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前回のあらすじ
LIBERTY ENGLISH ACADEMYの体験授業に潜入させてもらった帰国子女東大生の井形 仁。
しかし、そこで聞いたのは日本人の英語に関する考え方を根本的に変えようとする藤川先生の言葉。
僕が読んだことのないKiplingを引用し、「Verb = 動詞」という幻想を崩壊させてくる藤川先生に、タジタジする帰国子女(笑)。
すでに色々とびっくりしているわけですが、これでもまだ本題に入っていないというのです・・・
第3回となる今回は、いよいよ英語のVerbの役割について藤川先生がご解説されます!
「英語はVerbが9割」
「皆さん、英語のVerbと日本語の英語の違いってどれくらいあると思いますか?」
「実は、英語におけるVerbは、他の全てを決定づける非常に重要な要素。『Verbは英語の9割』と言っても過言ではないのです。なぜなら、Verbは単に動作を表すに留まらず、実に様々な機能を果たしているからです」
「一方、日本語における動詞はどうでしょうか。動作を表すのはもちろんですが、それだけです。『動作を表す機能』しかないのです。せいぜい『動詞は日本語の3割』といったところでしょうか」
これには僕もなるほど、となります。英語のVerbには「助動詞」や「動名詞」のように、様々な形態が存在し、英語という言語そのものを司る大切な要素なのだということでしょう。
「みなさん、Verbの語源はご存知ですか。Verbは、ラテン語のVerbumという言葉から来ています。Verbumは『言葉』を意味します。『動詞』ではなく『言葉』です。即ち、英語にとってVerbは『言葉』そのものなのです」
ホワイトボードに「Verb = Language = English」と書きながら、藤川先生はそう言いました。しかしこれだけではありません。「=」の鎖で繋がれた3つの単語のすぐ隣にまた「=」が入り、更なる1語が書き加えられます。
「Syntax」
Syntax。文の構造。それが重要だというのです。
「Syntaxは、正に英語のDNAです。英語は歴史を下るにつれその姿を様々に変えてきましたが、そのsyntax、即ち『語順』は、インド・ヨーロッパ祖語のものを受け継いできました」
「私が日本人の英語を特別にBroken Englishと呼ぶ理由もここにあります。イギリスと海峡ひとつ挟んだ向こうの、ヨーロッパ大陸の人たちの英語は、たとえネイティブでなくともBrokenとまではいきません。それはなぜかというと、彼らはインド・ヨーロッパ祖語のsyntax = 語順を共有しているからです。このため、彼らは日本人と比べて英語を学ぶ際にそこまでの無理を強いられません。根本のところは似ているからです」
「日本人の場合は、そうはいきません。まずsyntax = 語順が全く異なるのです。Syntaxの感覚がうまくつかめないと、常に1語ごとの属性を考えながら文章を組み立てることになります。しかし、そんなやり方では『英語がスラスラと話せる』なんていうのは『夢のまた夢』です」
「だから、皆さんにこの体験授業でまず覚えて帰ってもらいたいのは『Verb = Language = English = Syntax』だということなんです」
なるほど、ここまでsyntaxの重要性を強く考えさせられることはなかったなあ、という感じです。多分、僕自身の「感覚的に英語を扱っている」感覚も、知らず知らずの内にsyntax = 語順を頭の中に刷り込まれていったからこそなんでしょうね。
次回はこの体験談シリーズの最終回です。いよいよその輪郭が現れてきた藤川メソッド。LIBERTY ENGLISH ACADEMYで学ぶことは一体何なのか。その内容が明らかになります!
「半年でTOEFL100点を取りたい」
藤川メソッドグラマーテーブルを学べば、英語の仕組みを根本から理解することが可能。
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