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TOEFL試験の変更で要求される英語レベルは変わる?

2024/02/01

TOEFL試験の変更で要求される英語レベルは変わる?

 
2023年の7月よりTOEFL iBTの民間英語試験の内容に変更が加わりました。試験時間が短縮されたことで、受験者の負担が減ったと言われています。今回は、TOEFL試験の変更で要求される英語レベルは変わる?についてお伝えします。
 

TOEFL試験の変更箇所

 
TOEFL試験において変更された箇所は以下の点になります。
 
【Reading】
・パッセージの数:3~4つ→2つ
・試験時間:54分~72分→35分
 
【Listening】
・設問数:28~39問→28問
・試験時間:41~57分→36分
 
【Speaking】
・試験時間:17分→16分
 
【Writing】
出題形式:Independent task 1問(30分)/Integrated tasks 3問(20分)
→Academic Discussion task 1問(10分)/ Integrated tasks 1問(20分)
 
休憩時間が無くなったものの、ダミー問題が廃止されたことにより、受験者の負担は軽減され、拘束時間も約3時間から約2時間へと変わることで、集中力が維持しやすくなったと言えます。
 

求められる英語レベルは変わる?

 
TOEFL試験に変更が入ったことで、試験に必要となる英語レベルが大きく変わることはなく、アカデミックな英語力が要求されます。
 
しかし、リーディングセクションにおいて、問題数は減りましたが、満点スコアは変わらないため、1問あたりの配点が高くなったと考えられます。間違えてしまうことで、大きなスコアダウンにつながってしまうため、難しい問題でも正確に読み解いていかなければなりません。
また、ライティングセクションではリーディング量が増え、Academic Discussion taskでは教授と学生のやり取りを読み解き解答していくことになりますが、語彙や文法の誤りがないというだけではなく、適切な説明、詳細な具体例が求められ、的確で慣用的な表現も評価基準となります。
自身の意見をまとめ、理由を詳細に説明できる力と、正確に伝えられるほどの高い英語力が必要となります。
 

まとめ

 
TOEFL試験の内容が一部変更になりましたが、英語レベルが大きく変わったということはありません。ただし、リーディング量が増えたため、スムーズに英語を読む力が必要となり、合わせて長文から内容を読み取る読解力も重要なポイントとなります。
 
また、ライティングセクションでは10分という短い時間で文章を読み、自分の意見をまとめあげなくてはなりませんので、試験だけを見据えた英語力ではなく、実践でも使いこなすことのできる生きた英語力は必須と言えます。

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