英検の勉強法
EIKEN Study Tips
グローバル化する世の中で、学生や社会人に求められるスキルは多く、英語などの語学力とは別に自発的な発言力が大切であるとされています。英語もただ理解できるだけでは求められる力の半分も満たされていません。今回は、英語のコミュニケーションも自身を表現することの重要性についてお伝えします。
英語を話すためには、英語の語彙知識、文法構築能力、音声化するための発音知識が必要となりますが、英語力が関与する以前に、自身が述べたい情報が整理できなければ、英文を構築するという次のプロセスに移行することはできません。
日本人は自身の意見を表現することに苦手意識があり、周囲に意見を求めたり同調表現する考えを持つ傾向があります。
社会で生きていくためには周囲に合わせなければならない。といった考えが大人の中でも根付いており、集団生活で学ぶ学校においても指導する先生たちからの教育を受ける生徒も、集団心理により考え方も似てきます。そして周りと違う表現をしようとすれば、嫌われるという風潮が拭えない状況でもあります。
しかし、視野を広く自由に表現すること、相手の意見を的確に捉え自分の意見を述べることは、学校という狭い社会を抜け出し、国際化するビジネスの現場では重宝されるビジネススキルとされることもあり、個の表現が重要視される傾向に変わりつつあるのです。
そのため、学校教育などでもディベートやディスカッションなど、アクティブラーニングを取り入れ個を育む教育を取り入れる学校も増えています。
こうした教育によるメリットは、自己表現の苦手意識を無くし、他者の意見を聞き入れ、自分の意見と合わせ答えの最適化を目指せるのです。
意見を述べずに飲み込んでしまうことは対立リスク回避などにつながることもあり、日本では同調意見を持って事なかれ主義で貫くこともありますが、海外ではあまり好まれません。
文化や教育の違いもあるでしょうが、意見交換をして歩み寄っていく環境で育った海外の人にとっては、意見を言わないことで自身の考えを持たない人と捉えられれば、面白味がないであったり、ディスカッションをする気がないといった印象を持たれてしまう事でしょう。
そうなれば、友人関係を築くことも難しく、ビジネスであれば商談も上手くまとまらないなどのデメリットに繋がってしまいます。
考えを発信することは相手から求められている状況になりますので、常に心掛けて意見を述べる行動に慣れておくこと、正確に伝えられるように暗記ではない生きた英語力習得に励むことが重要なのです。
友好関係を築く際に、相手の事を知る・自分の事を知ってもらうということは、言語を通して行わなければいけません。しかし、英語が苦手だから話さない、相手に失礼があってはいけないと話さない。これではコミュニケーションは図れません。海外では、集団心理による同調などよりも、個の意見を表現することを重要視することもあります。ケースバイケースにはなりますが、自身の表現が行えなければならない場面で、引いてしまってはデメリットとなる可能性があることを理解し、対処できるだけの語学力を養っておきましょう。
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