TOEFL iBTテストとIELTSテストの違いを解説

TOEFL iBTテストとIELTSテストの違いを解説

海外留学や移住など目的にあった英語力を証明するTOEFL iBTやIELTSなどの英語検定試験。このような英語検定試験は、国際基準の英語力を測定するための試験です。今回は、その中でも国際的な評価の高いTOEFL iBTテストとIELTSテストの違いについて解説します。

TOEFL iBTとIELTSについて

TOEFL iBTとは、Test of English as a Foreign Language の略。

アメリカを拠点にする非営利テスト開発機関ETS（Educational Testing Service）が運営する試験です。

テスト内容は、大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な【Listening・Reading・Speaking・Writing】の4つのセクションからなり、それぞれのセクションが30点満点の合計120点満点のテストです。指定されたテストセンターでパソコンを使って受験し、試験問題はインターネットを通じて配信されます。

海外の大学へ留学を目指す人が主な対象ですが、国内大学入試テストでの英語科目の試験免除などハイスコアで得られる価値は低くありません。試験内容は、日常会話を行うだけでなく、専門的な知識も必要とされるので複合的な解答が求められます。試験時間も長時間になり、テストに取り組む集中力も必要とされ、日本の学生にとってもハードルの高い試験だと言えます。

IELTSとは、International English Language Testing Systemの略。

ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル（英国文化振興会）、IDP Educationによって協同で運営される試験です。

イギリス、アメリカ、オーストラリアなど世界140カ国、約3,000の教育機関・国際機関・政府機関が採用し、年間140万人が受験する、世界的に認められた英語運用能力試験です。

テスト内容は、こちらも【Listening・Reading・Speaking・Writing】の4技能。

アカデミック・モジュール、ジェネラル・トレーニング・モジュールのどちらかを選んで受けることになります。

留学希望の方はアカデミック・モジュールを受験し、外国人の永住権やビザ取得のために英語レベルを求められる方はジェネラル・トレーニング・モジュールを受験します。

オーバーオール・バンドスコアで示されるのがIELTSの特徴で、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのパートがそれぞれ0.5刻み（中間0.25や0.75などの場合は切り上げ）のバンドスコア示され、その総合評価としてオーバーオール・バンドスコアが与えられるようになっています。

TOEFL iBTとIELTSの違い

TOEFL iBTは、文章を読み説明やレクチャーを聞き、出題される問題の解答を整理して文章で回答する複合的なテストになります。実際の留学生活の授業や日常生活で必要な英語力が問われるため、TOEFLの中でも難易度が高い形式とされています。

一方の、IELTSには複合形式の問題はなく、各モジュールで求められる技能は決まっているので、難易度がTOEFL iBTよりも低いとされています。

約4時間あるTOEFLの試験時間と違い、IELTSは試験時間が3時間未満と短めで済みます。ただしSpeakingは、他のパートのテストと同日もしくは前後1週間以内に実施されるのでIELTSのSpeakingでは多少の待ち時間もあります。

また、TOEFL iBTはパソコンで試験を行いますが、IELTSは筆記形式なので単純な単語のスペルミスなどケアレスミスが起こりやすい傾向が強く見られます。

そして、Speakingテストが二つの試験でもっとも大きな違いがあります。

TOEFLではコンピューター相手に試験を行うため、喋った内容が録音され、短時間で答えをまとめて話すことが求められています。コンピューター相手であること、また制限時間内で答えをまとめなければならないことに多くの方が苦労します。

IELTSは対人での一対一の面接型となり、聞き逃したとしても聞き直せる環境ですので、慌てずに答えられるという特徴があります。

まとめ

TOEFL iBTでもIELTSでも、英語の4技能を駆使して回答しなければならないため、語彙力やCritical Thinkingに裏付けられたアカデミックな英語力が必要となります。

学生だけでなく日本人には、とても難しい試験でスコアアップに多くの方が苦労します。

LIBERTYには英語力そのものを高めるメソッドがあるため、TOEFLでもIELTSでも関係なく高スコアを達成することができます。また、単なる試験対策の英語ではないため、実際に海外の大学や大学院に進学されてからも英語に苦労しない英語力を習得できます。海外への留学をお考えであればLIBERTYで英語を学ぶことを検討してみてはいかがでしょうか？