苦手な人も多い、記憶にとどめるリテンションを強化する学習法

苦手な人も多い、記憶にとどめるリテンションを強化する学習法

 
さっき聞いたばかりなのに、なぜか記憶に残らない。このような状況は、TOEICやTOEFLといった英語民間試験に英会話でも致命的な問題になります。今回は、苦手な人も多い。記憶にとどめるリテンションを強化するための英語学習方法についてお伝えします。
 

リテンションについて

 
リテンションとは聞き取った英語音声を記憶に留める短期記憶維持のことを指します。
英語試験でのリスニングセクションでは、描写問題などの短文音声だけではなく、英会話の長文音声を聞き、解答することもあるため、聞いた音声を収納しておく記憶力が大切になります。
 
しかし、先ほど聞いたばかりの英語が記憶に残らず、リスニングセクションでスコアが伸び悩む要因となっている方も少なくありません。ですので、記憶維持の妨げになる要因を排除することが大切であり、「記憶に残す」ということに慣れていく学習が必要不可欠となります。
 
リテンション強化のやり方は、フレーズもしくは文をリピーティングする方法になります。
 
英語学習法として人気のシャドーイングでもリスニング力アップにつながる練習を行うことはできますが、コンマ何秒というスピードで後を追いかけるように発音していくシャドーイングよりも、音声が流れた後に発音することになるリピーティングは、記憶維持する時間が長くなるため、記憶力を保つトレーニングになります。
 
ただし、発音や文法の基礎力がなければ音声知覚から意味を理解する状態までに結びつけることが困難となりますので、英語の基礎知識を深める勉強に取り組む必要があります。
 

記憶維持の妨げ要因の改善

 
記憶した情報を長時間保つためには、記憶に留める力だけではなく、なぜ忘れてしまうのか？という部分を洗い出し、改善しなければなりません。
 
英語を聞き取ってから記憶に留めることが出来ない原因として考えられるのが、
・発音・英文法の基礎知識不足
・音をキャッチすることに集中しすぎてしまい内容が残らない
・一度取り込んだものをイメージではなく文字に変換してしまう
・日本語の置き換えによる無駄な工程の関与
などがあげられます。
 
リテンション学習を行う際には、自身の問題点を意識し改善させることが大切です。
 
また、英語力のベースとなる基礎面で躓いている方、暗記力に頼りきりで日本語で操作する英語の捉え方から抜け出せない方は、一度立ち止まり正しい基礎を学ぶ事をお勧めします。
 
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まとめ

 
日本語では簡単な作業であっても、第二言語となる英語では「記憶に残す」ことが大変と感じる方も少なくありません。英語をただ聞き流すだけでは、英語力を向上させることは困難となります。英語という語学の根底にある課題を解消し、英語を記憶に残す学習に取り組み英語力を伸ばすことをオススメします。