英検の勉強法
EIKEN Study Tips
コロナウイルスの影響によって対面で外国人と交流を図り英語力向上の糧となる学習を気軽に行うことができません。そんな中で需要が高まっているのがネットを利用した勉強法です。今回は、ランゲージエクスチェンジ(言語交換)英語学習方法は有効であるかについてお伝えします。
外国語を学ぶ学習者同士がラインやチャットにスカイプなどを通じて、自身が話せる言語、主に母国語を教え合うことをランゲージエクスチェンジと言います。
日本人は、学校の中間や期末、大学受験にTOEIC試験など、ペーパーテストを対象とした教科としての英語を学び続けて来たためインプット学習を得意としていますが、実践の機会が少なくアウトプットの練習量が足りずに苦手意識を抱きやすく、実際の英会話では言葉に詰まってしまうということが多々あります。
ランゲージエクスチェンジを利用した学習は専用のアプリで簡単にパートナーを見つけることができるため、いきなり外国人が集う場に赴いて話しかけることが苦手、オンライン英会話だけではなく外国人の友人と気軽に学習を行いたい、留学前に現地の習慣や文化といった知識を備えつつ英語力を高めたいといった理由から選択する人もいます。
単語や文法の使い方に間違いがあればチャットで添削してもらったり、ボイスチャットで音声の正誤を判断してもらうなど、英語力の上達に役立てることができますが、基本的な英会話ができることが前提でもあります。
ベーシックな会話を展開することもできずに、めちゃくちゃな文法で相手だよりな会話となれば、添削や修正する方も嫌気がさしてしまいます。
そのため言語交換による学習法は、ネイティブ、ノンネイティブに関わらず日常英会話が話せ、意思疎通が図れるレベルに仕上げてから取り組まなければ、効果的な学習を行うことは難しくなります。
また、相手も英語の講師といった指導方法を熟知しているプロというわけではありません。し、利用する日本人も恐らくプロの指導者でないという方が大半でしょう。
日本語を教える立場となったときに、日本語で説明しても勉強中の言語を相手が理解を示すとは限らず、日常で使用し馴染みある言語となる英語を用いて質問してくるかもしれません。さらに英語にしても日本語にしても母国語というのは感覚で操っている部分が大きいため、正誤判断だけであれば簡単なのですが、なぜそういった文法構築になるのかという説明は互いに難しくもなりますので、学習の質を求めている方は英語学校に通いプロに教わることをオススメします。
実践的なアウトプットを兼ねた学習では、インプット学習を行い、ある程度聞いて理解できる、話すことのできるレベルでないと、どんな学習法で合っても効果は見込めません。
うまくいけば友人となり交流を深めることができ、学習を兼ねた楽しみながらの英語時間として役立てることが可能となりますので、ランゲージエクスチェンジに取り組む時期を見誤らないように注意しましょう。
帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。