英検の勉強法
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翻訳家という職業は聞いたことがあると思いますが、実は、一般に言われる翻訳家というのは英日翻訳家のことで、その他に「日英翻訳家」という職業があります。今回は「日英翻訳家ってなに?どういうスキルが必要?」という話をしていきたいと思います。
翻訳家とはある言語で作成されたコンテンツを別な言語に置き換える職業です。仕事の内容は大きく3つに分かれます。小説・雑誌などを翻訳する「文芸翻訳」、ビジネスで必要とされるマニュアルや契約書などを翻訳する「実務翻訳」、そしてドラマや映画などを翻訳する「映像翻訳」の3つです。いずれも高い言語力と、翻訳する内容に応じた専門知識が求められる大変なお仕事です。
最近は中国語や韓国語の翻訳なども増えてきていますが、やはり最も需要があるのは英語と日本語の翻訳です。英語と日本語の翻訳にも二種類あり、それが「英日」と「日英」です。英日翻訳家とは英語を日本語に訳す翻訳家のことで、例えばハリウッド映画の字幕をつけたり、吹替のセリフを考えたり、海外の小説などを翻訳したりします。
映画字幕の戸田奈津子さん、ハリー・ポッターを翻訳した松岡佑子さんなどが有名です。一般的に翻訳家と言った場合こちらをイメージする人が多いと思います。一方、日英翻訳家とは日本語を英語に訳す翻訳家のことで、いまいち活躍の場が想像つかないかも知れません。こちらは例えば、海外に支店を持ち外国人の労働者を雇っている日本企業で外国人労働者向けに社内文書を英訳したり、海外で人気の高まっている漫画などの日本のサブカルチャーを翻訳したりします。
英日翻訳家は最終的に母国語に直したコンテンツを発信していくのに対し、日英翻訳家は非母国語に直したコンテンツを発信していかなければなりません。これは大変なことです。大変よく勉強している外国人の話す日本語にさえ私たちは違和感を感じてしまうのを思い出してもらえれば、その大変さはわかると思います。日英翻訳家は、英語の母語話者にそのような違和感を与えないように英語を使いこなせなければならないのです。「ただ英語が使える」を超えて「英語を完璧に使いこなせる」を目指す必要があります。LIBERTYの目指している「教養あるエリート層の英語」の修得は、そこへの近道となります。
日英翻訳家とは日本語を英語に翻訳する翻訳家です。日英翻訳家になるために留学経験が欠かせないのは言うまでもありませんが、そこでただ日常会話がこなせるようになっても、プロとして日英翻訳家として活躍するのは難しいでしょう。平均的な英語母語話者以上の英語力を身に付けていく必要があります。
帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
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