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OET(医療英語試験)の試験概要や突破のための対策を解説

2022/02/01

OET(医療英語試験)の試験概要や突破のための対策を解説

 
医学や看護の知識は世界共通ですので、既に日本で医療に従事している方は、英語さえ身に付けられれば、活躍の場が大きく広がります。今回は「OET(医療英語試験)の試験概要や突破のための対策を解説」と題して話をしていこうと思います。
 

OETとは

 
OETとはOccupational English Testの略で、英語が母語でない医療従事者向けの英語試験です。試験では、実際に海外の医療現場で働けるだけの英語力があるのかを測定されます。そのため、試験問題は医療関係の単語を多く含み、医療関連のトピックが扱われたり、実際の医療現場でのコミュニケーションが想定されたりしています。英語の4技能全てがテストされ、リスニングが40分、リーディングが60分、スピーキングが20分、ライティングが45分となっています。点数は各セクション500点満点です。
 

OETの難易度は?

 
海外で実際に医療に従事するビザの取得に必要な点数は、全てのセクションで500点満点中350点以上です。これはTOEFLに換算すると100点(120点満点)に相当します。海外の4年制大学に留学する際に求められるTOEFLのスコアが80点や90点であることを考えても、非常に難しいことがわかります。
 

合格点をとるだけでは不十分

 
OETは医療英語ですので、受験者は海外の医療現場で働くことを想定していることでしょう。日本の医学部を考えて頂ければわかると思いますが、およそどの国でも医療従事者というのは相当な勉強を積んできたエリート集団です。海外の医療現場で働くということは、母語話者でさえもしり込みしてしまうようなエリートたちと、母語話者でない身の上でコミュニケーションをとっていかなければならないということです。当然求められる英語は、正確で、素早く、表現豊かでなければいけません。
 

OETの対策

 
OETではTOEFL同様英語の4技能が問われますので、どの領域もハイレベルでなければなりません。TOEFLの勉強と異なるのは、TOEFLはアカデミックなシーンでの使用を想定した語彙・問題構成であるのに対し、OETは医療現場での使用を想定しているということです。
 
医療関係の単語の学習に力を入れつつ、4技能をバランスよく伸ばしましょう。LIBERTYの英語教育は、4技能をつなぐ「コア」から学習が始まります。英語と日本語の根本的な構造の違いから目を背けずに、「まず英語を日本語として捉える」という姿勢を捨て、はじめから英語を英語として捉えていくことで、高度な英語を身に付けさせるのです。
 

まとめ

 
OETは医療英語の試験です。海外で働きたい医療従事者が受けます。受験に際しても、実際の海外での就労に際しても、非常に高い英語力が求められますので、並みの対策では突破は難しいでしょう。

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