「受動的」「能動的」の違いと現代の英語学習に必要な要素

「受動的」「能動的」の違いと現代の英語学習に必要な要素

 
2020年より取り組まれている教育改革では、受動的な学習から能動的な学習への変化が大きいとされています。この「受動的」「能動的」の違いによって何がかわるのか。そして、現代の英語学習に必要な要素とは何かについてお伝えします。
 

「受動的」「能動的」の違い

 
現代教育において、学生に求められる能力は非常に高いものを期待されています。
英語習得や多様性のある考え方を養う教養など。ひと昔前では考えられないほど、多くの事を理解しなければならないのです。
 
そのため、学校教育の変革を迎えた2020年には、抜本的な学習の見直しが行われていて、受動的であった授業スタイルから能動的な授業スタイルへと変化する運びとなりました。
 
受動的な学習スタイルは、学校の教師が教科書の内容を教え、学生はそれを聞いて理解するといった内容になります。いわば受け身の性質を持った学習です。
 
そして能動的な学習スタイルとは、自身で考え積極的に発言し他者へ働きかけるものになります。従って、自身の意見を他者に伝え、他者の意見を聞き解決策を見いだすといった授業になるため、自己表現が必要となり個を大切にする運びとなります。
 
意欲的に働きかける能動的な学習は、自身という個を作り上げる上ではとても大切な要素となります。また、引っ込み思案で他者とのコミュニケーションが苦手な学生にとってはキツイと感じるかもしれませんが、人生において他者とのかかわりなくして生きていくことは難しいのです。だからこそ、受動的ではなく、能動的な能力を向上させる必要性が生まれてきていると考えられるのです。
 

現代の英語学習に必要な要素

 
学生にとって、英語は大切なコミュニケーションスキルなのでしょうか？
大学進学や就職に役立つスコアを取るための授業の一つなのでしょうか？
 
答えは、自ずと分るでしょう。将来自身が社会に出た際に、英語でコミュニケーションを外国人と行うシーンで困らない英語力が必要であるということが英語のゴールになります。
 
ビジネスシーンや海外旅行など様々なシーンで、英語は必要となります。グローバル時代の現代において、日本でも数多くの外国人の方が生活しています。そして、国内に留まるビジネスだけでは経済の活性化にはならない状況へとなっています。
 
現代に求められている英語とは、他者とのコミュニケーションが行える能動的なスキルとしての英語です。そのことを理解し、英語学習に取り組む必要性があります。従って、英語の単語をいくつ暗記したや文法を覚えたで留めてはいけません。
その覚えた情報を使いこなすまでが英語の本質でもあるのです。話せないことが恥ずかしいと感じるで終わらせてはいけません。失敗して積み重ねて結果を出すことが語学においては重要となります。恐れずに使うこと、伝わることへの喜びへの意識を高めることが英語学習において重要なポイントなのです。
 

まとめ

 
現代の学生にとっては、学習要項の切り替わりの時期で非常に大変と感じるかもしれませんが、受動的な教えだけではグローバルな現代を乗り切るのは非常に困難となります。
人種や宗教に政治などさまざまな考え方を持つ人たちと対話し問題を解決していくことが必要となります。
 
自身を知ってもらい、他者を理解するためにも能動的な行動や多様性のある考え方が大切になるのです。そして、その他者（外国人）と対話するには、英語力の向上は必須条件。英語への取り組み方も、インプットした情報を正しくアウトプットできるように仕上げていかなければならないのです。