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事前学習ありなし。シャドーイング英語学習の効果の違い

2021/10/02

事前学習ありなし。シャドーイング英語学習の効果の違い

 
シャドーイング英語学習方法は、モデル音の後を追いかけるように復唱するというものになりますが、事前に内容を把握してから勉強を始める方法と、事前学習なしで取り組む方法があります。二つの効果の違いを知り、使い分けで上手に英語力向上に活用していきましょう。
 

未習で挑むボトムアップシャドーイングの効果

 
難易度が高くなってしまうため、一度スクリプトやテキストに目を通し、アイシャドーイングや音読にリピーティング学習を経てからシャドーイング学習を行う方法が主流ではありますが、未習状態でいきなりシャドーイングを行うのがボトムアップシャドーイングになります。
 
シャドーイングは、意味理解を一旦置いておき、音に集中し発音を意識した取り組む(プロソディシャドーイング)と、音声化から意味理解を意識する学習(コンテンツシャドーイング)がありますが、ボトムアップシャドーイングではコンテンツシャドーイングを心掛けることがポイントになります。ただし、負担が大きく成果を感じられない場合には、無理することなくプロソディシャドーイングから始めるのも良いでしょう。
 
ボトムアップシャドーイングは、情報のない中、音を聞き取ろう、音から内容を理解しようと一生懸命に集中することになるため、英語力力向上に大きな期待が持てます。
また、事前準備なしというのは英語でのコミュニケーションと同じようなシチュエーションとなるので、実践での負荷を減らし、瞬発力のある英会話トレーニングにもつながり、実践で通用する英語力を養うために必要な課題を洗い出す有効な学習になるのです。
 

既習からのシャドーイングで基礎強化

 
スクリプトやテキストを読み、音読やオーバーラッピングなどで、シャドーイングで使用する教材の知識を事前に取り入れて挑むのがトップダウンシャドーイングになります。
シャドーイングを紹介する記事では、トップダウンシャドーイングが薦められることが多くなります。
未習で挑むのと、既習で取り組むのとでは、やはり要求される英語レベルが異なり、音の聞き取り力や文法力などの基礎が十分でなければボトムアップシャドーイングをこなすのは難しく、効果を得ることが厳しくなります。
そのため、トップダウンシャドーイングで英語力を育ててからのボトムアップシャドーイングでより磨きあげていくのが順序でもあります。
 
難易度が易しくなるとは言え、トップダウンシャドーイングでも音声知覚の強化、文法から英語を捉える自動化を図るための学習として有効になりますので、シャドーイングに不慣れな方、基礎力を高めたい方は、トップダウンシャドーイングから始めましょう。
 

まとめ

 
英会話の実践を想定し実力を知りたいのであればボトムアップシャドーイング。英語回路形成や発音知識を高めるなど、基礎的な英語力強化を図りたいのであれば、トップダウンシャドーイングがオススメです。また、プロソディシャドーイング、コンテンツシャドーイングと2種類の勉強の進め方もありますので、自分のレベルに合った取り組みを行いましょう。

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