし、そこから何を学んだのか?
まず何よりも、自分の将来の夢、未来へのビジョンを語りましょう。「外交官になりたい」「医者になりたい」なんでもいいです。大学とはすなわち教育を受ける場であり、教育を受ける理由は、自分のやりたいことをできるようになるためです。
将来何をしたいのか、まだ決まっていないという方は、これを機に自分はどのような職業に就くべきか本格的に考え始めるべきです。自分でリサーチを行うのはもちろん、特に周囲の大人の話を聞いたりして参考にしてみるといいですよ。
答えられそうで以外に答えられないのが、この「なぜ東大のこの学部なのか?」※という問題です。「東大が世間一般で最も有名な大学だと思ったから」では面接官は納得しません。
※正確には、1、2年生の間は全員「教養学部前期課程」に所属します。この学部の分類として「文科一類」「理科三類」などの科類が存在し、それぞれの科類で必修科目や特定の学部への行きやすさが異なります。
実際のところ、僕も最初はそれしか言えませんでした(笑)。でも、そこを入り口にしつつ、色々とリサーチしている中で「研究費が充実しているんだな」とか「日本を代表するような優秀な教員の方が多数所属されているんだな」といったことが明らかになってきます。そうした個別具体的な理由を挙げていって、リサーチをしっかり行っていることをアピールして、初めて納得してもらえると考えます。
じゃあ何をリサーチすればいいの?となりますが、リサーチの際の指針となるような「問い」は、以下のいくつかに細分化できます。
① なぜ日本の大学なのか?
② なぜその中でも東大なのか?
③ なぜ東大の中でもその学部なのか?
① →② → ③ と番号を下るにつれ、スケールが絞られていくことに注目してください。①は「国」、②は「大学」、③は「学部」を対象とした問いです。「なぜ?」というのはつまり、「なぜ数ある国・大学・学部からうちを選んだの?」ということなので、必ず他の国・大学・学部と比較した上で、「なぜそれでも日本の東大の〇〇学部なのか」をはっきりとさせる必要があります。
なので、自分に問いかけるべき問いは、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・なぜアメリカやイギリスの大学ではなく、日本に行くことにしたのか
・なぜ日本の大学の中でも東京大学を選んだのか
・なぜ様々な学部の中でも、特に〇〇学部にしたのか
こうした問いに対する答えを、きっちり自分の中で用意すべきでしょう。
この際注意すべきなのは、「自分の用意した答えで自分自身を説得すること」。他人を説得するには、自らのロジックに自分自身が納得していることが不可欠です。もし自分の中で腑に落ちない点があれば、面倒臭がらずに逐一答えを改良していくべきでしょう。
「なぜ東大のこの学部なのか?」という問いに答えられるようになったら、次は「自分はどういう経験をし、そこから何を学んだのか?」ということについて考えましょう。
この問いを考える意義は、大学側に対して自分の「学ぼうとする姿勢」、すなわち「大学に入ってからのポテンシャル」を示せることです。大学側としては当然、成績が良く、研究成果も素晴らしい学生を輩出したいので、入学後もきちんと勉強し、得た知識をちゃんと活用する人を入れたいのです。
帰国生がしばしば悩みがちな点として、面接官に期待されているほど海外でユニークな体験をしていないということが挙げられます。しかし、大事なのは経験そのものではなく、そこから得た学びのユニークさです。月並みな経験でも良いので、自分の価値観や考え方が反映されるようなものをピックアップし、そこから得た学びがいかに今でも自らの役に立っているかを証明しましょう。
・まずは「将来何をしたいのか」を見極める
・次に「なぜ日本の東大の〇〇学部に行きたいのか」を説明できるようにする
・海外体験は、そこからどのような学びを得たのかが大事
・その① 〜入試の種類と求められるもの〜
・その② 〜外国学校卒業学生特別選考について〜
・その③ 〜PEAKの入試について〜
・その④ 〜志望理由書の書き方〜
・その⑤ 〜小論文の書き方〜
・その⑥ 〜面接の準備〜
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