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英語後進国ニッポン再論 一体、だれのせい?ますます拡がる世界との格差

2014/08/01

かつて経済学者のヨーゼフシュンペーター氏は =創造的破壊=という言葉で、経済発展というのは新たに効率的な方法が生み出されば、それと同時に古い非効率的な方法が駆逐されて行く、と唱えました。新しいより効率的なものが生み出される為には一連の新陳代謝が不可欠ですが日本の英語教育に果たして今までに、新たな日本の英語教育をもたらす程の創造的破壊が有ったでしょうか。

最近、TOEFLを大学入試や国家公務員試験に取り入れようとする動きが有ります。わたしはこの動きには大賛成です!ところが、この動きに対して、英語教育者の間でも否定的な態度、意見が目立ちます。しかもほとんどが聞くに堪えない、反対の為の反対に過ぎないものばかりです。曰く、日本の英語教育を破壊するものだ、と。最も問題なのは誰もが認める改革の為に必要な方法論を欠いていることなのですが、それによって無味乾燥な机上の空論と化している事です。

私見では、今必要とされる事は、唯一、国際語としての英語=Lingua Francaを如何に最短でしかも完璧にマスターする事であり、その為の最適方法論の一つとしてTOEFL、TOEICが学ぶ必要が有るという積極的な視点なのです。議論されるべき問題はいかにして革新的かつ実効的な英語教育の方法を最短で最も確実に提示できるかどうかに有ります。

Libertyは過去20年以上に渡り、唯一無二の藤川メソッドグラマーテーブルという革新、新機軸によって 教養ある英米人がマスターしている英語を最短でしかも最も完璧に理解した上で、TOEFLやTOEICのスコアーを圧倒的な高いレベルにまで上げるお手伝いをして参りました。

 

英語後進国再論 E.O.ライシャワー氏の諫言

 知日家であり親日家でもあった元駐日大使、ハーバード大学教授のE.O.ライシャワー氏の日本人論は私が慶応大学在学中に最も影響を受けたものの一つでした。

氏のときとして辛辣なしかし愛情深い諫言によって私の英語力をさらに完璧なものにしようと鼓舞されると同時に、何故、優秀なはずの日本人の大半が英語を難しいと感じマスターできないのか,どうすれば日本人が完璧な英語力を身につけることができるのだろうか等等、日本の英語教育について様々な疑問を感じるようになりました。氏は以下のような何冊もの日本,および日本人論を書かれています。

The Japanese/ the Japanese Today/ Japan past & present /The meaning of Internationalization etc .

その中のThe Japanese という著書の中で -language- という章を特別に設け以下のように述べておられます。

Despite the huge amount of effort put into the teaching of English in Japan, the results are extremely meager…. While almost all Japanese have studied English in school , few can even read English with sufficient speed and accuracy to make English reading more than a painful process of decipherment.

This is a sorry state of affairs for a country so great in economic size and so overwhelmingly dependent on its international relations.

 

氏は日本および日本人にとって国際語としての英語をマスターすることは世界経済の牽引役であり貿易立国である日本にとって避けて通れない緊急の課題の一つだと認識され憂慮されていたのですが、何故、日本人が英語をマスターできないか、という質問に対しては、順序立てて解りやすく説明していますが、ではどうすれば良いのかという問題に対しては、ただ教え方に問題があると、指摘するにとどまっています。

ライシャワー氏がこのことに言及してから既に数十年が経ちましたが果たして日本は氏が指摘された状況を打破できたでしょうか。 残念ながら答えはNOと言わざるを得ません。日本における英語教育はほとんど改善されていないのです。

私は、その後、コロンビア大学の大学院でTESOL(英語教授法)を学ぶ事となりますが、その際、最も影響を受けたのは教える側の心的態度に関するものでした。中でもジョンファンズロー教授のTRY THE OPPOSITE by WEARING DIFFERENT GLASSESということばでした。

氏は英語教師たるもの、常識にとらわれる事なく常に新しい眼鏡をかけて、違う眼鏡をかけて今までとは違った世界をみる努力を怠ってはならない、つまり今までの英語教育にとらわれることなく全く違った視点、または原点から英語教育を見つめ直すという発想こそが大切であると、力説されました。上述のジョゼフシュンペーター氏の言う革新/innovationが正しく英語教育にも必要であるとおっしゃっていたと、言い換える事もできます。

私は過去20年以上にわたり英語を教えさせていただく機会を持ちました。その中の多くは東大、京大、慶応、早稲田大学などの大学、大学院受験生、又ETS主宰のTOEFL、TOEIC、SAT、GRE、GMAT等のスコアーを飛躍的に伸ばして留学しようと希望する名門大学在学生並びに卒業生です。更にはTOEICスコアーを飛躍的に伸ばしたいとする現役の中学、高校の英語教師の方々、又、職務上、完璧な英語力を求める総務省,文部科学省、財務省等のエリート官僚、商社マン、帰国子女の方々に至る迄、一般にいわゆるエリートと呼ばれる方々です。

英語指導者としての経験から結論として確実に言えることは、そうした彼等でさえ、日本人英語(Japanese English)と教養ある英米人が身に付けている本物の英語(Perfect English)との違い、言い換えれば盲点(scotoma)の存在に気付くことなく英語力の伸び悩みの問題を抱えています。

ところが、彼らは一律に、私が作り出したGrammar Tableをナビゲーション(NAVI)として教養ある英米人の完璧な英語とのgap、scotomaの存在を理解し、それらを全て克服することによって信じられない短時日で、しかも完璧に本物の英語力を身につけてしまいます。

その結果、当然の結果として、国内外の名門大学、大学院受験、更にはTOEFLやTOEIC、SAT、等々の様々な試験で奇跡的な成果を得られています。つまり、学習の方法さえ誤らなければ必ず英語はマスターできるということなのです。今まで英語学習に費やされてきた多くの時間が無駄に終わることもなくなります。

ライシャワー氏が述べた、可哀想な程に英語が出来ない日本人、という有り難くないレッテルと決別し多くの日本人が国際語(lingua franca)としての英語を第二言語として読めて、聞けるだけでなく教養ある英米人と同じレベルで正確に話し、書ける日が1日も早く現出することを使命とし今後もエリート教育に邁進して参ります。

日本が教養ある英米人の完璧な英語力を身に付けたバイリンガルな日本人で覆い尽くされるその日を夢見て!

Yasuhiro  Fujikawa:LIBERTY代表

 

帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
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