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LLMという言葉を聞いたことがあるでしょうか。アメリカや法律関係の仕事に興味を持つ人はぜひ知っておいてほしい言葉です。今回は「LLM留学とは?そのメリットと実現するための手段を解説!」と題して話をしていきます。
LLMとはアメリカのロースクール、日本で言う法科大学院のことを指します。LLMはLL.Mとも表記されます。これは「Master of Laws」の略称だとよく紹介されますが、厳密にはラテン語の「Legum Magister」の省略形です。Legumは英語のLaws(「法」の複数形)にあたるわけですが、ラテン語の省略形のルールとして複数形を省略する場合は頭文字を重ねることになっていますので、LLとなっているわけです。
それはさておき、LLMはアメリカ国外からの留学生を対象として開講されています。1年間のカリキュラムが組まれ、留学生たちはアメリカの法を学ぶことになります。ちなみにアメリカ人が弁護士を目指す場合は4年制大学卒業後にJD(Juris Doctor)という3年間のロースクールに通うことになります。
日本人が1年間のLLM留学をするとどのようなことが可能になるのでしょうか。まず、だれにでもあてはまるメリットは1年間で修士号が取得できるという点(日本では最低2年かかります)、アメリカの法知識や英語力が身に付いて、その後の就職やキャリアアップにつながるという点、海外に質の高い人脈ができるという点でしょう。
また、留学者が日本の法学部の学位を持つ場合は、LLM取得後にアメリカの司法試験を受験することが可能になります。
注意しなければならないのは、アメリカでは州ごとに司法試験が行われており、LLMを修了しても日本人が司法試験を受験できるのはニューヨーク州、カリフォルニア州、ジョージア州、ワシントン州、ウィスコンシン州の5つの州に限られ、また受験要件なども州によって異なるということです。
これらの州に限り、日本人でも司法試験を受け裁判官、弁護士、検察官を目指すことができます。そもそも日本で、すでに弁護士や官僚として活躍している人であれば、LLM取得後に日本に帰国しても、得た知見を生かして任される仕事の質が変わってくるというメリットもあります。
LLM留学の際にはなんらかの英語力測定テストの結果の提出を求められます。最も一般的なのはTOEFL iBTです。TOEFL iBTは120点が満点のテストですが、LLM留学をするとなると100点が合格ラインと言われています。それだけでなく、留学中も超一流の人たちの中で学ぶわけですから、そのような人たちを相手にしても恥ずかしくないような高度な英語力も必要になります。LIBERTYの英語学習のゴールは「エリートの英語」であり、まさにそのような需要に応えています。
LLMとはアメリカに設置されているロースクールで、アメリカの法を1年間で学びます。多くのメリットがありますが、留学には高度な英語力が求められますので、しっかりとした対策が肝要です。
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