企業が図る人材育成・英語習得。英語研修も多様化する時代へ

企業が図る人材育成・英語習得。英語研修も多様化する時代へ

 
国際社会で企業も海外展開や海外シェア獲得に目を向けるようになり、それに伴いグローバル社会で活躍できる人材育成、特に社員の英語習得や英語力向上を図る企業も増えました。そして英語研修も多様化しているためメリット・デメリットについて知っておきましょう。
 

英語研修の多様化について

 
英語研修といえば語学学校の講師が派遣という形で職場に赴き、一斉に社員に教えるというスタイルが一般的ではありましたが、ニーズが多様化したことで英語研修も様々な形で提供されています。
 
部署が同じであっても勤務時間が異なり、現在のコロナ禍ではリモートワークで働く社員も増えています。一同が研修のために同時刻に会社に集うということは難しく、オンラインでの英会話やeラーニングといった形で時間や場所を選ぶことのない研修方法も需要が高まっています。また、相性が良い英語学習方法は個々で異なり、研修手段を自身で選べるというのは効率よく英語力向上を図ることができるため、研修担当者は社員が選べるようにいくつか研修方法を用意しておくことも考えてみてはいかがでしょう。
 

英語研修のスタイルの特徴

 
社内に講師を招くスタイルではグループ型の英語学習が一般的です。
開催頻度は週1程度となるため、個人でプラスして英語学習を行わなければ英語力向上は期待できませんし、急な仕事が入ることで欠席者が出てしまうことも考えなければなりません。しかし、同部署内でグループ分けをし切磋琢磨する環境を作り出すことに成功すれば英語力アップに作用すると言えます。
 
手が空いた時間に取り組めるeラーニング型の英語研修では、コンテンツが豊富なためTOEIC試験に向けた対策や、Listening／Speaking／Reading／Writingから強化したいスキルを選択して受講することが出来ます。ただし機械相手の学習となるため、ビジネスにおいて必要となる対話スキルとしての英語力は磨かれません。

企業が費用を負担し個々で英会話や英語学校を選ぶスタイルは、自宅でのオンライン英会話、英語学校への通学など選ぶことができるため相性の良い英語学校・学習方法で取り組むことができ、時間の融通がきくなどのメリットがあります。また、英語スクールの特徴も様々ですので、グループレッスン、マンツーマンレッスン。コーチング型と自分が英語学習を継続させ習得を目指せる方法を選べるため、学校の特色、コースの特徴など事前リサーチは必ず行う必要があります。
 

まとめ

 
働き方の多様化により、英語研修もニーズに合った方法が提供されるようになっています。
英語学習に時間が割けない人材のためだけではなく、英語学習の一歩を踏み出せない人のために触れる機会を作り「英語を身に付けたい」という気持ちを呼び起こす役割もありますので、海外を意識した事業拡大を図る企業は企業形態に合った英語研修を取り入れていくと良いでしょう。