グローバル環境で求められるビジネス英語の習得ロードマップ

グローバル環境で求められるビジネス英語の習得ロードマップ

 
今までは英語スキルというのは一括りにされていましたが、国際社会となり英語の運用能力とビジネススキルが合わさった総合的な力が評価されるようになってきています。今回はグローバル環境で求められるビジネス英語の習得ロードマップについてお伝えします。
 

英語力の3つのステップ

 
英語をマスターするという域に達するまでには、ステージを大きく3つに分けることが出来ます。
 
最初は、中学や高校で習う英語の範囲となる基礎知識です。
この段階で躓いてしまう学生や社会人も多いですが、基礎力がなければ理解が追い付かず応用を利かせた英語を操ることはできないため、英語を習得するためには重要なステップとなります。
 
そして、次に突破しなければならないのが発音・スピードの壁になります。
日本語にはない音を使用する英語の発音を難しいと感じる人が多い状況です。
音を聞き取るためには慣れが必要となるため、反復した勉強を重ねなければなりませんが、試験で使用されるゆっくりと丁寧に話される音声と、実際にネイティブが話す音声にはスピードの違いもあります。実践で役立つトレーニングを重ねたい場合には、試験から離れリアルな英語を学習教材として活用する必要があります。
 
そして最後は誰しも目標としているコミュニケーションスキルとして活きる英語力です。
意思疎通を可能とするツールに仕上げることが、仕事で活きる英語力の最低ラインでもあります。そして、グローバル環境で求められるのは、さらに上のステージになります。
 

英語力前提の知識と経験

 
ビジネスにおいて、英語力の最終ステップでもあるコミュニケーションを図ることのできる英語力は当然ながら必要になりますが、さらに公共教育ではイメージが付きにくい異文化理解、マナーや国のルールといったものも外せない知識と経験になります。
 
また、ビジネス英会話において、ディスカッションやディベート、プレゼンテーションやスピーチを行える英語力が求められます。議題となるトピックに対する英語での理解力、自分の意見を分かりやすく正確に伝える力、シーンに合った語彙の選択、相手の文化を理解し配慮ある会話といった、英語力がある前提でのビジネススキルが要求されることになるのです。
 

まとめ

 
小学校の英語必修化により、英語に触れる機会というのは増えましたが、その他スキルに関しては自らが行動しなければ得られません。
ビジネスで英語を活かしたいと考える人は、英語習得のさらに先を目標とした知識と経験を意識しなければならないのです。