英検の勉強法
EIKEN Study Tips
英語習得に向け学習に励む中で発音が悪くても、文法が少し違っても通じるなどの意見を耳にしたり、目にした経験がある方もいることでしょう。英会話で発音が悪くても問題なくスムーズに意思疎通が図れるのか、起こり得るリスクについてお伝えいたします。
英語という語学に対して、多少の文法や発音間違いでも通じるから大丈夫といった意見が散見されます。
確かに英語を第二言語とする日本人がネイティブ英語を意識し過ぎて比較したり、完璧を追い求めたりすることで、発音や文法力に自信がなく、なかなか対話学習に移行できないという学習者も多くいるため、学習者にとって英語という語学が学習段階にあると理解し、多少の発音の悪さや文法間違いは恐れてはいけないという意見は一理あるでしょう。
しかし、発音が悪く文法がめちゃくちゃであればスムーズなコミュニケーションを図ることはできません。多少できなくても大丈夫と割り切ることも大切ですが、能力向上に努めず胡坐をかいているのであれば、ハンドブックを片手に海外旅行をする観光客となんら変わりません。
英語力を武器に就職や海外移住といった目的があるのであれば、間違いは修正していかなければならないのです。また、英語力に欠点があるのにも拘わらず、向き合わないということは、外国人に寄り添い交流することを放棄しているのと同じなのではないでしょうか。
発音学習を蔑ろにするということは、発音が悪くても頑張って聞き取ってください。と言っているようなものであり、相手頼みの英語力は大変失礼なのです。
聞き取る側は音に近しい英単語を脳内から探し、さらに文法から読み取り試行錯誤して解読していかなければなりません。思考を巡らせることで負担もかかりますし、きっと、多分といった予測で解釈していくこととなるため語釈をされてしまうこともあるでしょう。
また、発音知識はスピーキングスキルのイメージが強いですが、正しい音の知識がないとリスニングにも支障をきたします。文字で見ると理解できるけれど音の脱落などの英語特有の音のルールを知らなければ何を言われているのか聞き取れず、英語スクールの講師でなければ聞き取れない英語を毎回文字に起こしてもらうというのは不可能です。
会話をするというのは言葉のキャッチボールです。
しかし、発音知識が低いということは、相手が投げたボールを受け取らず、取りにくい変化球を相手に投げているのと一緒なのです。
極端ではありますが、発音知識を高めないというのは迷惑行為に等しいと言えますので、失敗は学ぶために必要であるというラフな気持ちを持ちつつ、発音の能力向上に向けた英語学習は行っていきましょう。
帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
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